備 忘 録"

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080130 韓国新政権 大臣不在の事態にも

2012-06-27 21:36:19 | 韓国

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’08/01/30の朝刊記事から

韓国新政権 大臣不在の事態にも
省庁再編で現政権と対立


【ソウル29日井田哲一】韓国の李明博次期大統領の政権引き継ぎ委員会が策定した省庁再編案をめぐって、盧武鉉現政権との対立が激化している。再編に反対の盧大統領が関連法案に拒否権を行使した場合、各省庁の大臣が不在のまま、2月25日に新政権が発足する異例の事態となる可能性もあり、韓国メディアは盧大統領の姿勢に批判を強めている。

盧大統領は28日、同委の再編案について緊急会見で「現政権がつくり上げた哲学と価値を壊すもの」と痛烈に批判、関連法案が国会を通過した場合、法案に署名しない考えを示した。

韓国紙は29日、盧大統領の発言を一斉に取り上げ、「拒否権行使は大統領選の民意を冒涜するものだ」(東亜日報)「盧大統領は独善的な考えを捨てるべきだ」(京郷新聞)などと批判的に報じた。

同委の李東官(イドングァン)報道官は28日、「去る大統領が、なぜ新政権の発足を邪魔するのか分からない」と困惑した様子をみせた。

盧政権の与党、大統合民主新党でさえ、盧大統領の発言には冷淡だ。同党の孫鶴圭(ソンハクキュ)代表は28日、韓国紙とのインタビューで「国会での論議を尊重すべきだ」との立場を明らかにした。

盧大統領が拒否権を行使した場合、李氏側には「有効な手だてがない」(同委関係者)のが実情。東亜日報によると、李氏は28日の盧大統領の会見直後、側近と対応策を検討。①盧大統領に対する攻撃を控える②民主新党を説得するーことを確認し、法案の修正を含め柔軟に対応する姿勢を示し始めている。




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080129 パソコンで新物質発見

2012-06-27 20:45:12 | 技術

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’08/01/29の朝刊記事から

パソコンで新物質発見
京大、スズ酸化物で


原子の振る舞いをパソコンで仮想的に再現することで、これまで知られていなかった新たな2種類のスズ酸化物の合成が可能なことを、京都大の田中功教授らが突き止めた。2月1日付の米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズに発表する。

産業応用を目的とした新物質探しは、勘や経験を頼りに合成してみるのが主流だが、今回の手法を使えば手間を大幅に省略できる。田中教授は「計算科学の新たな可能性を示せた」としている。

田中教授らは、電子の動きを通じて原子の振る舞いを予測するプログラムを作成。パソコン約50台を使い、スズと酸素の原子がどのようにつながるかを2カ月かけて計算した。その結果、既存の酸化物のほかに「三酸化二スズ」「四酸化三スズ」の2種類が安定して存在できることを突き止めた。田中教授は「合成できれば安価な半導体が作れるかもしれない」と話している。

財団法人ファインセラミックスセンター(名古屋市)との共同研究。


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080129 元時津風親方逮捕へ

2012-06-20 21:56:33 | 社会

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’08/01/29の朝刊記事から

元時津風親方逮捕へ
力士急死、傷害致死容疑で 愛知県警


大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山(ときたいざん)=当時(17)、本名斎藤俊(たかし)さん=が昨年6月に愛知県犬山市で稽古後に急死した問題で、県警捜査1課と犬山署は28日、制裁目的の暴行などで斎藤さんを死亡させたとして、傷害致死の疑いで山本順一・元時津風親方(57)=元小結双津竜、室蘭市出身、昨年10月に解雇処分=と,部屋の兄弟子少なくとも3人を2月に逮捕する方針を固めた。

名古屋大に依頼した死因の再鑑定は大筋でまとまり「一連の暴行が死因になった」と結論付けているといい、県警は近く名古屋地検と最終協議に入る。相撲界を揺るがした力士急死問題は刑事事件に発展する見通しとなった。

調べでは、元親方は昨年6月25日夜、犬山市の時津風部屋で斎藤さんの額などをビール瓶で殴打。兄弟子に「おまえらもやってやれ」と命じ、兄弟子3人が約30分間、金属バットなどで暴行した。

元親方と、前日の暴行に加わった2人を含む兄弟子5人は翌26日、稽古場で通常5分程度のぶつかり稽古を30分以上続け、斎藤さんを死亡させた疑いが持たれている。

再鑑定では、強い打撃を受け半日以上経過すると血中に蓄積、一定以上で心停止などを引き起こすカリウムに着目した。

力士急死問題と相撲協会
時津風部屋の序ノ口力士時太山=当時(17)、本名斎藤俊さん=が名古屋場所前の昨年6月25日、愛知県犬山市で部屋からの逃走を理由に元時津風親方や兄弟子から暴行を受け、翌26日、稽古場で兄弟子によるぶつかり稽古直後に意識を失い死亡した。新潟大の鑑定で、外部からの暴行による多発外傷性ショックによる死亡と判明。愛知県警は11月、遺体の組織片を名古屋大に再鑑定依頼し捜査。日本相撲協会は10月、元親方を解雇処分にした。協会は再発防止検討委員会を設け、稽古の行き過ぎをチェックしている。






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080129 タイ 新首相にサマク氏

2012-06-20 20:17:52 | 政治

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’08/01/29の朝刊記事から

タイ 新首相にサマク氏
6党連立政権が発足へ


【シンガポール28日勝木晃之郎】タイ下院(定数480)は28日、昨年12月の総選挙で233議席を獲得して第1党となったタクシン元首相派、「国民の力党」のサマク党首を新首相に選出した。プミポン国王の承認を経て、首相に正式就任する。サマク氏は同日、組閣作業に着手、2月上旬までに6党による連立政権が発足する。2006年9月の軍クーデター以来、1年5ヶ月ぶりに民政に完全復帰する。

