鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

横須賀・トンネル天国を行く

2015-03-06 | チャリ旅


2 0 1 4 年 8 月 1 8 日 ( 月 )

午 前 8 時 3 0 分

神 奈 川 県 横 須 賀 市

追 浜 駅 付 近



金沢八景から進むこと1km強、ついに国道16号南西端の街・横須賀に入りました。



横須賀市に入って最初に目に入るのは、こぎれいな街並み。



追浜駅前交差点。「おっぱま」です。
そこから続く商店街は、なんともレトロ?なアーケード街。


追浜を抜けると、いよいよトンネル地帯に入ります。


横須賀は東京湾の入口にあるため、帝国海軍が置かれました。
近隣の横浜ともども急速に人口が増えていき、居住地が不足していきます。
三浦半島は、かつて丘陵が浸食を受けてできた谷戸地形で入り組んでおり、人々はそのような狭い土地をも居住地に変えました。
谷戸地形は交通に不便なところでしたが、三浦半島の丘陵は岩盤が柔らかく、トンネルを掘るに適していたそうです。


・・・って「タモリ倶楽部」でやってました。

山を越えるくらいならトンネル造っちゃえという具合でトンネルが掘られていったとか。
それを聞いたタモリ氏は、「横須賀の人って気が短いのかねぇ」なんて言っていましたが、現在横須賀市内には大小150以上ものトンネルがあるそうです。

タモリ氏のいうところの「横須賀人の気の短さ」?のおかげで、私とママチャリは回り道をせず、山道を上らずに進むことができるのです。



横須賀市内最初のトンネルは、浦郷隧道です。
横須賀市内のトンネルは双頭隧道といって、上下線それぞれに1本のトンネルが貫通しています。
当初は上下線対面通行でありトンネルは1本でしたが、自動車社会の進展により新たにトンネルが貫通しました。
新しいほうのトンネルには、「新●●隧道」というように「新」の字が冠に置かれています。



青看にはついに国道16号の先にある三崎の表示が出てきました。



観音崎まではあと13km。
三崎までは、途中で分岐する国道134号を経由することになります。

 

浦郷隧道から約1km、今度は船越隧道です。
「タモリ倶楽部」でも登場したこのトンネルは、出口の脇にひっそりと、使われなくなった人道トンネルが口をあけています。



船越隧道から約1km、田浦隧道



そして田浦隧道を出ると、国道16号は片側1車線の対面通行に・・・なったわけではありません。
上り車線が分離してしまうのです。
依然、片側2車線のままです。

JR横須賀線の田浦駅は、この近くにあります。
横須賀線の電車は11両編成が基本となっています。(逗子・久里浜間のみ。逗子より先は15両が基本です)
しかし田浦駅はトンネルとトンネルに挟まれているためホームが短く、11両のうち2両はトンネルから出られないまま駅に停車。
そのためトンネル内の2両については、ドアが開かないという特殊対応をしているのです。

田浦駅への入口を通過すると、次のトンネル・・・



吾妻隧道に突入。



次いで長浦隧道へ。

国道16号・横須賀市内のトンネルは、すべて進行方向左側に歩道が完備されています。千葉市内の不親切設計のトンネルとは違いますな~。
歩道のスペースを確保し、車道が右寄りに移ったため、右車線の天井が低めになっています。
そのため、右車線には3.8mの高さ制限がなされています。



長浦隧道を出ると、安針塚駅入口交差点で上り線と再会。
安針塚には、江戸時代初頭に徳川家康の貿易指南役として活躍したイギリス人・ウィリアム=アダムズ(三浦按針)の墓があります。

交差点のすぐ先に、再びトンネル。



レンガの装飾がなされている新吉浦隧道。ここからは下り線が新しいトンネルになります。
このトンネルを抜けると、再び上下線が分離します。



次は逸見(へみ)隧道です。
「逸見」という文字を見ると、バブル期を駆け抜けたキャスター・逸見政孝氏を連想して「いつみ」と読んでしまいがちです。

国道16号の南西端・走水交差点まであと10km。

新逸見隧道を出たところで上下線は再びひとつとなり、



最後のトンネル・横須賀隧道へ。



横須賀隧道を出たところで、突如歩道消失!



