キャベツの枝分かれ

2005年05月31日 | Weblog

キャベツが食べられるようになった。虫食いだらけだけど、食べる大玉の部分は大丈夫だ。しっかりした成長ぶりで、今年は成功したと言えるだろう。

このキャベツの数え方は英語ではヘッドを使う。つまり a head of cabbage (キャベツ一個)という数え方をする。略式もあって、two cabbages とも言う。また、レタス(lettuce)も同じだ。結球を頭の部分と考えたのだろう。数え方とは異なるが、日本語でも比喩的に、釘の頭、かなづちの頭などと言う。

余談はこのくらいにして、今年はこのキャベツの枝分かれが結構あるのに気づいた。大玉のある下に二つから三つくらい玉になろうとしている部分がある。中には玉になりつつあるものもある。青虫は陰になっている、この枝分かれの所に潜んでいることがよくあるから、油断が成らない。

MLの「百姓見聞録」に、どうしてだろうと聞いてみると、幼い芽のころに、食べられるというようなことがあったからではないかと言われた。ジャガイモなどは、主となる芽を処理すると、脇芽がたくさんできると言う。越冬の苗かとも聞かれた。これは何を意味するか。想像するに、苗がやっと残った、つまりかなり疲れて弱っている苗なのではないか、という意味だろう。

苗を手に入れたのは家内だが、隣の家からもらうときに、少し弱っているがそれでも良いなら、と言われてもらってきたという。

しかし、幸いにもその脇芽がでたことによって、キャベツの収穫に影響が出ているということはない。一つだけ、写真のように主になる玉ができずに、3つの脇芽だけがそれぞれ主張しあって、おなじように大きくなっているものがある。これは、どういう結果になるか処分しないで、観察している。どれがイニシアティブを取るか見ものだ。




トマトハウス

2005年05月30日 | Weblog

トマト用のハウスを作った。市販されているセットを使用した。このセットは一昨年買ったものだが、昨年はビニールハウスでトマトを育てたので、昨年は使わなかった。そのせいか、組み立て方を忘れてしまった。

組み方は簡単なので、思い出したが、最初にトマトを植えてしまってからハウスを作ったことが間違いだった。トマトは一列に植えたので、幅は大丈夫なのだが、長さが違ってしまった。苗は5本植えたが、苗と苗との間隔は十二分にとったせいで、規制のトマトハウスでは短い物になってしまった。

まず、屋根にするビニールの長さが足りない。とすると、苗を植え替えすればよいのだが、それは出来ればやりたくない。それで、さくねんは自分たちでビニールハウスを作ったので、そのノウハウを生かすことにした。

最初に長さは、苗を植え替えないまま、それに足りるほどにした。そのため、横に充てるパイプを5.5mのものを買い足した。屋根にするビニールは、別用途のために買ってあった長いものを使い、余った分は切り取った。それで解決。

畑に作るとは言え、鉄パイプを刺しこむと下は固い。特に、サブソイラーで耕さなかった部分は固い。それで、直径が3cm、長さが1m程度の鉄棒の先端を旋盤でとがらせたものを、金づちで打ち込んで、差し込み穴をつくって、それにパイプを入れた。

この鉄棒は竹竿などを豆の手にするときに、土に突き刺すときなどにとても重宝している。金づちで打ち込むところは、だいぶめくれてきた。

一昨年の経験では、ちょうどトマトが熟してきた頃、カラスにやられた。それで、脇と両端にネットを張った。今年もそのようにして、害鳥をよせつけないようにしなければならない。ネットを張ると、トマトハウスの中に入るのが狭くてたいへんになるのだが、しかたない。

これで、今年はビニールハウス内のトマトと、外に作るトマトと、2箇所で育てることになるわけだが、私はトマトが大好きなので、多いことに越したことはない。夏になるのが楽しみだ。




椅子を作ってみる

2005年05月29日 | Weblog

椅子を作ってみた。サンプルがあったので、それを元にしてやってみた。出来具合は私の性格がそのまま出たような感じ。つまり、いいかげん。下手なことも、不出来具合の手助けになったようだ。少し右に傾いている。

しかし、母からの評価は良かった。91歳になるが、まいにち一通り庭をあるいてから、この椅子に座って、しばらく庭を眺める。高さと背もたれの傾斜が合っているようだ。特に、かんなとかサンダーをかけないままだが、衣服を損傷させるほどの荒さはない。

