今日のひとネタ

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ちゃんと歌が聞きたかったのですが

2011年01月23日 | 夜のヒットスタジオ

 昨日「夜のヒットスタジオ」を見ました。番組サイトによると#86。出演者と演奏曲は以下の通り。(登場人物が多いので今回も敬称略です)

1978年3月27日放送
岩崎宏美「二十才前-はたちまえ」
チェリッシュ「海の見える部屋」
野口五郎「愛よ甦れ」
石野真子「狼なんか怖くない」
石原裕次郎「夜霧よ今夜もありがとう→赤いハンカチ(メドレー)」
小柳ルミ子「ひとり歩き」
五木ひろし「潮どき」
研ナオコ「かもめはかもめ」
石原裕次郎「昭和たずねびと」

 見たかったのは岩崎宏美でした。当時彼女のファンではなかったのですが、この曲はサビの高音の伸びが素晴らしいという印象があったので久々に見てみたくなったと。ですが、この回はなぜか石原裕次郎がゲストでオープニングで何やら裕次郎に一声掛けられて励まされた彼女が涙ぐんでしまい、歌いだしの時点でも声が詰まってしまって…という状況でした。途中は立ち直ったものの、普段の彼女からすると8割位の出来という感じ。こういうのはいけません。

 この番組は歌う前に両親を登場させたり故郷の友人達を呼んだりして、アーティスト本人が泣いてしまうことがしばしば。当時は生放送だったのでそういうハプニングを話題づくりにしていたのでしょうが、まったくもって無用な演出。こうやって後世になって映像を見てみると「あ~あ」と落胆してしまいます。ちゃんと歌が聞きたかったのに。

 あとはこの番組はカメラワークに疑問も少々。男性歌手で特にジュリー、次に秀樹あたりの映し方がドアップばっかり。ドアップもドアップで目、鼻、口しか映らず、今の大型テレビの画像で見ると鼻の穴の中まで見えてしまうような寄り方です。これはいかがなものでしょうか。もしかすると、当時はまだテレビが小さかったので顔がよく見えるようにというファンサービスの一環だったのかもしれませんが、実際どうだったのでしょう。

 この番組の当時のプロデューサーについてはニューブリードのダン池田氏が著書でぼやいてたし、甲斐バンドも「イカバンド」と言われて怒ってたことがあったので、イマイチ好意的に見られないという事情もあります。前にあおい輝彦が出たときに、バックバンドのルウの音がでかかったためか、演奏が始まった途端全然歌が聞こえなくなってやり直したってこともありました。(やり直し後もおかしかったけど) なのでその辺も不満アリ。一応プロがやってるんでしょうけど、トノバンが前にラジオで「フジに出たときに位相を逆にとるバカがいたんだよ」とぼやいてたことがあったので、その印象もあったりします。なにがどうだというと、フジはその業界で一番給料が高いと聞いてるのでどうもすんなり受け入れられないというか、文句をつけたくなるというか。

 ま、それはそれとして次回はキャンディーズ最後の出演。しかし私の注目は南沙織の「春の予感」。とはいえ、過去にも何回も見てるんですけどね。実は当時生でも見てたし。