俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

定家葛(ていかかずら)の花

2010-06-03 | 俳句・夏・植物


訃報あり定家葛の香の立ちて

キョウチクトウ科の蔓性常緑植物。山野に自生。茎は長く伸び、付着根を出して他の樹木に巻きつき這い上る。五~六月頃、枝先や葉腋に集散花序を出し、白い芳香のある小さな花をつける。花冠の先は五裂し、風車状にねじる。名の由来は、歌人藤原定家が式子内親王と恋に落ち、内親王亡き後も墓にまつわり生えたとの言い伝えによる。知人の訃報があった。きちっとした上手い句を作る俳人であった。定家葛の花に偲んだ。

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脇道へ定家葛の咲きをれば


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コメント (2)
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