ちまたでリクルートスーツの若者を見かける季節になりました。
改めて見ると気持ち悪いくらい画一的なリクルートスタイルです。
オヤジの感覚では高校や大学の入学式、卒業式に親が出るのも違和感がありますが、就職まで親が手出ししてどうするんでしょう。
ごく一部の親御さんとは思いますが、ホンマかい?と突っ込みたくなります。
そもそも就職活動の塾があることもオヤジには不思議です。
やり方を学ばなければできないものなんでしょうかね。。。
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<親の過剰な就活サポート その結果は…>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2013年2月17日
毎年、内定塾には多くの新卒学生が入塾してきます。電話による入塾前の問い合わせも多くかかってきます。用件は、内定塾のサポート内容や規約についてであり、特に変わったところはありません。ただ、ちょっと気になるのは、電話をかけてくるのが入塾する学生ではなく、その親御さんであることです。
「内定塾」創業時と比べ、入塾前の問い合わせを親御さんがしてくるケースは年々増えているように感じます。連日のような就職難の報道で不安に駆られたのが原因の一つだと思いますが、親と子の就職活動におけるかかわり方が変化しているのは間違いなさそうです。
以下は、実際の塾生とその親御さんとのかかわりの実例です。
例1:Aさんは母親の過保護の下で育てられてきた。母親は部活動や習い事でも、監督や先生に意見するような強引なタイプ。就職活動も全般においてかかわり、常にAさんの行動を把握する徹底ぶり。ついにはAさんの行動力のなさをみかねて、母親が勝手にエントリーシートを書いて提出しはじめてしまう。Aさんの主体性が大きくそがれてしまい、就職活動を続けるモチベーションを失ってしまった。
例2:Bくんの父親は某有名企業の人事経験者。父親は就活に関して誰よりも理解している自負があった。エントリーシートの書き方から始まり、面接の受け答えまで、すべてを父親流で子供を指導。ところが、Bくんは有名大学に通っているにもかかわらず、エントリーシートの段階で8割の企業で落とされてしまった。
基本的には、適切な距離感と誠意を持って子供と向き合う親御さんが多いですが、上記のようなケースが近年は増えてきたように思います。
例1についていえば、就職活動以前からの子供へのかかわり方に問題があったように思います。本来、子供が立ち向かうべき障害に先に親がアプローチしてしまうので、主体性と問題解決力が低下してしまったケースです。就職活動においても、親の過剰な関与は良い結果を生まないことを示しています。
例2は、親御さんの就職活動に対する認識が誤っていたケースです。親御さんが認識している就職活動の本質は現実と異なっていたため、子供が全般的に誤ったアピールを実践してしまいました。このことから分かるのは、必ずしも親御さんの認識が正しいとはかぎらないことだと思います。
就職活動は本人が面接を受ける以上、本人の力が純粋に試されてしまいます。今まで、おぜん立てされることに慣れすぎた子供には、非常に厳しい活動といえるでしょう。厳しい状況下の子供を見てしまったら、親心としては手助けしたくなるのが当然かもしれません。
しかし上記2例から分かる通り、親が過剰な手助けをすると、良い結果に結びつきません。とりわけ、エントリーシートの記入を代理で行うなどの具体的な手助けは禁物だと思います。
あくまでも、子供の「主体性」をサポートするところまでに抑え、必要に応じて相談に乗る程度が良いでしょう。依然と、新卒の就職状況は厳しいですが、自分の力で考え、乗り越えることができたとき、大きな成長は間違いないでしょう。(「内定塾」石橋正行)
改めて見ると気持ち悪いくらい画一的なリクルートスタイルです。
オヤジの感覚では高校や大学の入学式、卒業式に親が出るのも違和感がありますが、就職まで親が手出ししてどうするんでしょう。
ごく一部の親御さんとは思いますが、ホンマかい?と突っ込みたくなります。
そもそも就職活動の塾があることもオヤジには不思議です。
やり方を学ばなければできないものなんでしょうかね。。。
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<親の過剰な就活サポート その結果は…>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2013年2月17日
毎年、内定塾には多くの新卒学生が入塾してきます。電話による入塾前の問い合わせも多くかかってきます。用件は、内定塾のサポート内容や規約についてであり、特に変わったところはありません。ただ、ちょっと気になるのは、電話をかけてくるのが入塾する学生ではなく、その親御さんであることです。
「内定塾」創業時と比べ、入塾前の問い合わせを親御さんがしてくるケースは年々増えているように感じます。連日のような就職難の報道で不安に駆られたのが原因の一つだと思いますが、親と子の就職活動におけるかかわり方が変化しているのは間違いなさそうです。
以下は、実際の塾生とその親御さんとのかかわりの実例です。
例1:Aさんは母親の過保護の下で育てられてきた。母親は部活動や習い事でも、監督や先生に意見するような強引なタイプ。就職活動も全般においてかかわり、常にAさんの行動を把握する徹底ぶり。ついにはAさんの行動力のなさをみかねて、母親が勝手にエントリーシートを書いて提出しはじめてしまう。Aさんの主体性が大きくそがれてしまい、就職活動を続けるモチベーションを失ってしまった。
例2:Bくんの父親は某有名企業の人事経験者。父親は就活に関して誰よりも理解している自負があった。エントリーシートの書き方から始まり、面接の受け答えまで、すべてを父親流で子供を指導。ところが、Bくんは有名大学に通っているにもかかわらず、エントリーシートの段階で8割の企業で落とされてしまった。
基本的には、適切な距離感と誠意を持って子供と向き合う親御さんが多いですが、上記のようなケースが近年は増えてきたように思います。
例1についていえば、就職活動以前からの子供へのかかわり方に問題があったように思います。本来、子供が立ち向かうべき障害に先に親がアプローチしてしまうので、主体性と問題解決力が低下してしまったケースです。就職活動においても、親の過剰な関与は良い結果を生まないことを示しています。
例2は、親御さんの就職活動に対する認識が誤っていたケースです。親御さんが認識している就職活動の本質は現実と異なっていたため、子供が全般的に誤ったアピールを実践してしまいました。このことから分かるのは、必ずしも親御さんの認識が正しいとはかぎらないことだと思います。
就職活動は本人が面接を受ける以上、本人の力が純粋に試されてしまいます。今まで、おぜん立てされることに慣れすぎた子供には、非常に厳しい活動といえるでしょう。厳しい状況下の子供を見てしまったら、親心としては手助けしたくなるのが当然かもしれません。
しかし上記2例から分かる通り、親が過剰な手助けをすると、良い結果に結びつきません。とりわけ、エントリーシートの記入を代理で行うなどの具体的な手助けは禁物だと思います。
あくまでも、子供の「主体性」をサポートするところまでに抑え、必要に応じて相談に乗る程度が良いでしょう。依然と、新卒の就職状況は厳しいですが、自分の力で考え、乗り越えることができたとき、大きな成長は間違いないでしょう。(「内定塾」石橋正行)