まだ日本平スタジアムにはオーロラビジョンがない。(来春完成予定) でも、市内のパチンコ屋の店頭にはスタジアム用ほどの大きさではないものの、大きなビジョンが設置されて、交差点の信号の視認性すら脅かす勢いでギラギラ・チカチカ表示されている。あのビジョンだって最低でも数百万円するはずだ。でも、どんどん店舗の規模は拡大しえちるように見える。
「グレーソーン金利」が問題になったサラ金・・いや、消費者金融だって、あれだけ多くのテレビCM放映とあれだけ多く、そして大きな街頭看板を設置する金額だってスゴイ金額だろう。それでもグレーゾーン金利も活きて最高利益を更新している。
元は誰のお金だぁ??って考えれば、一部の、「モノ造りを伴なわない」産業が突出して利益が多いのはオカシイんじゃないか?・・と。
社会経済生産性本部の「レジャー白書」によると、90年代前半に3000万人のパチンコの「参加人口」は04年度には1790万人と、半分近くに減った。なのに、客が減ってもホールの売上高が年間30兆円前後を維持してきたのは・・・、
・・・射幸性を高め1人当たりの売上高を増やしてきた結果だ。 「1人当たりの売上高」ってことは、要は「たまに大当たりをしても大概はスッてしまうだけ。しかもその金額が増えつづけてきた」結果だということ。パチンコをやっているみなさん、そこに気がつかないとダメよ!そして、その先が「オーロラビジョン」なのよ!そんなことに朝から座って汚い空気の中で1日中過ごすだなんて私にゃできない!たとえ儲からなくてもそこで時間を潰すだなんて人生のムダ!表に出てフリスビー投げているほうがマシ。
パチンコやはモノでなく換金する場合はレートが下がるし、モノに換えたって定価換算だから仕入れとの差額は全部パチンコ屋の儲け。考えれば考えるほどホール側が儲かる仕組みなんだから・・。
“3000万人のパチンコの「参加人口」は04年度には1790万人”・・で、パチンコをやめた1210万人はまだ賢明だったということだろう。
ましてや、パチンコにのめり込み過ぎてサラ金から金借りてまでパチンコやって、挙句に人生が狂った・・なんてのは愚の骨頂。せいぜい犯罪を犯して世の中に迷惑をかけたりしないようにしてほしいし、「取立てがキツイ」と騒ぐ前に「まず借りた金は返す」ことが基本。暴力取り立ても悪いけど、金借りて返さないのも悪い。事業の失敗だとか、真っ当に生きての失敗による借金ならまだしも、ギャンブルによる借金苦から犯罪に走るなんて人間のクズだよ。もっとも、ギャンブルでラクして稼ごうってところのスタートが間違いかもしれないね。働くベースがあって、余ったカネで適当に遊ぶ・・その分別が無い人は世の中が迷惑するし、ホリエモンの言葉じゃないが「ずる賢い人に騙されちゃいますよ」。