'07/05/22の朝刊記事から
早大はしかで全学休講
施設利用も禁止 ５万５千人に影響
早稲田大は２１日、学生に麻疹（はしか）が流行しているとして、同日午後の４限目の講義から５月２９日まで、北九州キャンパスなど一部を除くほぼ全学で休講することを決めた。
４月下旬から２１日までに学生計３０人から、はしかに感染したとの届出があった。
早稲田大によると、休講するのは大学本部のある西早稲田（東京都新宿区）や所沢（埼玉県所沢市）など、都内と埼玉県内にある計７カ所の大学キャンパス。
１３の全学部のほか、主な大学院、研究施設なども含まれる。
影響を受ける学生は契約５万５千人に上るという。
今春、大学で相次いでいるはしかによる休講では最大規模。
休講期間中は、学生の大学施設の利用を全面的に禁止し、サークル活動も休止する。
ただ野球部など運動部については、公式戦を控えていることなどに配慮、部員に検査を受けさせた上で練習を続けることも検討している。
人気を集める斎藤佑樹投手が所属する野球部には、はしかの感染者がいないことも分かった。
'07/05/22の朝刊記事から
ＨＯＹＡ 来月ＴＯＢ
ペンタックスを子会社に 基本合意
光学ガラス大手、ＨＯＹＡの鈴木洋最高経営責任者（ＣＥＯ）とカメラメーカー、ペンタックスの綿貫宜司社長は２１日午後、東京都内で会談し、ＨＯＹＡがペンタックスに友好的な株式公開買い付け（ＴＯＢ）を実施し、子会社化することで基本合意した。
ＨＯＹＡは３１日にＴＯＢを決議し、早ければ６月１日からＴＯＢを開始する。
'07/05/22の朝刊記事から
海自漏えい ミサイル防衛情報も
迎撃システム最新資料
最高レベルの「特別防衛秘密」に該当するイージス艦情報が海上自衛隊内に流出、拡散した事件で、米国が弾道ミサイル防衛（ＭＤ）用に開発した海上配備型迎撃ミサイル（ＳＭ３）などの最新の中枢情報も流出していたことが、２１日までの神奈川県警と海自警務隊の捜査で分かった。
米海軍はずさんな情報管理に強い衝撃を受け、海自に厳重抗議。
県警などは、一連の流出は海自のプログラム業務隊（現開発隊群）＝神奈川県横須賀市＝が作成した資料が持ち出され、第一術科学校（広島県江田島市）を舞台に学生らに広がったと判断しており、立件に向けて徹底的な捜査を進める。
ＳＭ３は年内に海自イージス護衛艦への配備が始まるが、今後の捜査の進展によってはＭＤ体制の構築に大きな影響が出る可能性が出てきた。
県警などによると、新たに流出が分かったのはＳＭ３の性能などに関する資料や、米海空軍の主要艦艇、軍用機と同じ最新型の情報伝達システム「リンク１６」の資料などで、米国から提供を受けた。
リンク１６は日米部隊の情報共有に使用され、早期警戒衛星などによる情報の迅速な交換が必要なＭＤに不可欠なシステムという。
ＳＭ３、リンク１６などに関する情報も、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法が規定する「特別防衛秘密」に該当する。
県警などは同法違反（漏えい、探知、収集）容疑で捜査を進めている。
これまでの捜査で流出が分かっていたのは、ＭＤ対応前の旧イージスシステムの高性能レーダーの性能や、航空機などの迎撃システムに関する資料だった。
ＳＭ３
弾道ミサイルを大気圏外で撃墜するイージス艦発射の迎撃ミサイル。米国が独自開発した直径約３４センチの従来型と、日米が１９９９年度から共同で開発を進めている直径約５３センチの次世代型がある。日本は、２００７年中にイージス護衛艦「こんごう」に従来型を配備予定。次世代型については、０６年度から日米の共同研究から開発段階に移行した。
リンク１６
米海空軍の主要艦艇、軍用機が運用している最新型の情報伝達システム。既に、航空自衛隊のＥ７６７空中警戒管制機や海上自衛隊のイージス護衛艦「こんごう」など一部で運用されている。これにより、日米の部隊間で、一方がキャッチした情報を同時共有できる。従来の「リンク１１」より、電波妨害に強く、数倍以上の情報共有ができるとされる。
Kodak DC4800
'07/05/21朝刊記事から
帯広の白骨遺体 殺人も視野に捜査
【帯広】帯広市稲田町の雑木林で４月２６日に若い女性の白骨死体が見つかった事件で、帯広署は２０日、女性は昨秋から行方不明となっていた同市西１６南４、会社員金子綾さん＝当時（２９）＝と発表した。
同署は同日、金子さんが行方不明になる直前まで同居していた同市内の前夫宅を家宅捜索。
前夫や金子さんの家族、知人ら関係者から事情を聴き、生前の金子さんにトラブルがなかったかなど、事件に巻き込まれた経緯について調べている。
金子さんの遺体が全裸で土中に埋められていたことから、同署は金子さんが殺害されてから、遺体を遺棄された可能性もあるとみて、殺人事件も視野に捜査を進めている。
Kodak DC4800
'07/05/21の朝刊記事から
「ビッグ」でた１等 ５億６千万円が７口
サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターは２０日、第２７８回サッカーくじの当籤結果を発表し、日本のくじ史上最高となる当籤金６億円の期待で人気が高まっていた「ビッグ」は１等が７口出て、当籤金額は５億６３１３万２９１３円だった。
これまでの最高額は昨年１１月に出た５億８４１５万６６４０円だが、１口だけだった。
今回の投票口数は２０４０万１１０５に上っていた。