私も時々座るが、ずっとそのまま居続けたい気分になる。が、次の仕事のことを考えると、そうもしれいられない。たぶん、ずーーーっと居られる時が来たときは、私が今のように動けなくなる時だと思う。人間ってのは、そういうものなんだろうなと思う。




鳥よけ

2005年05月28日 | Weblog

イチゴが盛りだ。去年は、せっかく実ったイチゴを鳥にたくさんたべられてしまったので、今年は考えた。

まず、足下にカラスよけの細い黒い線を張った。これはへたをすると人間が引っかかってしまうので、随所にビニールのひもを短く切って、蝶の形のように目印をつけた。イチゴは取るために、中に入って行かなければならないからだ。次に、竹竿を四隅に立てて、ひもを張りCDをぶらさげた。

そのせいか、今のところは被害がゼロだ。ちょっとやりすぎているかも知れないが、せっかく育てたおいしいものを、むざむざと取られるのはしゃくだ。ちょっと古いが「やったぜ、ベイビー」と思わず言いたくなる。

サラダに付けあわせたり、ジャムにしてもらって、パンにつけたり、カスピ海ヨーグルトに入れて食べている。実においしい。





キャベツの虫食い

2005年05月27日 | Weblog

せっかく育ててきたキャベツが、ついに虫食いの被害が大きくなってきた。モンシロチョウは見ているととてもきれいで、メルヘンの世界を想像させられるものだが、彼らも生きて行かなければならないし、子孫も残さなければならない。しかし、私たち人間も生きていかなければならない。モンシロチョウよ、別な植物に卵を産み付けてくれ。

毎朝、虫取りが日課となっている。しかし、キャベツも10株を越えると時間もかかる。家内の出勤にも差し支えるくらいになってしまった。取ってもとってもいるものだ。彼らは保護色をしているので、見つけるのにも時間がかかるのだ。

見つけ方を発見した。新しい糞があれば、近く(たかだかキャベツなので、どこも近くなのだが)に必ずいると決めつける。その周辺の表葉裏葉を丹念に調べる。しわしわの中も広げて見つける。

一番外の葉、つまり地面に接している葉まで、調べる。そこには極小さな、つまり生まれて間もない幼虫もいるのだ。

写真には青虫も写っているのだが、分かるかな。




ジャガイモの花

2005年05月27日 | Weblog

ジャガイモの花が咲いた。どの株も順調に育っているようだ。しかし、出来具合は食べて見なきゃ分からない。形が大きい、粒がそろっているなどだけではだめだ。大事なのは、収穫量と味だ。たぶん、我が家だけでは食べきれないくらいの収穫が望まれると思う。これから先、順調ならば。



(裏山の狸はどうしたのだろう。タケノコ掘りに頻繁に行っていたので、どっかにひっこしたのかも知れない。「狸のためぐそ」と言われるが、いつもあったはずの大量の糞が、この頃はない。)

思い切ってキウィを剪定

2005年05月24日 | Weblog

20年くらい前だろうか、キウィがまだめずらしかった頃、雄と雌の苗木を買ってきて植えた。まだ、苗木は値段が高かったように思う。苗木はどんどん生長した。使わなくなったビニールハウスの骨に這わせた。

何の手入れもしなくてよかったので、育てるには大変楽だった。沢山取れたときには、ミカンの段ボール箱で5箱から6箱もとれたときがある。しかし、味の方はなかなか難しかった。肥料の加減で、かなり甘みと酸味とのバランスが違う。リン酸系の肥料を多くすると甘い実がなるが、酸味が少なくなり、おいしさは減る。逆に、リン酸肥料を少なくすると、酸味が強くなり、口もとをすぼめて食べるようになる。甘みと酸味のバランスがとれないと、なかなか食べる気を起こさせないものだ。

実が落ちて、そのままになった所から新しい苗が生えてきた。そして雌の苗が複数に。雄はやたら元気が良く、どんどんはびこるので、どんどん剪定をした。それでも雌の住処を覆い尽くすような素振りをみせる。

そのうちに、キウィはめずらしくもなく、さほどおいしい果物とも思えなくなってきた。しかし、木の勢いはすごく、どんどん枝が生えて、かつ伸びる。古い枝の上に新しい枝が伸び、その上にまた重なる。遠くから見るとまるで、山姥が髪を振り乱しているような風景になった。

