ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

国のためより党のため?

2024年08月15日 | 戯言
ラジオを聴いていて出演していた某ジャーナリストのコメントが気になって、昨日の岸田首相の記者会見で述べた全文を改めて読んでみました。
(自民党HP 2024年8月14日付「総裁選挙について岸田内閣総理大臣記者会見(全文)」)

ザックリ言うと・・・
首相として内外の課題についてこの3年間でやるべきことはやりました。
特に政治とカネについてケジメをつけるべく種々の重い決断をしました。
残すは自民党総裁としての責任として身を引くことにしました。

これオヤジの感覚とはズレてます。

特に「政治とカネ」について派閥解消と言いながら現実に党内に派閥が残っています。
政倫審への出席もなんだかんだ疑惑のある人全員からは程遠い出席実態でした。
しかも出席した方々も軒並み伝家の宝刀「記憶にございません。」を振り回されました。
パーティ券公開上限引き下げも野党との駆け引きで線引き水準が緩められました。
誰にとって重い決断だったのでしょうか。。。

とどのつまり、岸田さんにとって日本の先々のために身を引くのではなく、自民党政権を守るために身を引くという決断です。
老害と批判され撤退したバイデンさんですら、民主党のためという以上にアメリカのために身を引くと話しました。
岸田さんは日本のためにやるべきことをやったので党のために身を引くという理屈ですが、とても素直に肯けません。


ただ、悩ましいのは今の日本の実情を考えると、それを必ずしも自民党の驕りだけでは片付けられない現実です。
最大野党が「政権を獲ったらどうする?」ではなく「政権交代を勝ち取ろう!」だけ声高に叫んでいるのも相変わらず寂しい限り。
それで任せようと有権者は思うでしょうか。15年前と何が違うのでしょうか。
有権者は15年前の経験を通じて学んでますよ。。。

今の野党の状況を考えると、自民党が然るべき人に首を挿げ替えると息を吹き返しちゃうというか、そっちの方が期待できるとなるのは寂しいけれどもそれが現実かなと感じてます。

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