仕方なく右側通行をすることに。
ここでまたしても上下の車線が分かれていきますが、直後のヴェルニー公園前交差点でまたひとつに。



横須賀市内の中心部に近づき、国道16号はいっそう海寄りのルートを通っていきます。





三浦半島へ向かう~横浜を南下

2015-03-06 | チャリ旅


2 0 1 4 年 8 月 1 8 日 ( 月 )

午 前 7 時 0 1 分

横 浜 市 南 区

地 下 鉄 ブ ル ー ラ イ ン 吉 野 町 駅 付 近



第63回鬼ヅモ同好会麻雀大会、閉幕。

 ※この記事をアップした当時、すでに第64回大会が終わって3か月経っていました。
  PCの故障を長らく放置したためです。



川越で買った「日本一長い麩菓子」の残り30cmを食べて、よね先生宅を出発。
麻雀大会も終わって、自宅に戻るだけなのですが、今回は国道16号を走破するために、まったく逆方向のルートを進まなければなりません。



最終日の行程は、横浜・吉野町から南下して約30km先、横須賀の観音崎へ。
そのあと約10km進んで、久里浜から対岸の金谷へ渡ります。
金谷から約20km進んで富津岬へ。
あとはひたすら北上して約50km、スタート地点の千葉へと帰還するハードスケジュールです。



「国道16号完全走破」3日目の終点・吉野町三丁目交差点からスタート。



いつもどおり、交通法規を遵守して進行方向の左側を走行していきます。



この日最初の青看。
「横須賀 21km」とありますが、これは横須賀市役所までの距離のことで、私が目指す観音崎は、横須賀市役所のずっと先にあります。
「金沢 13km」はもちろん、兼六園で有名な金沢じゃなくて、金沢文庫で有名な横浜市金沢区を指します。

そしてこのとき、私は進行方向右側の歩道を走っていました。
吉野町からほどなく進むと、掘割川が差し迫り、左側の歩道はなくなってしまいます。
交通量が多いので、右側の歩道を進むこととなったわけです。



吉野町から1kmも進まぬうちに、磯子区に入りました。

途中のコンビニに立ち寄り、ちゃんとした朝食を摂り、長丁場に備えます。



スタートから2.5km、八幡橋交差点で国道16号は右折します。
そのあとは、しばらく道なりに進んでいくこととなります。



JR根岸線・磯子駅付近。
道路沿いに高層建築が並び、歩道は日陰に覆われていました。とても涼しく快適に進めました。

前方に見える丘。これを上らなければならないのか!?

そのような心配は杞憂でした。
磯子区は海沿いに台地が迫り、そこへ上がるにはかなり急な坂を進まなければなりませんが、国道16号はまさに台地が迫るところをぎりぎりに通っていて、台地に上がることはありません。



「走水まで25km」のキロポストです。
横須賀市走水は国道16号の西端で、観音崎の手前にあります。



スタートから約7km、新杉田駅付近を通過し、JR根岸線の高架をくぐると、国道16号は片側1車線となってしまいます。
青看にはじめて観音崎が登場し、磯子区脱出までもう少しのところ。




午 前 7 時 5 2 分

金 沢 区 に 入 る




片側1車線になってほどなく、金沢区に入ったようです。
国道のおにぎりのついでに「金沢区」なんていわれると、区界標かどうか疑ってしまいます。

磯子区ではなんとか坂を上らずにすみましたが、金沢区に入ってゆるやかなアップダウンを進むことになります。



そしてこの日最初のトンネル・富岡隧道です。
三浦半島は、丘陵地が浸食されてできた谷間の地形である谷戸の多いところで、谷戸と谷戸を結ぶトンネルがとても多いそうです。

国道16号は、これから三浦半島の奥へと進んでいきます。



京急線能見台(のうけんだい)駅付近。走水まではあと20km。

ママチャリは順調に進み、金沢文庫駅前を通過。
金沢文庫には寄りませんでした。

口の両端をひっぱって、「金沢文庫」と言うと・・・

桃色女優の金沢文子を思い出すこともなく、ママチャリはハイペースで金沢八景へ。



国道16号に突如現れる、そそり立つ壁。
大型商業施設・京急サニーマートです。
金沢区はJRが通っていないためなのか、京急グループが幅を利かせているようです。

金沢八景駅では新逗子方面へ続く京急逗子線が分岐しますが、国道16号は京急本線とともに横須賀へ。
車道は片側2車線に戻り、このまま横須賀まで続きます。



距離青看に観音崎が現れ、



ついに神奈川県最後の街・横須賀へ。



天候は快晴、時刻はまだ8時半でした。