新政権は、クーデターで失脚、事実上の亡命状態にあるタクシン氏の強い影響を受けそうだ。サマク氏は首相指名選挙で下院議員の過半数を上回る310人の支持を集め第2党の民主党が推すアピシット党首の支持者163人を上回った。

国民の力党は、選挙法違反の罪で解党処分を受けたタクシン氏の旧与党、タイ愛国党の党員の多くがくら替えした政党。サマク氏もタクシン氏の要請で党首に就任した。総選挙で議席を獲得した7党のうち、民主党を除く6党が国民の力党を軸とした連立政権参加を決め、議席の3分の2近くを占める勢力になる。サマク新首相は、政治活動を5年間禁じられたタクシン氏ら旧愛国党幹部の恩赦を公約に掲げている。汚職容疑で起訴され、裁判所に出廷するため5月に帰国する予定の同氏の処遇をめぐり、新政権が対応を誤れば、国民の強い反発を受けるのは必至だ。



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080128 外国語学習 流暢さより心に響く会話を

2012-06-17 11:19:03 | 評論

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’08/01/28の朝刊記事から

外国語学習 流暢さより心に響く会話を    タレント イーデス・ハンソン

日本人が外国語を習う必要性を感じたのは、昨日や今日の話ではない。

飛鳥から平安にかけて、十数回にわたり毎回数百人の公式使節が唐へ派遣された。大陸の情勢や先進的な文物を学ぶため、遣唐使は唐の言葉を猛勉強したはずだ。また鎖国下の江戸時代に長崎の出島では、オランダ語が必要となった。さらに幕末から明治にかけても、西欧諸国の知識や技術獲得を目的に日本人は次々と出かけたが、そのときにも相手国の言葉の習得が前提条件だった。しかし、どの時代であれ、外国語の勉強ができたのは、ごく限られた人たちだけ。

第二次大戦前から高等教育の過程に英語があったとはいえ、義務教育と関係なく、いつでもどこでも、猫も杓子も学べる便利さは、終戦後の高度成長に合わせて広まったことだと記憶している。生活が少しずつ楽になり、旅行や留学の機会、企業の海外進出も増え、外国語、殊に話し言葉を習いたい人が急増した。

私が来日した1960年には、そういった強烈な願望があるのに、商売として全国に展開した外国語学校は身近になかった。だから、語学教育者の訓練や素養がなくても、外国人でさえあれば簡単に英会話の教師になれた。かなり疑問を感じながらも、私だってそれで生計を立てられた時期があった。

何を伝えるか
教えたのは、大学生や大学教授、大阪市役所の有志たち、とある良家の若奥さま、いくつかの企業では社員の自発的なグループなど、高学歴で実に多彩な顔ぶれだった。しかし目的や動機はさまざまなのに、「学校で何年も勉強したのに、会話ができない」というのが、共通の切実な悩みでした。その解消に長年役立ったきたのは、昨年経営が左前になったNOVAのような外国語学校だった。

NOVAの行き詰まりで起きた受講料の返還不能、給与不払いや突然の解雇の諸問題以外にも、とても気になるのは、将来、外国人講師たちがこの苦い思い出を本国に持ち帰ること。例えば外国人にとって日本の労働環境が悪く、不当な扱いを受けても適切な補償も救済も期待できないと言われるかも。身内や経験者の話には説得力があるから、ダメージは深くて大きい。首相が外遊先でキャッチボールをやったくらいで(中国の次はどこ?)そうした草の根の不評を修復できるかしら。

まァ、飛鳥でも平成でも、雄弁家になるには教室で行う外国語の授業はホンの出発点にしかすぎない。もちろん言語の基本である文字、発音、単語、単語のつなぎ方や文脈の構成などを覚えなければ、会話を交わすところまで進めない。ただ、基礎作りが終わり、言葉を見事に操れるようになったとしても、どんな姿勢で何を伝えるかという技術以前の問題がある。

言葉は完璧でも、気づかずに偏見に満ちた発言で相手を傷つけてしまえば元も子もなく、何のための語学力か分からない。友だちづくり、異文化とのふれあい、昇給、目的はなんであれ、形式的な完成度よりも学校では習えない内容の方が肝心だ。

考える力養う
言葉は考えや気持、情報などを伝達する道具。その道具を正確に使う技術が語学力で、その役割の大切さは否定できない。だが、伝えるべきモノがなければ、いくら流暢に話されても、松風や潮騒の味わいすらない雑音だ。

日本語もロクに話せないのに、英語を勉強してドウスル?とよく言われるが、まず、なぜ日本語がダメなのかを考えてみたい。言葉を知らないわけではない。それより、むしろ普段からモノゴトをきちんと考え、考えた内容を整理して丁寧に伝える意識や習慣の乏しさが最も大きな原因だろう。どの言語でも同じで日本語に罪はありません。

せっかく身につけた語学力を精いっぱい生かそうと思えば、まず、考える力と豊かな感受性を養うことだ。要は、基本的な生活態度がものを言う。

今、英語を話せる人は世界中にいる。競うならば、流暢度で勝負するよりも、話の中身にこそ力を入れることを勧めます。

日本が資源小国と嘆くばかりでは、芸がない。高い教育水準も立派な資源です。加えて、普段からお互いの心に響き合う話ができる人間こそが、今世界的に足りない貴重な資源だと思いますね。


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