キャベツが食べられるようになった。虫食いだらけだけど、食べる大玉の部分は大丈夫だ。しっかりした成長ぶりで、今年は成功したと言えるだろう。
このキャベツの数え方は英語ではヘッドを使う。つまり a head of cabbage (キャベツ一個)という数え方をする。略式もあって、two cabbages とも言う。また、レタス(lettuce)も同じだ。結球を頭の部分と考えたのだろう。数え方とは異なるが、日本語でも比喩的に、釘の頭、かなづちの頭などと言う。
余談はこのくらいにして、今年はこのキャベツの枝分かれが結構あるのに気づいた。大玉のある下に二つから三つくらい玉になろうとしている部分がある。中には玉になりつつあるものもある。青虫は陰になっている、この枝分かれの所に潜んでいることがよくあるから、油断が成らない。
MLの「百姓見聞録」に、どうしてだろうと聞いてみると、幼い芽のころに、食べられるというようなことがあったからではないかと言われた。ジャガイモなどは、主となる芽を処理すると、脇芽がたくさんできると言う。越冬の苗かとも聞かれた。これは何を意味するか。想像するに、苗がやっと残った、つまりかなり疲れて弱っている苗なのではないか、という意味だろう。
苗を手に入れたのは家内だが、隣の家からもらうときに、少し弱っているがそれでも良いなら、と言われてもらってきたという。
しかし、幸いにもその脇芽がでたことによって、キャベツの収穫に影響が出ているということはない。一つだけ、写真のように主になる玉ができずに、3つの脇芽だけがそれぞれ主張しあって、おなじように大きくなっているものがある。これは、どういう結果になるか処分しないで、観察している。どれがイニシアティブを取るか見ものだ。
狸