いいかげんに枝を剪定していたが、剪定した枝は多くは若い蔓に絡まれているから、引き抜くことができない。それで、枯れたまま骨組みの中に取り残されたままになっている。それなものだから、ますますいい加減にしか剪定できなくなった。そして、生りが悪くなっていった。

そうこうしているうちに、私が退職をして百姓をやるのに、ビニールハウスを一棟つくることになった。それをどこに作ろうか考えたが、一番作りたいのが、このキウィのあるところだ。迷った末に、せっかくあるものだから、切ってしまわないで残そうということになった。そして、ハウスはその近くに。

しかし、相変わらず山姥は髪を振り乱したままだ。そして、実のなりが少ない。また決断に迫られた。そして、ついに「枯れるなら枯れよ。」と思って、思い切り剪定をした。ほとんど幹だけの状態にまで切り込んだ。さてどうなるか。

春が来た。そして切り込んだ幹からは新しい芽が。今年は実は生らないかもしれないが、2年あるいは3年後にはまた食べられるだろう。時には、こういう荒療治が必要なのかも知れない。それが出来るということが分かった。





サブソイラーで耕してもらう

2005年05月21日 | Weblog

私が現役時代には、野良仕事をするにも土日だけだったので、今よりはるかにできなかった。休日だからといって、必ずしも外にでて仕事ができる訳ではない。買い物に行かなければならない時もある。浮き世の義理ごとで出かけなければならないこともある。体を休めたい時だってある。しかし、今はいわば毎日が日曜日になった。毎日が日曜日ということは、裏を返せば毎日が平日とも言える。

それで、以前は畑を他人に貸していた。この地域では大規模にあたる農家だ。彼の持ってくるトラクターは、だいたいタイヤのサイズからしてものすごい違いがある。それに、農機具の種類の多いこと。収穫期には、何人も来て一斉に農産物を収穫する。積み出しは畑にトラックを入れて、大量に積み出す。

百姓のことは、多少はやっていたとは言え、それほど詳しく知っていたわけではなかったので、そういう作業を見ていて、ただただ「スゲーなー。」と思って見ていた。

しかし、自分でその土地を耕し始まって、気づいた事がある。雨がふると土が光るのだ。つまり、雨のしみ込みが悪いと言うことだ。ある人と雑談をしていたら、それは土の下の方が固く締まっているせいだと言う。トラクターなどで耕していると、ロータリーが掘り耕す部分は、ほんの浅い部分だけなので、その下の部分はトラクターの重みなどが加わって、固い層ができてしまうのだそうだ。私の畑は、大型トラクターが踏み固め、おまけに出荷用のトラックまで踏み固めていたのだ。

そういう土になってしまうと、例えばジャガイモなどは、長雨などの時に、生育に支障を来す可能性がでてくる。それに、根が深く土中に入り込む作物にも良いわけはない。

それで、気になりだした。そして、迷った。出来れば良い土地であって欲しい。しかし、私は専業農家ではないのだ。まあ、遊びみたいな百姓仕事なのだ。だから、そういうことは放っておいてもかまわないじゃないか。もう一つの迷いは、その反対で出来ることなら、良い土地にしたいということだ。所々、手仕事で深堀りをしようか。何か方法があるだろうか。少し、こだわった。

ところが、雑談というものは大切だと言うことが分かった。いろいろな人に、自分の土地に関する話をしていたところ、サブソイラーを持っている人がいて、その人は友達なので、希望とあれば深堀りを頼んでやるというのだ。せっかくのことなので、迷わず頼んだ。

その人は、すごいトラクターを持ってきた。後輪は円いものではなくて、カタピラーになっている。そして、3本の鋤のような物のついたサブソイラーで、何事もたいしたことをしていない、ただの作業をしているだけという感じで、どんどんグイグイと掘り立ててゆく。ところどころ赤土まで顔を出してきた。確かに深く掘っている。どれほどの馬力があるのだろう。

あとで、掘ったところを見た。小さいおにぎりくらいの土の塊が、あちこちに数多く顔をだしている。それをつぶしてみた。柔らかい塊もあったが、中には石のように固いものもあった。これほど締まっていたのだ。

