今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

またまた現世に戻ってこられなくなりました

2023年10月18日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 先日話題にした古雑誌はFM fanの1984年3月26日号。定価230円ですが244ページもあってずっしり重いです。当時買ったものではなく、尾崎亜美さんの記事があるということで数年前に中古で買ったもの。

 

 表紙はご覧の通りですが、中身は記事も広告も面白くて、ちょうどCDプレイヤーが世の中に出て来た頃だから「デジタルかアナログか」なんて見出しが時代を感じます。そして当時売り出し中の女性アーティストはこの方々。

 広告も裏表紙はLUXMANのアンプだし、That'sというカセットテープの広告は多岐川裕美だし、レーザーディスクの広告もあったりします。

 とにかく広告に出てくる機材はどれもよだれが出そうだし、そこに使われているタレントやモデルもキラキラしてるし、多分当時は「働いて金を稼いだらちゃんとしたオーディオを買う!」と思ってたはずで、なんかそういうのを色々と思い出します。

 新製品レビューに出ている機種を眺めながら、ちょっと中古で探してみようかと思ったりして、その辺も楽しいです。古くてもスピーカーは保管と管理がちゃんとしてれば使えそうだし、アンプもちゃんと音が出るものはあるのではないかと。カセットデッキとかレコードプレイヤーはモーターがヘタってるのではないかと思うのは素人考えでしょうか。

 そんなこんなですが、これを見てるとまたまた現世に戻ってこられない予感。しかし、考えてみればこの当時の私はFMステーション派なのでした。そしてこの表紙には「東版」と書いてあってこの頃私は京都にいたので読んでたのは「西版」なのでしょうね。ふ~む。


近代映画は映画の雑誌ではないので

2023年08月09日 | 昔の音楽雑誌の話

 雑誌「近代映画」というと元は映画の情報誌だったようですが、私が見てた頃は「月刊明星」「月刊平凡」と並ぶアイドル情報誌でした。いつからいつまで発刊されていたとかは知りません。

 映画の雑誌と言うと「スクリーン」「ロードショー」が思い浮かびますが、「映画fan」「映画の友」「映画の城」など「映画」とつくものもありました。近代映画はどちらかというと映画fanに近いです。

 それにしても、出ているアイドルは同じような感じなのに、人気度は明星>平凡>近代映画だったという印象。近代映画は私のこれまでの人生で、買ったのは一度だけかもしれません。あとは親戚の家とか友人宅で読んだものかと。

 それで、手元には近代映画の歌本がありました。いつ入手したのかは覚えていませんが、リアルタイムで自分で買ったものではありません。当時買うなら明星だったでしょうし。

 雑誌本体もそうですが、歌本のキラキラ感も明星の方が上だというのは見ての通り。

 

 時期は1年ほど違うのですが、近代映画の方は表紙のみカラーで1ページ目から白黒。音楽大賞のノミネート曲ということですが。

 

 そして明星はご覧の通り表紙以外もカラーページあり。この時は1ページ目が榊原郁恵、2ページ目が高田みづえでいずれもカラーでした。この二人は勢いがあったのですね。もちろん同じ年の号ではないのですが。

 当時の売り上げが各誌どれくらいだったかはわかりませんが、もしかしたら近代映画が中古価格が高くなったりしてるのかも。その辺のコレクターになる気はないのですが、見ようと思えば国立国会図書館に行けばあるのでしょうね。わざわざ行かんけど。


1973年への旅は終わりました

2023年07月14日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 自分が今のようなアイドルオタクになったルーツは1973年にあったのではないかと思い、当時の空気を吸いたくて古雑誌を入手して眺めました。特にラジカセを買って貰いラジオを聞き始めた頃ということで、73年の夏以降のものを。

 が、どうも私が知りたかったものはそこにはありません。ヒット曲については当時テレビでもしょっちゅう流れてた大ヒットしか知らず、歌手やフォークグループもラジオ番組で聞いてたものは無し。その辺はどちらかというと、後追いで覚えたものと思われます。

 というのも、当時の雑誌のグラビアはシルビーバルタンだったりあべ静江だったりで、ストライクゾーンから外れてるどころかバッターボックスにも入っていなかったようなもの。

 あべ静江も「コーヒーショップで」というのは当時全く知らず、あとからというか大人になってから知った曲です。デビュー曲が「みずいろの手紙」だと思ってましたが、これもテレビで聞いて覚えたもの。まあこうやってみるとびっくりするほど美人ですが、何しろ私はお子様だったので…。


 ということで、ラジカセを入手したのは確かに73年の夏ですが、兄の影響でラジオを聞き始めたのはその年の秋以降で、本格的にラジカセを使いこなしたのは74年になってからだろうと思われます。なので、73年の事をあれこれ調べるのはもうやめました。


 73年のドラマはすべて終わりました。オレたちは、74年に行きます。←わかる奴だけわかればいい!


