上田城を後にして、上田駅に戻ってきました。
電車の発車時刻には少々時間があるので、駅前のMで待ち時間を過ごします。
さてさて次の目的地は、この旅のシメを飾る3城目。
上田からは近場にある小諸城【国指定史跡】です。
小諸城へのアクセスは、上田駅からしなの鉄道線で東に向かうこととなります。
しなの鉄道線は第3セクターなので、18きっぷが使えません。
あらかじめ券売機で小諸行きの切符を買うこととなります。
乗車する電車は、12時52分発 しなの鉄道線 普通電車 小諸行きです。
電車は定刻どおりに上田駅を発車し、わずか20分で終点・小諸駅に到着しました。
【今回の乗車記録】
S●しなの鉄道 上田駅 1番線 12時52分発
■しなの鉄道線 普通 小諸行き
小諸駅 2番線 13時12分着
*所要時間 20分
*移動距離 18.0km *運賃 390円
※運賃は当時のものを掲載しています。
小諸駅を出ました。
駅前は少しさびしい感じもします。
新幹線が小諸を通らずに隣町の佐久へ行ってしまったのが、打撃になっているのかもしれません。
さて小諸城ですが、遺構はしなの鉄道を挟んで懐古園と大手門公園に分かれています。
正確に言えば、しなの鉄道の前身・信越本線を敷設する際に、小諸城の城域を貫くかたちで通したのです。
長野新幹線(※現在は北陸新幹線)を敷設する際に、小諸を通ると懐古園を削らなければならず、そのため小諸市が通過に反対したともいいます。
もしそうならば、そのおかげで小諸城は守られたことになりますね。
まずは大手門公園へ。
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公園にポツンとある櫓門。
このオブジェのような櫓門こそ、現存する小諸城大手門【国指定重要文化財】なのです。
しばし大手門を仰ぎ見て、駅の反対側にある懐古園へ。
懐古園に入る前に、て多少遅い昼食をいただきます。
旅立つ前に調べておいた、懐古園の駐車場前にあるお蕎麦屋さんに入ります。
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「草笛」本店。
こちらではくるみそばが有名なのだそうですが、多少空腹であった私は、事前に調べた裏メニュー中もりそばをオーダーしました。
店員の淑女は、「量多いですよ」とご忠告くださいましたが、そば好きの私に迷いはありません。
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中もりそば! うまい! そして多い!!
せいろはだいたい8センチくらいの高さで、直径が20センチ超といったところ。
そしてそばの盛り具合が半端じゃありません。
せいろいっぱいに盛られたそばは、せいろに遊びの空間がまったくありません。
香りが感じられ、味がしっかりしたそば。
のどごし、歯ごたえも言うに及ばず。
かえしは東京のそば屋で出る塩辛い一辺倒のものではなく、甘みも感じられる私好みのものでした。
そば好きの私も4人前近いそばを食べては腹いっぱいになってしまいます。
それでも完食し、そば湯をじっくり味わって900円を支払いました。
(ちなみに普通のもりそばは630円でした)
(※現在、「草笛」本店はリニューアルして営業しています)
腹いっぱいの身となった私は、このまま懐古園の散策におもむいたのでした。