以前にも書いたが、今日も見ていて疑問が・・というよりハラが立ったので台風が近づいている今日もあえて書く。
今日のローカルテレビ局の台風情報では・・、
1、富士市で怪我人が出た。
2、静岡市の駒越海岸で一人波にさらわれた。
3、藤枝市上滝沢地区で避難勧告が出され住民が避難した
4、東名高速は下り線清水-富士間で高波のため通行止め
5、一般道路は22路線24ヶ所で通行止め
・・などと報道されていた。
気になったのは・・、
1・2は事故として報道されるのはまあ仕方ないが、
3については避難している人々のプライバシーにはお構いなくカメラを向けていた。こういう場合に撮られる人の許可って取っているのか?
4は情報として当然だけど、
5については、それがいったいどこの路線のどの地点かはほとんど言ってくれない(伊豆スカイラインだけ)。
仕事や通勤で車で動く人はJR東海道線など鉄道を利用しているひとより静岡県でははるかに多いはずで、必要に迫られて移動しようとしているのにどこが通れないのかテレビでも(ラジオでも)言ってくれない。かといって、「道路交通情報センターへお問い合わせください」とも言わないし、そういう案内はない。
これでは報道というかローカルテレビが地元のための情報としてはあまり意味がない。わざと波打ち際に立ってレポートし、「こんなに波が高くなっています!」とその数値を具体的に波高を調べたりはせずにただ叫ぶ。それより、今ではネットで潮位、川の水位などはわかるのだから、計測している機関と提携して情報を受け渡しして、それをしっかり伝えるべきだろう。波が高いのなら、防波堤を越えるまであと何センチぐらいまできているのか?川の水位は警戒水位が何cmで現在の水位が何cmなのか?を伝えるべきだ。
単に迫力だけあっても抽象的な映像では見ている人の防災の助けにはならず、ただテレビ局が「台風という人々の関心事で視聴率が上がるのを喜んで、はしゃいでいる」としか見えない。見ている人はテレビ局の自己満足につきあいたいわけではなく、ちゃんとした防災のための情報を知りたいのだ。