しまった、大竹しのぶコーチに習っておけば

2023年07月09日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 ある雑誌を見てたらひっくり返りそうになりました。初級ギター講座で、出てたのが大竹しのぶコーチ。彼女のデビュー曲「みかん」をデュオで弾こうという企画です。

 確かに彼女はあの曲をテレビで歌う時は弾き語りしてました。手元を見た限りではちゃんと曲に合ったコードを押さえてたので、実際に弾けるのだろうと思われます。しかし、雑誌でこんな仕事をしてたとは知りませんでした。

 そして、大竹しのぶコーチによるとこの曲で使うコードは7つ。割と多い印象ですが、大体簡単なのでFさえ克服できれば弾けるでしょう。

 

 なにがどうかというと、私は当時この号は見てなかったのですが、あの時大竹しのぶコーチについていってたら、もっとギターが上達してたかもと思うと残念でなりません。とはいえ、デュオの講座なのでギターを弾ける友だちがいなかったというのも悔やまれるところ。

 これは1976年の雑誌ですので、47年前ですか。ちなみに、私はこの47年間、大竹しのぶファンだったことは1秒たりともありません。「男女七人夏物語」は好きだったけど、昔も今も池上季実子派なので。まあ、清水ミチコがやる大竹しのぶの物真似は好きですけど。


gutsの記事に色々突っ込みを入れたい

2023年07月07日 | 昔の音楽雑誌の話

 

 1975年の雑誌「guts」を見ていたら、色々と「おや?」と思うところがありました。まずはNSPですが、メンバーの中村さんがスカイラインGTを買ったという記事。まあこれはいいです。田舎の堤防夕暮れ時にぼんやりベンチに座るNSPだからと言って、別に軽自動車やマツダ・キャロルに乗らねばならないということはありません。ただし、これがベンツだったらイメージ変わります。

 そして、衝撃なのはガロが三越の屋上でキャンペーンとサイン会をやっていたこと。これがデビュー直後とか「学生街の喫茶店」がヒットする前ならわかりますが、相当な人気グループになってからもこういうデパートの屋上でイベントやってたんですね。

 ガロはそれぞれが個性と才能のあるメンバーで、その方向性が違ってきたので解散したと一般的に言われてますが、こういうイベントが嫌だったのでは?とか思ってしまいます。そうだとしたら事務所が悪いですね。今となってはわかりませんが。

 そして、最大の謎は右下のイルカさんの記事。バックバンドが決定したという記事ですが、それが元猫の常富喜雄、「釘師さぶやん」でおなじみの漫画家牛次郎、松任谷正隆の弟の3人ですと。常富さんはわかりますが他のお二人は? これでツアーとかやってたのでしょうか??? 謎過ぎる。


いとしの月刊明星>1973年12月号

2023年07月04日 | 昔の音楽雑誌の話

 50年前の空気を感じたくて1973年の月刊明星を入手しました。自分がアイドルおたくになった原点を探す旅の一環です。格安だったのでかなり傷みは激しく、表紙は野口五郎と浅田美代子ですが、この二人に悪意があるような擦り切れ方だったので写真は自粛。目次は以下の通り。

 


 当時の人気はなんといっても新御三家。女性アイドルもいるのですが、明星の読者を考えると、やはりヒデキ、ゴロー、ヒロミ、それに加えてジュリーということになるのでしょう。ちなみに、入手した段階で西城秀樹の関連ページはすべて切り取られていたので、この本の中ではいないことになってます。

 

 意外だったのは、この当時でGAROとチューリップが結構な扱いだったこと。チューリップはこの年「心の旅」が大ヒットしたので、既に人気グループだったのですね。「もうフォークとかロックとかうんざりだよ。アイドルと呼んでくれ。」という勢いです。(わかる奴だけわかればいい)

 

 これらの人はまだわかりますが、なんと南こうせつも結構な扱い。結婚したばかりで、奥さんも一緒に出てました。すごく綺麗でかわいい人です。この年の秋にリリースされた「神田川」がヒットしてたのですね。

 

 ちなみに、新人での注目はミミ萩原と高沢順子。この時点で、彼女がプロレスラーになることを誰が想像したでしょうか。(って、高沢順子は違いますが)

 

 そして時代の空気を感じるのが広告。キスミーはシングル盤をプレゼントするそうな。ここの会社は歌手のポスタープレゼントなんかもやってましたが、私はまったく縁がなく応募したことはありません。

 

 VIVAの通販広告は当時よく見ましたが、これはオーディオの方。「いちばんナウなヤングの専門店」だとか。そういう言葉を本当に使ってたのが70年代。4chステレオが流行ったのはこの頃だったんですね。

 

 定番のブルワーカーもありますが、月刊明星読者に広告の効果はあるのか?

