生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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【訂正とお詫び】慢性疲労症候群と発達障害の親和性

2021-01-12 | 健康・医学

以前、下記のブログ記事で、
「慢性疲労症候群=ADHD」と書いてしまった。

●慢性疲労症候群と発達障害の親和性
https://blog.goo.ne.jp/cameleotino/e/8acd163ccce85e7f5f32c89d827f0ead

だが、これは正確な言い方ではなく、
「ADHDをはじめとした発達障害の人が、
慢性疲労症候群とよく似た症状を訴えることが非常に多い」
という言い方が正しいようです。

私の担当のM先生のもとにも、
慢性疲労症候群を疑って受診する発達障害の人がとても多いのだそうです。

私のケースでも結果的に、慢性疲労症候群というよりは、
「発達障害特有の疲れやすさ」「発達障害特有の体力のなさ」ではないか、
という診断に至った。
取り急ぎ、お詫びと訂正を……。

発達障害の人が、慢性疲労症候群かと思うくらいの、
猛烈な疲労感を訴える原因として
以下のようなものが考えられるという。

1.「フツー」でいるために、凄まじいエネルギーを使う。

※定型発達(健常者)の人は、
まったく意識することなく「フツー」になれる。

2.発達性運動協調障害
「効率よく体を動かすことができない」、「体が言うことを効かない」
ような状態が常であるため、凄まじいエネルギーを消費する。
靴を履く、着替える、手を洗うなどでも重労働に。

3.思考のコントロールが効きにくく、
脳内が「多動」であるため、凄まじいエネルギーを消費。

4.感覚過敏があると、音や光が強いストレスになるため、
外出するだけでぐったりする。

5.「過集中」により、体や脳を酷使しがち


それぞれの対策は別の機会に述べるとして、
発達障害にもこういう症状があることをまず知ってほしかったのです。

決して困らせようとわがままを言っているのでないし、
仮病でもない。それなのに、倒れそうなくらいしんどいのです。

2、3時間遊んだだけでぐったりしてしまう、
皿を少し洗っただけで、
ブログ記事一つ書いただけで、死んだように眠りたくなる。
ゆえに、すぐに帰りたがったりしますが、
お相手を嫌いな訳では決してないことをご承知おきください。


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