俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夏の暁

2013-06-04 | 俳句・夏・時候




潮入の川鏡なす夏暁(かげう)かな


夏の明け方は一日のうちで気温が最も下がる時間帯で、ひんやりし

た空気は清涼感があり、気持ちがよい。







早朝の五時過ぎに外を見ると、すでに曇ってはいるが空が白んで

いた。







こんもりとした山に唐津城が小さく見えた。

松浦川は潮が満ちてきて鏡のように平らになり、山城を静かに映し

ていた。







まだ街路灯のついている長い橋には、早くも車が走り始めていた。







梅雨の到来を思わせる雲が広がっていて、夏の暁をダイナミックな

ものにしていた。






夏暁(なつあけ)の真つ向の山黒かりし



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