 

 通信教育も充実してて、ギターはわかりますが月刊明星読者に合気道がどこまで響くものやら。

 

 あとは、替え歌のコーナーがあったのですが、そのレベルと選考は疑問。一例をあげると「私の留置場」というの。

ようこそ ここへ クック クック
私の留置場へ
罪をおかしたあなたが 泊まります

ですって。大丈夫か、月刊明星読者。

 とはいえ、替え歌はさておきこの雑誌が面白いか面白くないかというと、大変面白い。50年前の芸能雑誌ですが、端から端まで読んでしまいます。こればっか読んでると現世に戻れません。それにしても気になるのは、野球部員のキン○マのその後…。

 


ガッツな勝海舟三連発

2023年06月15日 | 昔の音楽雑誌の話

 「guts」(ガッツ)は音楽雑誌なのですが、1974年の号を見てるとやたら勝海舟が出てきます。というのも、この年の大河ドラマが「勝海舟」だったのですね。

 まずは初代(?)勝海舟の渡哲也さん。こちらは3月号。

 「この一年 勝海舟に専念するよ!」という見出しで、インタビューでは俳優になったきっかけやこの作品への意気込みを語ってます。記事の中では「なにせ、1年間絶対に病気で休むことが許されないのだから。」とあって、健康法は「よく食べてよく寝る事ですね。…原始的だけど。」とポツリ、ということでした。が、今となっては病気で途中降板することになったのがわかってるので、これを読むと複雑な気持ちです。重病でしたしね。

 そして、5月号ではNEW「勝海舟」として松方弘樹さんのインタビューがあります。


 こちらも俳優になったきっかけや、急遽代役になったことへの意気込みなどを聞かれてますが、最後には「でもウイスキーを2本も飲んじゃいかんね。やっぱり1本半くらいにしとかんと。」と笑ってたとか。ただ、記事中では「家庭では3児のよきパパ」となってるのを見て、こちらも複雑な気持ちです。とはいえ、代役としては松方さんは好評だったと記憶してます。


 最後に11月号が「勝海舟」で坂本龍馬役の藤岡弘さん。


 この時は大河と「白い牙」の撮影で、睡眠時間は3~4時間とか。「結婚してひとつの安定を得てしまったら、僕はフヌケになっちゃいますからね。恋愛に打ち込んだりする余裕も今のぼくにはありません。」ですと。根っから硬派ですね。

 と、こうやってインタビュー見てたら「勝海舟」見たくなりました。が、ビデオは残ってないようですね。残念。それにしても、「guts」は音楽雑誌なのですがぁ。


ヤングギター1980年10月号>1980年代ヤングギターの世界

2023年06月02日 | 昔の音楽雑誌の話

 この夏は、野外でのライブイベントが花盛りだったのでそのレポートが多いです。見てるとこちらも気持ちが盛り上がりますね。全部カラーなら完全保存版にしたい感じ。そこが惜しいです。

 まずは、主な記事は以下の通り。

◆カラー
・Char LIVE IN PIONEER SUPER ROCK FES(1ページ)
・サザンオールスターズ LIVE IN DENEN COLOSSEUM(2ページ)
・ツイスト LIVE IN '80 JAM over japan(2ページ)
・THIN LIZZY グラビア(2ページ)
・ジョン・マクラフリン Live under the sky '80(2ページ)

◆白黒記事
・高中正義 ライブレポ (3ページ)
・JAPAN JAM 2(パラシュート、スペクトラム、サザン、チープトリックなど)
・JAM JAM'80 パイオニアスーパーロックフェス
・80'sJAM OVER JAPAN
・HOT JAM '80
・コーネルデュプリー インタビュー(3ページ)
・ジョンマクラフリン インタビュー(4ページ)
・ギタリストカタログ 男の履歴書 田中一郎(白黒 1ページ)
・ギタリストvs美女シリーズ 佐藤ミツル VS 太田裕美(白黒 2ページ)


 この夏はロックフェスが多かったのですね。そんなことがあって、誰が出てるとかは紹介しきれません。とにかく、端から端まで見てて楽しくなります。この号は当時の野外フェスの盛り上がりを知りたい方にはお勧め。

 

 見ていると、どのバンドが勢いがあったとか、今は大物の人の扱いが割と軽かったとか、フォーク系のフェスもあったとか、いろいろわかります。それにしても、当時は「Jam」という言葉が流行ってたんですね。ちょっと聞いただけだと、どのイベントかわからなくなります。

