アメリカの日本庭園専門誌『The Journal of Japanese Gardening』で、17年連続日本一。
そして『LE GUIDE MICHELIN JAPON』では、★★★。
(2020年現在)
創設者・足立全康氏の言葉・・・「庭園もまた一幅の絵画である」。
今回はじっくりと「一幅の絵画」を観賞していきます。
スギゴケが可愛いですね~。
背後の山々も借景に取り込んでおり、そのために山林の一部も美術館が購入しているのだとか。
その山のひとつが勝山で、毛利元就が月山富田城の攻略の時に陣城を築いていた場所です。
「生の掛軸」。
「庭園も一幅の絵画」ということで、床の間の掛け軸に庭園が描かれているという趣向のようですが・・・。
借景となっている山から流れる滝は亀鶴の滝といいます。
この庭園のためだけに開削した人工の滝です。
庭園を1時間かけてじっくり観賞し、後半は館内に展示されている横山大観などの巨匠の作品を観賞していきます。
庭園が撮影自由なのに対し、館内に展示されているものは一切撮影禁止です。
作品が撮影禁止なのは当然であるとして、使用されている絵具などの資料展示も一切撮影禁止。
私は「天然岩絵具原石標本」をアイフォンさんに収めたら、学芸員さんに注意を受けてしまいました。
それぞれの作品に対して、解説が丁寧に記載されています。
そして何より、巨匠たちの作品の凄まじさ。
庭園を観に来た私にとって、絵画鑑賞はオマケぐらいに思っていましたが、それは明らかな誤りでした。
ここの庭園はプロローグにすぎなかったんですね。
横山大観の「紅葉」。
竹内
菱田春草の「猫梅」・・・・・・。
多くの作品をじっくり観賞してしまい、美術館を出たのは正午前。
庭園以上にゆったりと時を過ごしてしまいました。
昼食は、美術館に隣接するこちらの建物でいただくこととしました。
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