鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

二度目詣で・神崎神社

2014-03-03 | 神社


2 0 1 4 年 1 月 7 日 ( 火 )

午 前 1 1 時 3 5 分

千 葉 県 香 取 郡 神 崎 町

神 崎 神 社



加藤洲十二橋から利根川まで進み、そのまま利根川沿いを西へ。


神崎大橋で利根川を渡ると、森に覆われた小高い丘が見えます。
鎮守の森の中に、神崎神社は鎮座しています。



表参道と思われる入口まで来ました。
ママチャリ「飛電」はとなりの空き地に留め置いて、参拝へ。

参道の階段を上りきると、



あれれ、下り階段です。



右側にはコンパクトな境内末社・金刀比羅宮が鎮座しています。

ゆるやかな下り階段を下りると、



今度は上り階段。なんなんじゃ~(^_^;)

階段に挟まれた谷間のところには、境内末社・三峯神社が鎮座しています。




神社の入口から階段を上って下りてまた上ると、ようやく神崎神社の拝殿に到着です。
ようやく、といってもまっすぐ進めば5分もかかりません。


神崎神社の起源はかなり古く、社伝にとれば白鳳6年(673年)に常陸国と下総国の境界にあった「大沼浦二つ塚」というところから移ってきたそうです。
前は「子松神社」という呼称でしたが、明治以降に神崎神社と改められ、県社に列せられています。

主な祭神は天鳥船神(あめのとりふねのかみ)です。
国譲り(葦原中国平定)の際に、鹿島神宮の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)や香取神宮の経津主大神(ふつぬしのおおかみ)らの副使として派遣されました。
また、その名のとおり、神々が乗る船にもなれたそうです。
そのため、航行の神、交通の神として祀られています。





神崎神社拝殿で、本年二度目の参拝。
お祀りされているのは交通の神様ということなので、「ママチャリがパンクしませんように」と重々お願いしました。





拝殿の右隣に立っているたいそうご立派な大木は神崎の大クス【国指定天然記念物】で、「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれています。


某時代劇の影響で「副将軍」の役職をもっていたとか、老齢なのに日本全国を歩き回ったとか思われている「水戸黄門」こと徳川光圀
もちろんこれらはフィクション。
水戸藩主は江戸に最も近い徳川御三家の当主として、江戸に常駐していました。参勤交代の例外とされます。
徳川光圀は歴代水戸藩主の中では比較的よく外出したようで、領国の常陸にもよく戻っていました。
そのお出かけにぶらりと立ち寄ったのが神崎神社で、光圀は神崎の大クスを見て驚嘆し、「この木は何というもんじゃろうか」と自分に問うたそうな。






神崎神社の境内はそれほど広くないのに、「なんじゃもんじゃの木」はえらくデカいので、カメラに収めるのはなかなか難しかったです。



滞在時間は15分くらいでしたが、少しばかりホッとする神社でした。
正月も終わり参拝客が私だけでしたので、とても落ち着くことができました。



交通の神様のご利益があったのか、「飛電」に大きなトラブルもなく、私は利根川沿いを西進していきました。



「第61回鬼ヅモ同好会麻雀大会顛末記」最終話へ続く