 これは10月号ですが、フェスの記事を見た読者は「楽しかった夏が終わった…。」という思いが強かったかも。私は今になって冷静に客観的に眺めてて、この号は中身が濃くて面白いと思いました。それぞれのフェスについて当時参加した人を探して話を聞くのも楽しいかもしれませんね。


 そして、今回もギタリストvs美女シリーズは白黒。太田裕美さん出てるだけに、凄く残念。ただし、音楽活動から野球の話まで内容は面白いので、ファンの人は読んだ方がいいかも。

 ということで、興味を持った人は探してみて下さい。そんなに難易度は高くないかも。注意点としては、白黒ページが多いのであまり期待が大きすぎるとガッカリ感もありそう。あとはやたら値段が高いのはスルーした方がよろしかろうと。


ヤングギター1980年3月号>1980年代ヤングギターの世界

2023年05月26日 | 昔の音楽雑誌の話
 
 またまたまたヤングギターの話。1980年3月号で、表紙はチャー。まだジョニー、ルイス&チャーの頃ですね。今回の主な記事は以下の通り。


◆カラーページ
・ジョニー、ルイス&チャー ステージ写真(3ページ)
・高中正義 ライブレポ(2ページ)
・テッド・ニージェント&ロニー・モントローズ グラビア(1ページ)
・ランディ・ハンセン グラビア(1ページ)
・ポリスのアンディ・サマーズの機材紹介(2ページ)

◆簡易カラー
・Mr.335 VS 野呂一生対談記事(簡易カラー 6ページ)
・ジョン・トロペイ インタビュー(簡易カラー 5ページ)
・デイヴ・ジェンキンス インタビュー(簡易カラー 2ページ)



◆白黒記事
・フォリナー ライブレポ(白黒 2ページ)
・カンサス LIVEレポ(白黒 2ページ)
・山本恭司 紹介記事(白黒 2ページ)
・RCサクセション 紹介記事(白黒 2ページ)
・スペクトラム インタビュー(白黒 2ページ)
・T-bird、柳ジョージ、塩次伸二&山岸潤史、竹田和夫(各白黒 1ページ)
・ギタリストカタログ 男の履歴書 森園勝敏(白黒 1ページ)
・ギタリストvs美女シリーズ 鈴木茂 vs 久保田早紀(白黒 2ページ)

 個人的にはこの号は凄く読むところが多かったです。何より、スペクトラムのインタビューがヤングギターに出るというのは素晴らしい。ギター雑誌なので西慎嗣さん中心だし。



 それにしても、毎回思う事ですがギタリスト VS 美女シリーズがカラーページにならんものでしょうかと。ご覧の通りの画質なので、久保田早紀さんはそっくりさんを使ってもわからないくらいの感じ。



 その辺も含めて、反応する記事がある方は中古で探してみて下さい。ちょっと難易度高いかな?

さらに「guts」だぜ!>70年代音楽雑誌の世界

2023年05月22日 | 昔の音楽雑誌の話
 
 雑誌「guts」は以前も話題にしましたが、数冊が安価で入手できました。上段が1974年(昭和49年)、下段が1976年(昭和51年)です。

 以前の記事では76年が読みたいと言いましたが、今回入手したものを見ると74年が凄く面白いです。というのも、前の年にラジカセを買って貰い、日常的にラジオを聞き始めたのがこの1974年だったので。

 そのため、当時流行ったグレープ、NSP、ダ・カーポなどがよく出てくるし、ラジオでは聞いたけどどういう人が歌ってるか知らなかった三輪車、スペース・バンドなどの写真も見られるため。



 なお、当時笑福亭鶴光師匠のオールナイトニッポンに三輪車が電話で出演した際、師匠は「三輪車ゆうたらト○コみたいでんな」ですと。さすがです。

 私の好きな甲斐バンドのデビューは74年11月、尾崎亜美さんは76年3月なので、74年の音楽雑誌見ても楽しめないと思ってたのですが、そうでもなかったです。実は74年の暮れに初めてギターを触ったのですが、そのままのめりこんだのは、小学生ながら当時のヒット曲に影響されてギターを弾いてみたいという思いが強かったのでしょうね。

 ちなみに、1974年の世界ではグラビアがあべ静江さんです。物凄い美人ですね。



 ポスタープレゼントも時代を感じます。



 そして、裏表紙はスプライト。すき すき スッキリ スプライト~♪って、歌えますわ。




 ということで、あらゆる記事に興味があって、広告にも目を奪われてすっかり現代に戻ってこられなくなったとさ。