鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

江戸城・前編~皇居外苑

2010-09-06 | 城郭【日本100名城】


2 0 1 0 年 9 月 4 日 ( 土 )

午 前 9 時 5 0 分

東 京 都 千 代 田 区

江 戸 城 ・ 皇 居 外 苑



旅の始まりの地は東京。
そして100名城登城の旅、最初の城は江戸城【国指定特別史跡】です!!


東京駅丸の内中央口から、広々とした行幸通りをまっすぐ歩いて10分。



江戸城の本丸をめざす前に、まずは皇居外苑を歩きます。



皇居外苑のシンボルともいうべき銅像・大楠公騎馬像(楠公像)です。

創業200年を迎えた住友家より献納された銅像です。
顔が高村光雲、甲冑と身体が石川光明山田鬼斉、騎馬は後藤貞行が制作した騎馬像で、「東京三大銅像」のひとつに数えられています。

騎馬のしっぽのところは空洞があり、そこには雀だか何だかがが巣をつくって棲みついていました。



楠公像のそばにある楠公レストハウスで、早くも最初の100名城スタンプをもらうことができました。

 撮影地:楠公像前のベンチ

21番、江戸城!

こういう番号があるスタンプというのは、やはり1番からスタートしたいというのが人情というもの。
しかし1番はなんと北海道の東の果て、根室に行かなければなりません。
「1番、根室半島チャシ群!」の名乗りを上げることができるのはいつのことだろう・・・?

とはいえ、こうもあっさりと最初のスタンプをゲットできました。
とても幸先がよいスタートを切ったといえるでしょう。



スタンプをゲットしたので、ゆるりと江戸城の登城を再開です。



まずは楠公像から桜田門【国指定重要文化財】へ。





とても広い枡形をもつ門は、現存する江戸城の門では最大の規模を誇ります。
幕末の大老・井伊直弼が水戸藩士らに暗殺された桜田門外の変でであまりにも有名な門。
現代となっては、大名行列ではなく、皇居ランナーがワラワラと出てくる門になってしまいました(^_^;)

それにしても「直弼」が一発変換できることを、この文章を編集しているときに知りました。世の中便利になったものよのぅ。


桜田門からお濠ぞいに歩くと、東京観光でも外せない二重橋に着きます。



手前側の石橋は正門石橋、もう1本の橋は正門鉄橋という鉄橋。
「二重橋」とは、この濠に架かる2本の橋をいう・・・のではありません!
本来の「二重橋」は、奥側の正門鉄橋のみを指すのです。
もともと正門鉄橋は、江戸時代は木造の橋でしたが、お濠からの高さがあまりにも大きいため、橋を2階建て構造にして造られていたことに由来します。

正門鉄橋の奥に見える櫓は、伏見櫓【現存】です。
江戸城に20基以上あった櫓のうち、現在も残っている3基のひとつです。

正門石橋の向こうには皇居正門があり、皇宮警察が寝ずの番をしております。



二重橋からお濠沿いに進むと、皇宮警察に厳重に守られた門があります。

 

この門は坂下門【再建】です。
この門でも、幕末に坂下門外の変という襲撃事件が起きています。
桜田門外の変後に幕府を主導した老中・安藤信正が、皇女和宮降嫁(和宮と将軍・徳川家茂との婚姻)に反対した尊攘派の浪士に襲撃された事件です。

なお、坂下門の先には宮内庁庁舎があります。


そして、さらにお濠沿いを行くと、



大きな二階櫓のたつみ【再建】、



さらにその先、大手門【再建】が構えています。
大手門こそ江戸城の正門。
その先は二の丸です。



この日は暑かったなぁ。