伊藤蘭さんのコンサートに行ってきました。会場はZepp DiverCity東京で、大きいライブハウスです。今回はソロ活動を開始してから初のライブハウスツアーということで、全国7都市の会場はすべてライブハウス。なお、まだツアーは続いてますので、セットリストや仕掛けなどのネタばらしは極力控えます。
ライブハウスとはいえここは大きくて、イス席のレイアウトの場合1100人ほどのキャパ。昨日(10月2日)はチケットがSOLD OUTで、当日券も無し。確かに開演前に見渡したところ、本当にビッシリいっぱいでした。
そして、私の今回の席はなんと2列目。4月に発売になったライブブルーレイに入っていた先行の応募券で申し込んだところ、当選したものです。普通に買えばまずこういう席で見ることはできないので、今回は本当にラッキーでした。
また、ここの会場はステージと最前列の席が近くて1.5mあるかないかくらい。ということで、蘭さんがステージの前に出てきた時は、私は3mくらいの距離で見たことになるわけです。もう心臓が止まるかと思いました。
私は今回できるだけ事前情報無しで見ようと思ってたのですが、先週から始まった蘭さんのラジオ番組でご自身が「今回のツアーの1曲目」としてある曲を紹介してたので、思わぬところで知ってしまいました。(まだ知らない人のために、ここでは具体的には書きません。)
それであの曲をどのように始めるのかと思ったら、バンドのメンバーが登場してからなにやら幻想的なMCに続いてのイントロ開始、そして蘭さんの登場でした。出てきた瞬間にパッと華やいだ感じになるのは、さすがのオーラでした。
今回のバンドメンバーは
佐藤 準(音楽監督・Keyboards)
是永巧一(Guitar)
笹井BJ克彦(Bass)
そうる透(Drums)
竹野昌邦(Sax)
渡部沙智子(Chorus)
高柳千野(Chorus)
という錚々たる面々。昨年のコンサートからベースだけが変更になってますが、BJさんも元々蘭さんのソロコンサートには最初から参加していたので、安定のプレイぶり。もちろんテクニック的にも素晴らしいのですが、何よりもこの人はプレイ中の姿がすごく楽しそうで、特に「年下の男の子」とか見ているとこちらもにんまりしてしまいます。また、ウッドベースも得意で今回のステージでも何曲も聞けました。この人がいると演奏の幅が広がりますね。
佐藤準さんは今回は黒いキャップにサングラスで妙にロックないで立ちでしたが、私の席からは遠かったので演奏する姿はほぼ見えず、そこは残念。是永さんはもう正面だったので、手元も足元もよく見えてギターソロの時はどうやって弾くかガン見してしまいました。
竹野さんもバリトンサックスのソロもたっぷり聞けたり、他にはアルトサックス、フルートにクラリネットまでプレイする活躍ぶり。こちらも席が近かったのでよく見えました。素晴らしいプレイヤーです。
ドラムのそうるさんは、あのタムとシンバルの林(?)の隙間からちょっと顔が見える程度でしたが、何しろ音の存在感は凄いです。ちょっとだけネタばらしすると、「暑中お見舞い申し上げます」のイントロを、手は普通に叩いてるのですが両足でバスドラの16分の連打をやってらっしゃいました。それ以外の曲もここぞというときはすごい迫力です。
そして、今回もコーラスの渡部沙智子さんと高柳千野さんが大活躍。キャンディーズの曲はもちろん、昨年のコンサートでも披露していた「shalala ♪ Happy Birthday」「愛して恋してManhattan」は、この方々がいないと成立しない感じになってます。今回は他の曲でペンライトを巧みに操ってて、時折そちらに視線を奪われてしまったくらい。コーラスはかなりハイレベルですが、振り付けもどんだけ特訓したんだろうと思うくらいバッチリで私は毎回見とれてしまいます。
そういうパワフルなバンドなので、もしや歌声が聞こえにくいかと思ったら、それはまったくありませんでした。音は結構いい会場なのかもしれませんね。他の会場では、前の方の席で中央寄りだと両脇のスピーカーからの音が聞こえにくいという経験もあったりしたのですが。
とにかく今回もソロ曲もキャンディーズの曲もたっぷり聞けて、蘭さんのお話もじっくり聞けて、夢のような時間でした。私はキャンディーズが解散した時は中3でした。当然コンサートは一度も行ったことなく、友達から借りた10000人カーニバルのミュージックテープばかり毎日聞いていた中学生の自分に、「真面目に生きていれば将来いいことあるよ。」と言ってあげたい気分です。
なにしろ一昨年は渋谷公会堂の二階席の後ろの方、昨年はサンプラザ中野の1階席の後ろの方だったので、今回のような経験はもうできないかも。いや、それにしてもいいものを見せて貰いました。私は幸せです。