ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

責めるべきは

2010年08月06日 | 時事
<「無言の謝罪」と大使派遣のオバマ政権を批判 原爆投下機機長の息子>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2010年8月6日

 米保守系ニュース専門局FOXニュースは5日、広島に原爆を投下したB29爆撃機「エノラ・ゲイ」機長の故ポール・ティベッツ氏の息子ジーン・ティベッツさん(66)が、広島市での平和記念式典にルース駐日米大使を派遣したオバマ政権の判断は「無言の謝罪」になるとして承服できないと批判する声を伝えた。

 ジーンさんは「節目の日であることは分かる。だが(オバマ政権は)何をしたいのか。戦争は終わった。放っておくべきだ」とし、ルース大使の出席は理解できないと訴えた。

 真珠湾を攻撃したのは日本軍だと指摘し「われわれは戦争を終わらせた」と原爆投下の正当性を強調。駐日大使の式典派遣は「歴史の書き換え」につながると主張した。(共同)
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歴史的出来事に関わった方の遺族ということで、コメントを求められるのは気苦労が多いことだとお察しします。
自分の肉親の行為とは軍人として重大な命令を使命として完璧に遂行した話であって、少なくともその命令が人として間違ったことをしたのだと認めることは、その名誉と誇りにかけてもできないでしょう。

投下したヒトを責める必要も意味もありません。
責めるべきはコトとしての軍人・民間人の区別無く一瞬にして生命を奪い、生き残った人の健康までも損なう原爆を使用した事実、これはやはり正当化できません。
アメリカが主張するように結果として原爆が多くの命を救ったとしても、原爆はまた多くの命を無差別に奪ったことも否定はできません。

この双方の理屈は簡単に相容れるものではありません。
だから、日本国民は毅然として言い続けなければいけないと思うのです。

現実の防衛との絡みでの核の問題は決して簡単なことではありません。
抑止力としての核兵器と実際に使用する核兵器。
オヤジもまだまだ勉強不足ですから安易には申し上げられませんが、少なくとも核兵器を使用することは否定されなければならないし、抑止力としても使わない方向へ持っていく努力は続けなければならないと思います。

65回目の広島原爆投下の日、オヤジも大きな変化の端緒になればとの思いを強く持ちました。
コメント
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