鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

遭難!一乗谷

2012-10-30 | 城郭【日本100名城】

2 0 1 1 年 1 2 月 2 6 日 ( 月 )

午 後 1 2 時 3 3 分

J R 福 井 駅




福井駅前で食事をして、次の目的地・一乗谷へ。


JR福井駅 12時49分発
  九頭竜線(越美北線) 普通 九頭竜湖行き
  一乗谷駅 13時05分着


なんと・・・一乗谷駅で降りたのは私だけ。



一乗谷駅は、ホームが1本たたずんでいるだけ。
駅舎もなく、山に囲まれた田園に民家とともにぽつんと存在する。

駅のそばにある家の犬がうるさい。



(↑クリックすると拡大地図に飛びます)

まずは駅の近くにある一乗谷朝倉氏遺跡資料館に寄った。



こちらは入館料100円。

展示されている出土品はほとんどが【国指定重要文化財】らしい。
後から知った。ちゃんと見ておけばよかった。
(資料館の展示物の写真はない)



展示品の一つに将棋の駒があった。

現存最古の駒で、現在にはない酔象(すいぞう)というのがある。
動きは、真後ろに下がれない王将、といったところ。
しかし敵陣に入ると「太子」に成り、王将を取られても負けとならないのだという。

一乗谷はとにかく歩くので、ここのコインロッカーに手荷物を預けた。


一乗谷散策開始!!

ここでいきなり道を間違える。

資料館から遊歩道(地図上のオレンジ色の道)が始まるのだが、これをスルーして県道(地図上の赤い道)をたどってしまう。

この県道は歩道が十分確保されていない。
人通りもない上に雪が積もっていてきわめて歩きづらい。


風は強くなり吹雪いてきた!
さらに恐怖の雷鳴が轟く!!


ようやく商店を見つけ、そこの軒下で待機。

10分ほど待ったが、天候の回復する気配がまったく見られない。

すると、1台のタクシーが通りかかったではないか!
私は迷わずタクシーを停めた。


タクシーに乗車し、「一乗谷復原町並までお願いします」と言ったが、
運転手氏は「近くに一条滝という滝がありますよ、佐々木小次郎で有名な・・・ここから3キロくらいですよ」

とにかくタクシーがこんな山の中でつかまえられたことが嬉しかった私は、判断力が明らかに弱くなっていたのだろう、二つ返事で快諾してしまう。


このページの地図からははずれてさらに南、タクシーで考えたら近いとは言えない距離
料金メーターはみるみるうちに上昇。

そして一条滝まであと少しというところ。

車は全く通らないのか、除雪が全くされていない。
積雪は30~40センチほどであろうか。

運転手氏はこの道を強行突破!
タクシーは雪に阻まれ、前輪を左右に振りながら雪をかき分け進んでも、秒速10センチといったところ。



俺、生きて帰れるのだろうか・・・?
車窓の後ろに続く雪面の(わだち)は、運転手氏の強行突破の跡である。

そしてその間も料金メーターは右肩上がりであった。
運転手氏もこのことには気づいており、「この分は値引きするから」とは言ってくれた。


ある程度坂を上ったところで、タクシーを下車。

足下には40センチの雪が積もっており、一歩足を踏み出すにも一苦労。




滝の入口に立つ佐々木小次郎像にもどっさりと雪が積もっていた。

その奥に、佐々木小次郎が秘技「燕返し」をあみ出したとされる一条滝が流れる。


私はそのままタクシーに戻った。
だって~ムリだよ~あんな雪道なんて~


運転手氏は、上ってきた坂道を雪の轍に沿ってバックで下っていくのだった。




福井市中迷走

2012-10-30 | 移動の旅

2 0 1 1 年 1 2 月 2 6 日 ( 月 )

午 前 1 0 時 4 5 分

福 井 県 坂 井 市

丸 岡 城



壮健な天守が蒼天に映える丸岡城に感動!

丸岡城を退去してからは、バスでJR北陸本線の森田駅へ向かい、そこから福井駅へ行くつもりであった。


京福バス 城入口バス停 10時52分発
  [31系統]丸岡線 福井駅前行き
  森田駅前停 11時08分着

JR森田駅  11時13分発
  北陸線 普通 福井行き
  11時18分着



・・・の予定であった。時刻表の上では。

忘れていたのである、
地方のバスは10分程度遅れるのが当たり前であることを!


京福バス 城入口バス停 10時52分発
  [31系統]丸岡線 福井駅前行き
  森田駅前バス停 11時16分着(遅れ8分)


バスに電車ほどの精密な操業を求めてはいけなかったのだ・・・。

北陸本線は、森田駅を11時13分に出る。
雪かなにかで遅延していることを祈って、「とまります」ボタンを押した。

するとすると・・・
森田駅前のバス停は、駅から300メートルほど離れていた!
しかも森田駅の方向を示す案内看板もない!


雪が積もった道をダッシュすることはできず、さらに2分ほど駅を探すのに右往左往したこともあり、電車には乗れなかった。

次の電車は1時間後だった。
バス停に戻ると、次のバスは30分後。

バスの運賃を最小限にとどめ、なるべく18きっぷを使っていく。
かくのごとく、交通費を節約しようというたくらみは裏目に出てしまったのである。


当時は京福バスをメチャクチャ罵っていたなぁ。
「なんのためにバス降りたんだよ!」

森田駅前には時間をつぶせそうな飲食店はなく、寒空の下、次のバスを待った。


京福バス 森田駅前バス停 11時38分発
  [31系統]丸岡線 福井駅前行き
  福井駅前バスプール 11時56分着(遅れ5分)


このときも5分程度遅れていた。
でもバスで遅れ1ケタは、私の実家のバスよりだいぶマシかも!?



一乗谷への列車は12時49分に出るので、福井駅前で食事をすることに。



福井でチェーン展開している「小川家」のソースかつ丼と越前おろしそばをいただいた。