ヤフーニュース配信毎日新聞2019年12月15日付「温室ガス『排出権』ルール合意できず 新興国との溝深く COP25閉幕」を読んで感じたこと。
日本は「化石賞」なるものを受賞して皮肉の対象になっているようですが、かつて日本が議長国として主導した「京都議定書」が採択されたのがCOP3ですから今から二昔(ふたむかし)以上前のことになります。
昨今、トランプ大統領が離脱を表明した「パリ協定」がCOP21で4年前。
グレダさんの怒り、即ちこれから人生の大半を生きる若い人が自らの後の世代を含めて地球全体の環境について個人的危機感を抱いている中で、現在の大人たちは今の経済成長あってこそ将来が語られるべきだと、様々な利害関係の絡み合いを背景に総論賛成各論反対で結果的に国家間の取り組みは纏まらないまま、問題の先送りに終始しています。
この結末は「アリとキリギリス」のキリギリスの如く・・・となってしまうのでしょうか。
オヤジが中学の頃にオイルショックがありました。
その時代、1972年にローマクラブが発表した「成長の限界」では、「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」と言われていましたが、あれからまもなく半分の50年になります。
「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば・・・」という前提がクセモノなのですが、少なくとも世界人口増加は予想に近くその時の倍になっており、環境汚染は対策が進んで鈍化しているとはいえ、温暖化はまさに人類の営みが引き起こす環境への影響の現れと言えます。
中学時代、当時の教師から成長の限界は人類の知恵と技術の進歩により克服されると聞かされました。
確かに当時あと20年で枯渇すると言われた石油資源有限論は全く様変わりしました。
ただ環境への影響となると、今回のCOP25の結果然り、成長の限界を克服できるのか心もとないように感じます。
日本は「化石賞」なるものを受賞して皮肉の対象になっているようですが、かつて日本が議長国として主導した「京都議定書」が採択されたのがCOP3ですから今から二昔(ふたむかし)以上前のことになります。
昨今、トランプ大統領が離脱を表明した「パリ協定」がCOP21で4年前。
グレダさんの怒り、即ちこれから人生の大半を生きる若い人が自らの後の世代を含めて地球全体の環境について個人的危機感を抱いている中で、現在の大人たちは今の経済成長あってこそ将来が語られるべきだと、様々な利害関係の絡み合いを背景に総論賛成各論反対で結果的に国家間の取り組みは纏まらないまま、問題の先送りに終始しています。
この結末は「アリとキリギリス」のキリギリスの如く・・・となってしまうのでしょうか。
オヤジが中学の頃にオイルショックがありました。
その時代、1972年にローマクラブが発表した「成長の限界」では、「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」と言われていましたが、あれからまもなく半分の50年になります。
「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば・・・」という前提がクセモノなのですが、少なくとも世界人口増加は予想に近くその時の倍になっており、環境汚染は対策が進んで鈍化しているとはいえ、温暖化はまさに人類の営みが引き起こす環境への影響の現れと言えます。
中学時代、当時の教師から成長の限界は人類の知恵と技術の進歩により克服されると聞かされました。
確かに当時あと20年で枯渇すると言われた石油資源有限論は全く様変わりしました。
ただ環境への影響となると、今回のCOP25の結果然り、成長の限界を克服できるのか心もとないように感じます。