俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

合歓(ねむ)の花

2013-06-30 | 俳句・夏・植物




合歓の花女人に道を訊かれたる


マメ科の落葉高木。

本州の東北以南の山野、河原などに自生。







葉は互生し二回羽状複葉で、夜間小葉が閉じて眠るので、この名

がある。







六~七月頃、枝先に十~二十個の花を房状につける。

花弁は目立たず、雄蕊が刷毛のようで美しい。







花は夕方に開き、夜になっても咲いている。







傘を差しながら雨に濡れる合歓の花を見ていると、女のひとが「ちょ

っとお尋ねしてもいいですか」と言って駅への道を訊いてきた。

不意をつかれたが、西施を思い出すきっかけともなった。






雨降つてをり合歓の花ねむのはな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする