俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

若葉雨

2011-05-07 | 俳句・夏・植物


都庁舎も少しく古りぬ若葉雨

夏に入り、すべての木々が新しい艶やかな新葉を吹き出す頃に降る雨。ほつほつと降ったりやんだり、あるいは白く煙るように降ったりする。気温は上がらず少し寒いが、燃えるような若葉のおかげで侘びしさはない。新宿の都庁舎を見上げたが、新築からすでに二十年は経ち少し古くなった。折からの若葉雨が庁舎を濡らしていた。

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若葉雨封書の多き日なりけり


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