ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

お年寄りを探せ!

2010年08月03日 | 戯言
<「お年寄りの所在、確認せよ」 東京各区、四苦八苦>
朝日新聞 http://www.asahi.com/ 2010年8月3日

 相次いで明らかになっている高齢者の所在不明問題を受け、東京都内の各区がお年寄りの安否確認を始めた。これまでのような長寿のお祝いに併せた安否確認も、断られたり家族に委ねるしかなかったりするといい、現場の担当者は頭を悩ませる。

 台東区は100歳以上を対象に、保険など各種給付金の交付状況の調査を始めた。書類で点検した上で、疑問点がある場合は電話をかけたり、訪問したりする。

 「住民基本台帳は性善説にたって運用してきたが、その制度が揺らいでいるということか」と担当者は戸惑う。

 千代田区、新宿区などは今後実態を調べる予定だ。「生存を疑ってかかるわけにもいかない。確認作業をどう進めていくか、難しい」と千代田区の広報担当者。

 これまで、長寿のお祝い品、お祝い金を渡すことが安否確認にもつながると考えられてきた。墨田区は、77歳、88歳、100歳の時点で祝い金を渡すが、「連絡が取れなかったり、受け取ってもらえなかったりすることはある」という。100歳以上の人には直接会って祝い金を渡すことにしている葛飾区も、「本人に会えず、家族に渡すケースもあるのは事実」と担当者は打ち明ける。港区の担当者も「祝い品の受け取りを拒否するのも、家によってそれぞれ理由がある。無理強いするわけにはいかない」。

 高齢者の増加も、所在確認を難しくしている。大田区はこれまで、100歳以上の人の家に区職員が直接訪問して祝い金を渡してきたが、人数が増えたため、今年から手渡しと郵送の二本立てにした。意思確認の文書を送った上で希望者の家だけを訪問。望まない場合は現金書留で送るという。
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一つコトが起きると次から次へと新たな事実が判明してきます。
それぞれ家族の事情があるでしょうから、10年、20年、30年と音信が無いことを即オカシイとは断じられません。

でも、寂しさを感じますね。

親兄弟が長い間連絡も取らず、おまけに所在も解らないという間柄というのは、何か諍いごとでもあったのならまだしも、そうではないのだとするとその家族の希薄さの由縁は一体どうしたことでしょう。

失礼かもしれませんが、やっぱり意図的な年金の不正受給もちょいと疑いたくなります。

高齢者の所在確認についての自治体のやり方を論じる前に、家族それぞれの事情とは言いながら、全く音信不通が普通のことになっている家族の在り方こそ議論されるべきだと思います。
コメント
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