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ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

音楽のノリ

2008年04月26日 | 音楽
今度の札フィルの定期演奏会は、中プロでガーシュインのラプソディー・イン・ブルーを演奏します。

クラシックとジャズの融合した曲というか、クラシックずれしたジャズというか、譜面面は決して難しくないんですが、普段からキッチリとクラシックしている人種にとっては、譜面どおりキッチリ弾かないようにすることがいかに難しいかを強く印象付けたのが今日の練習でした。

実は前プロのモーツァルトも、メインのラフマニノフも譜面どおりキッチリ弾くのはとても難しいのですが、キッチリ弾こうとしなければいけない曲であり、キッチリ弾ければ曲としてそれなりに聴こえる曲なんです。

ところがガーシュインはキッチリ弾こうとしちゃいけない、適当にルーズでないと音楽のノリがでてこない、この感覚がどうも理解し切れていないメンバーが多い印象でした。

そもそもジャズに譜面はありません。譜面を書いたり読んだりすることができない人たちが耳と目と体で伝えてきたものですから。
どうも我々は譜面を読み過ぎちゃって、耳と目が周囲の仲間とのアンサンブルではなく自分の音と譜面に集中しちゃっているのだと思います。

耳と目を周囲の仲間にも意識を持つのはクラシックのアンサンブルも何も変わりません。ガーシュインの方がそれ以上に息を合わすことが曲のノリに大きく影響するのだと思います。
・・・なんて偉そうに言いながらノリ切れていないオヤジです。頑張ります。
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