生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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残された時間。着信が怖い

2022-04-26 | パーキンソン症候群/闘病・介護

ここ最近、ほぼ毎日母との面会に行っている。
(父と共に)

すでに母は言葉を発することができないが、
私を見るとびっくりしたように目を開いたり、
表情を変えたりする。

看護師さんやケアマネさんからは
日に日に深刻な話を聞かされ、
彼女たちが口を開くたび警戒してしまう。

「明日のなるべく早い時間に来てくださると……」
そう言われたときには生きた心地がしなかった。

残された時間が「数日」なのか「数か月」なのか「数年」なのか、
看護師にもわからないという。
さすがに「数年」は厳しいと思うも、
生命に関することだから何ともいえないとか。

今日実家の玄関に入る直前、
「お父さ~ん!」と大声で呼ぶ母の声を
父がはっきりと聞いたという。

それを聞いた瞬間、慌ててスマホを取り出す。
何か連絡が入っていないか……。
幸い着信履歴はなかった。

そういう意味でも
最近はスマホに「着信」があると怖い。


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