生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

ゆとり世代への期待

2012-09-16 | 社会・法律・労働

この前のことだが、
「私たち、ゆとり世代なんですたらーっ(汗)
行くところ行くところで、
『これだからゆとりは……』と言われて……泣き顔
と話す大学生に会った。

就職した「ゆとり世代」が、職場で目の敵にされる、
という話はよく聞くけれど、
これこそ、勘違いはなはだしいと思う衝撃

第一、「ゆとり世代」には何の責任もないではないか?


私としては、それ以前に
「ゆとり教育」そのものは、必ずしも失敗でないと思っているぴかぴか(新しい)

失敗点を挙げるとすれば、
「上の世代に、ゆとり世代を受け入れる器の大きさがなかった」
ということに尽きると思う。

ゆとり教育を実施する前に、
上の世代を、みっちり教育する必要があったのだ。



多くの人が実感するように、
日本には、異様なまでの緊張感やせかせかと追いまくられるような
ムードが漂っていると言われて久しいダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)ダッシュ(走り出す様)

・電車が二十分遅れただけで激怒する。。。

・スーパーの「お客様の声」みたいなコーナーには、
やれ店員の態度が悪いだの、やれ仕事が遅いだの、
という苦情が山のように展示されている。。。。

・ヘッドホンを使用の際には、音漏れにご注意ください。。。

いずれも、
世界から見れば、ギャグだと思われる可能性が高い。
神経質にもほどがあるというものだろう。

そのうち、ヘッドホンの音漏れどころか、
隣にいるヤツの心臓の音がうるせえ~、とか
言い出すんじゃないか(笑)
と誰かが言ってたけれど、あながち冗談ではないのかもしれない。


こんな、息苦しい日本社会の突破口になるのが
「ゆとり世代」の企業進出ではないか、と期待するクローバー

まあ、ネットで話題となっている
「↓↓俺が見たスペインの職場」みたいにしろとまでは言わないが(笑)

--------------【引用】-----------
俺が見たスペインの職場はこんな感じ。

* 自称早朝(ただし10:00)出勤
* 昼飯は当然自宅で。何があろうと自宅に帰って飯。
* 飯の後は昼寝。昼寝がないと働いてられねーよ、と。
* 午後はワイン(しかもボトル)でも引っかけながら陽気にお仕事。
* 職場がアルコール臭。
* 遠くから歌声が聞こえてきたかと思ったらこっちも負けては
居られないと熱唱。仕事そっちのけ。
* 土日どころか、かったるい日は全般的に休み。
* 夏休みは7月から9月まで。でもなぜか仕事よりマメに
* バカンス先の写真を律儀に送る。
-------------------------------


*************************************
【通り雨の旅路(本館)】
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/

【Twitter】お気軽にフォローください^^
http://twitter.com/turquoisemoth
*************************************


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セアカゴケグモは怖くない | トップ | 夏の悪夢 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ahurozyan)
2012-09-19 08:46:38
どうも、お久しぶりです。
最近は政治など色々騒がしいですが、それでも私が望むのは、カリカリとした空気や空間に支配されない、まったりスローライフです。

かくゆう私もゆとり世代なのですが、言われることはあったりしますね。

だからと言って、詰め込み世代を馬鹿にするつもりはありません。
頑張ってきたのは事実だろうし、それで今の私達もいるのでしょう。
しかしもうがむしゃらに働く時代は終わったのかもしれません。

製造業などは海外などに工場を移し、必然的に労働人口は減ってゆきます。
がむしゃらに働くということは次の国の経済発展のために譲り、私達は先進的な働き方をしなければならないと思います。
返信する
Unknown (金兵衛)
2012-09-19 20:32:28
こんばんは、お久しぶりです^^。

私も、マターリとしたゆるい空気を切望します。
現代日本では、それは
最高級のぜいたく品になってしまいましたが。。。

今や、ゆとり世代と詰め込み世代間の溝は、
深くなるばかりの印象ですよね。
詰め込み世代には詰め込み世代の、
ゆとり世代には、ゆとり世代の強みがあると思うので、
お互いに尊重しあえばいいのかもしれませんが
現実は、なかなかうまくいかずで。


>がむしゃらに働くということは次の国の経済発展のために譲り、私達は先進的な働き方をしなければならないと思います。

そうですね。がむしゃらに働いて
何かが変わる時代は終わりましたし、
これまで積み上げてきたものを潔く捨てて、
新たな働き方を模索する時期にさしかかっている
気がしますね。

そのためにも、
「仕事以外を生きがいにする」という価値観が
当たり前に認められるようになって欲しいものです。
返信する
Unknown (ケーパン)
2012-09-20 22:00:38
こんばんは、管理人さん。

ゆとり世代は、たまたまその年代に産まれて
所謂「ゆとり教育」を受けさせられただけなのに、
かれらが叩かれるのはまことに理不尽です。

また、こういった特定の世代バッシングが
余計な世代や年齢での壁や対立や生み、息苦しい世の中の形成に貢献しているのかと思うと、
オトナって何なのかな、と考えさせられます。
20歳、30歳・・50歳、60歳になってもガキはガキなのかも知れません。

それにしてもすごいですね、スペインの職場環境・・・。
何処まで事実なのかはわかりかねますが、
人類ってそんなに勤勉でないのかも知れませんね。
返信する
こんばんは (きいろすずめ)
2012-09-21 21:29:56
ゆとり世代真っ只中の長男が
やっとの想いで就職決まりました^^;
どうなるんでしょうね…(笑)

私や旦那は「異星人・新人類」と言われた世代
打たれ弱くて扱いが面倒 何を考えているか分からない
とバッシングが多かったのを覚えています
それでも今 人の親となり社会の一部となり過ごせています
何とかなるもんですよ^^
返信する
Unknown (金兵衛)
2012-09-21 23:59:25
>ケーパンさん

こんばんは^^。

年齢ごとに文化がある、というのは事実だと思います。
でもそれは、
本人の希望ではどうすることもできないものなので、
それで、差別するのも理不尽きわまりないですよね。

私が「年齢至上主義」に激しく反対するのも、
そんなところに理由があります。
(人種差別と似た特徴を持ってくるので。。。)


スペインの職場は、うらやましい限りです。

もちろん、すべてが本当かはわかりませんが、
勤務中の酒はOKですし、多少の遅刻は無問題、
「気が向かないから欠勤」もアリらしく、昼寝もする……
あらら、書いていて気づきましたが、
「ほぼ本当」ということになってしまいそうですねw
返信する
Unknown (金兵衛)
2012-09-22 00:04:53
>きいろすずめさん

そうですね。
「案ずるより……」と言いますし、
意外になんとかなってしまうものかもしれませんね。


ただ、せっかくの「ゆとり世代」ですから、
なんらかの活躍を期待してしまうんです。

この重苦しい日本の職場環境に、
「ま、いいか」、「テキトウでいいよ」という文化を
もたらしてくれるのも、ゆとり世代ではないか、と
期待しています。

精神を病むほどにバリバリ働くのがよいこと、
という文化にピリオドを打ってくれるのも
ゆとり世代ではないかと思います。
返信する

コメントを投稿

社会・法律・労働」カテゴリの最新記事