生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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ヘビのヘビーな話【本州にいる8種のヘビ】

2016-10-02 | 昆虫・生き物

虫萌えが続いたので、今夜はヘビ萌えを目がハート

本州で見られるべビは8種のみ。
都心で見らせるセミの種数(6種)
より少し多くくらいのイメージである。

本州にいる8種のうち、毒蛇は2種だけ。
マムシ、ヤマカガシさえ押さえておけば
あとはすべて無毒というわけである。

しかもマムシ、ヤマカガシともに性質は温和なので、
あまり怖くはない。


南西諸島を入れると、種数はぐんと膨らむ。
ハブとサキシマハブのように、似ていても、
前者は狂暴で後者は温和など、奥が深くなる。


では、本州にいるヘビたちを見ていこう。
性質が荒いヘビは、目つきも悪いのがおもしろいところだ。


↑アオダイショウ:
体長約2メートル。本州最大のヘビ。
昔はよく、ネズミを食べに人家に入ってきたという。
性質は温和で人に慣れやすい。代々木公園で見たこともある。


↑シマヘビ:
体長約1.5メートル。日本固有種。
性質は荒く、すぐに噛もうとする。
ガラガラヘビのように、シャカシャカ音を出して威嚇することも。
幼蛇はマムシやニシキヘビなどに間違えられやすい。
(この前、新幹線のぞみにいてニュースになったのもたぶんこれ)


↑マムシ:
体長約50センチメートル。湿った場所に多い。
温和だが、顔の前に手を出すと反射的に噛むことがある。
出血毒を持ち、噛まれた場合の致死率は0.3%以下と言われる。
卵胎生で子ヘビを出産する。
妊娠中のメスをうっかり踏んで噛まれる事故が多いので要注意。


↑ヤマカガシ:
体長約1メートル。主にカエルを食べる。
昔は無毒と考えられていたが、
奥歯に毒があるため、深く噛まれると危険。
性質は温和。

ヒバカリ:
体長約60センチメートル。名前の由来は、
「噛まれたらその日ばかりの命」という意味だが、
実際には無毒で非常におとなしい。
ヒバカリが人を噛むことがあるのかすら疑問。

シロマダラ:
体長約70センチメートル。
個体数も少なく、遭遇することも少ないため「幻のヘビ」とも。
性質は荒い。

タカチホヘビ:
体長約60センチメートル。これもかなり珍しい種。
光が当たると虹色に輝く美しいヘビ。
性質は温和。

ジムグリ:
体長約1メートル。涼しい環境を好み、夏は行動が不活発になる。
性質は比較的温和だが、神経質で慣れにくく、
ペットにするのは案外難しいらしい。

コメント
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