生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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就職氷河期世代を救う、たった一つの方法!?

2024-11-29 | 年齢なんてなくなれ論(笑)
就職氷河期世代を救え!
とはよく聞くが、社会の認識を少し変化させるだけで
解決できる気がするのだ。

それは(日本に消え残る)年齢至上主義を完全撤廃したうえで、
学歴至上主義の色合いをより濃くするのだ。

つまり、40代や50代の人でも、東大を卒業すれば、
新卒で一流企業に入れるようにする。
履歴書から年齢欄を削除するということである。
(すでに性別欄がない履歴書はある)

そう、努力次第ですべての人に道が開かれるのだ。

もちろん受験勉強とはいえ、
100%努力でなんとかなるとは言わない。

でも、恋愛や仕事に比べれば、
かなり努力が報われやすい分野といえるだろう。

(防衛大などを除き)年齢の上限はないし、
(女子大等を除き)性別も関係ない。
家柄も容姿も国籍も人種も出時も一切関係ない。

テストで点数を取れば誰にでもチャンスが与えらるという、
すばらしい世界✨なのだ。
(一部医学部でインチキが発覚したけれど……)

学歴や資格って、極めて優しいシステムだと思う。
「特に才能がなくてもまじめにコツコツがんばれる」人を救う、
最大のセーフティネットである。

脱学歴社会の流れが最近見られるが、
そうなるとより厳しい社会になってしまうようで恐ろしい。

尤も「同一労働同一賃金にしなければならないではないか」
という意見があるが、
それって当たり前以前の問題ではないか。

「同一労働同一賃金ではない」なんていう状況が
この令和の時代にあってはならないと個人的には思う。

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2 コメント

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ジョブ型採用が解決策になるか (考える院生)
2024-12-12 21:01:46
おそらくですが、新卒一括・メンバーシップ型採用が年齢差別の原因となっていると思います。

確かに、企業側としてはスキルがなければ戦力にならないので、基礎学力・やる気・体力を買って長期的に育て上げる。10年育成期間が短いだけでも大きな損失だ。だから昔は既卒はアウト、今は既卒者の問題がうるさいから仕方なく卒業後数年までは目をつぶる…というのもわかります。

もし既卒者や高年齢者が戦力にならないから採用できないというのであれば、ジョブ型採用にしてしまうのもありだと思います。
企業側は何をしてほしくてどんなスキルを持った人が欲しいのか、労働者側は自分のスキルや適性に合った仕事がマッチングするようになります。
また、本来タブーであった学びなおしも活発になるかと思います。この延長線上で医学科の面接における性別・年齢差別(これも長期的に働いてくれないリスクから来るもの)も改善する可能性があります。

確かにジョブ型採用は首切りのリスクが高くなりますが、より多くの人を雇用でき、人手(≠採用人数)不足による業務のブラック化などを防げるところもよい点であります。
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Unknown (管理人・金子大輔)
2024-12-17 12:35:38
難易度の低い仕事(データ入力など)も含めて、ジョブ型に移行していく方向でいいと個人的には思います。それに伴い、アメリカのように履歴書に写真を貼らせることや生年月日を聞くことも禁止という流れになるでしょう。

「長期間育成してずっと働いてもらいたい」というのは温情に思えますが、癒着や汚職などの諸悪の原因にもなると思っています。いっそのこと、「雇用される」という働き方においては、5年を上限とするような過激なことも試してみる価値があるかもしれません。
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