生オケ堪能

新規陽性判明数が大阪は過去最高、我が兵庫も日曜日としては過去最高だそうです。
そんな中で昨年はコロナ禍勃発で延期となった１年越しの演奏会を聴きに行ってまいりました。

勿論、定められた感染防止ルールに則っております。
舞台上で基本的に指揮者と管楽器奏者以外がマスクをしながら楽器を演奏している光景に違和感を感じなくなりました。
メインの曲目目当ての方が多いのでしょうが、客席は見た目満席に近い８割以上の入りでした。

でもオヤジの目当ては今回に限ってはメインではなくコンチェルトの方です。
大学の先輩の娘さんの関西デビューでした。
海外の著名なコンクールで上位入賞された実績もあり、東京での演奏を聞いた友人の絶賛を聞いていたので期待していましたが、まさに期待を上回る素晴らしい演奏でした。

音楽評論家ではないので偉そうなことも的確なことも言えませんが、感じたままを書けば、若さ溢れながら勢い任せではなく、豊かな感情の起伏の中にも知性を感じる演奏でした。
そして何より音色が魅力的でした。芯がしっかりしていながらまろやかな艶がありました。
ヴァイオリン協奏曲のド定番のメンコン。オヤジも学生時代にちょいとレッスンした曲なので聴いていると譜面が頭の中に浮かびますが、とても新鮮に聴けた演奏でした。

当の先輩も来阪していて、会場ロビーで数年ぶりに会ってお話をすることができました。
コロナ禍がこんな深刻な状況で無ければ一献交わせたのですが、それだけはちょっと残念です。。。

ちなみにメインのマラ５も広上さんの濃厚かつメリハリのある変化に富んだ素晴らしい演奏でした。
久々に気張って買ったA席ですが、満足度高くお得感十分でした。

今回、当初はコロナ禍で発売席数を限っていて危うくチケットを入手しそびれるところだったのですが、その時にここならチケットあるよ情報をくれたマラ５狙いの同じオケの仲間。
昨日の所属オケの練習で明日会場で会うかもねと言っていたら、実は隣同士の席でした。
ビックリしましたが愛嬌です。