twitterで「馬鹿しか繁殖しない時代」という
過激なハッシュタグがあるけれど、
言い方を変えると、
「馬鹿にでもならなきゃ子どもなんて作れない時代」なのだろう。
若者の死因の1位が自殺だ。
『人生』の難易度がすさまじ過ぎて、
「異常な心理」にでもならなければ、とてもじゃないが、
こんな世界に吾子を生み出そうなんて思えぬ。
私の尊敬する女性(Aさん)でもいる。
すごい才能を持ちながらも、発達障害があるために、
「遺伝して成績不振や就職難など辛い
辛い思いをさせてしまう可能性があるから、
誰とも付き合わないし、結婚はしない。子どもは作らない」
という主義を貫いている人が……。とても美人であるのに。
よい社会か、悪い社会か、は、
どんな人が上へと上がっていき、どんな人がトップに立てるか、
で推し量ることができよう。
個人的には、
Aさんのような人が、世界のトップになるような社会を希望する。
現状で経済的に、或は権力的にトップにいる人間は、
尊敬できないし、むしろみっともない
という感じさえする……。
私が考えるに、「馬鹿」というのは
権力者や伝統(昔から決まっていること)、多数派が信じていることは絶対的に正しいと信じる。むしろ疑う人間は悪である、と考える
人たちのことだと思います。従って国が子供を作れと言えばすぐに作り、貧困は自己責任だと言えばはいそうですね、と従うんだと思います。
たまにTwitterで「社会に貢献しない奴や悪だ」みたいなコメントを見かけますが、なんでそこまで苦しんで貢献したがるんだろう。勝手にやるのはいいがなんで周りを巻き込もうとするんだろう。理解に苦しみます。
「馬鹿」の大きな特徴として、周りに無理強いしたり、人を束縛したりすることが挙げられると思います。これによって、無理矢理「馬鹿」にさせられてしまう被害者がどんどん増えていってしまうという……。
例えば、管理人さんが行っている年齢差別の撲滅についてはこのような反論があります。
「年齢によるランク付けを撤廃すると、年下に馬鹿にされる。それでもいいのか?」
実力や人格が十分にあれば年齢関係なく尊敬されるはずです。要はそういうものがないのを無理やり年齢でごまかしている、というだけで、それがなくなると立場が逆転して尊敬されなくなる、と怖がっているようです。
これと同じで、権力者や伝統(昔から決まっていること)、多数派が信じていることに反するものを見てしまうと、「いままで苦しい思いしてきたのに間違っていたのか」となり、プライドが維持できなくなるからではないでしょうか。