ビール飲みオヤジの日々雑感

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2010年08月07日 | 時事
<宮城県「100歳以上」673人全員の所在確認>
読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/ 2010年8月7日

 100歳以上の高齢者の所在不明が全国で次々に発覚している問題で、宮城県は6日、県内の100歳以上の高齢者673人全員の所在を確認したと発表した。
 
 全35市町村の職員や民生委員らが直接訪問したり、介護保険サービスの利用状況などを確かめたりした。

 仙台市も6日、今年度中に100歳以上となる高齢者360人全員の所在を確認したと発表。5日の調査で確認できなかった1人について、6日に訪問して所在を確認した。

 市高齢企画課によると、介護保険サービスなどの2009年6月~10年5月までの利用履歴から、5日に359人の所在を確認。1人は確認がとれなかったが、6日午前、区職員が自宅を訪問し、本人が元気なことを確かめた。同課は「来年度からの調査方法については、国の方針などに沿って検討したい」としている。
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今週の火曜日にも触れましたが、あれ以来どんどん不明者が増えて、長寿大国の基盤が揺らいでいます。
だから、全員の所在確認なんて実は当たり前のことなのに、こうやってニュースになってしまいます。

一部の論調には、行政のお粗末さを批判するところも見られます。
確かにお粗末な部分もあるでしょうし、役所の怠慢が無かったとも言えません。
でも、これは絶対に行政の責任として片付けてはいけない問題だと思います。
日本の家族の在り方への警鐘です。

お年寄りだけでなく、子供に対する意識も希薄ということでは同じです。
お年寄りを顧みず、自分たちの楽しみのために子供を巻き込む、あるいは忌避する、これらは将来必ずしっぺ返しとして自らに降りかかってきます。
その時に悔いても遅いのです。

今回の一連の動きが一過性で忘れ去られるのではなく、キッカケとして具体的な動きの変化に繋がって欲しいと思います。
コメント
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