その後、雨が降った。サブソイラーで耕した部分と、そうでない所の土の照りの違いがはっきり分かる。普通の土は、光の反射が強い。耕した部分はもちろん光らない。

もちろん、冬の間も作物はある。そこはサブソイラーは通らなかった。そういう部分があっても、全体が固い地盤をしているというのではなく、固い土壌が抜けている部分があちこちにあれば、そこから雨水は下にしみ落ちるから大丈夫なはずだ。

「百姓見聞録」というMLに、踏み固められた土の話題をだしたところ、その解決法の一つとして、セスバニアという植物を植えるという方法があるということを教えてくれた人がいる。この植物は根が2mくらい土中深く入り込み、その根が腐れば、それが水のしみ込み通る通路となるというのだ。

そういう物があることが分かった。今年は、その種を買ってみた。効果のほどを知りたいからだ。これから種を蒔く時期を迎える。今、どこへ蒔いたらよいか場所を考えている。







チップの小道

2005年05月21日 | Weblog

製材所から、木材のチップをもらった。大手の新聞に付いてくる、タウン誌にあたるタブロイド判の「あげます」コーナーで見つけたので、行ってみた。製材所ではせいぜいゴミ袋に一杯程度をもらいに来るものと思っていたのに、軽トラで行ったものだから、ちょっと面食らったようだ。

社長といろいろ話をしている間に、気に入られたのか、まる太から削り取った樹皮もくれた。ガーデニングをやる人に人気があるとか。雑草がでるのを抑えるそうだ。数袋ぶんもらった。この樹皮はブルーベリーの木の周りにぐるりと敷いた。乾燥しないようにするためだ。

そして、チップ。これは、樹皮の何倍も、つまりほぼ荷台いっぱいくれたので、庭から畑に至る小道に敷いてみた。この通路は、畑への入り口にあたるところに薔薇のアーチがある。

柿の木の下を通る小道を、チップを踏みながらひろびろとした畑に出ていくなんて、ちょっとロマンチックな気分になる。チップは木片なので、大雨が降って水が溜まったり流れたりすると、浮かんで一緒に流される欠点がある。しかし、この小道には傾斜がない。もう一つの欠点は、風に飛ばされ易い。台風の時には、多少飛ばされもしたが、周りに庭木などがあるので、それほどではなかった。

ちょっと自慢の小道だ。




リアカーのリメイク

2005年05月20日 | Weblog

何年か前に、親類から古いリアカーをもらった。かなり古い物で、ボディは錆だらけ。おまけに車輪もぼろぼろ、タイヤはフラッとだった。

「こりゃーすげーなー。こんなにへたっているけど、どーしよーか。」と迷って4,5年。しかし、いつも目に入るところにあるので、いつも気にしていた。その間、ホームセンターに行っては、リアカーを扱っていないか調べたりした。扱っている店を見つけた。新品で4万円はする。

自転車の車輪を取り付けたらどうだろうと思いつつ実行しないでいたが、ある日思い切って自転車屋さんに電話をして、はずしものの車輪が無いかどうか尋ねると、リアカーには付かないということが分かった。その店は、今は扱っていないが、仕入れていたという店を紹介してくれた。

それで、その店に行った。そこも注文だけで現品は扱っていないという。値段を聞くと、車輪2つで1万9千円だという。「ムー。どーしよーか。」迷いにまよって、一たんは帰って考えることにした。

家内は買っちゃえという。さすが、カミさんの一言は強い。それで買ってしまった。ボディを塗り替えた。もう少しほおっておいたら、このボディは使い物にならなくなってしまうところだった。幸い、どこも溶接などして修理するところはなかった。

車輪をつけて引っ張ってみた。軽い。次に、コンパネを買ってきて、荷台を作った。コンパネは水に弱い。雨ざらしにするつもりはないが、それでも長持ちさせたいので、防水剤を塗った。それでできあがり。

リアカーは、さすがに運べる量が違う。一輪車など比べ物にならない。裏山に行って、堆肥にするための木の葉を運んだ。今年はたくさん運べた。2万円とちょっとの出費で、こんな便利なものができるんだったら、もっと早くやっておけばよかったと思った。  






パレットテーブル(私の造語です)

2005年05月19日 | Weblog

製本屋をやっている友達がいる。子供の使う、スケッチブックとか、メモ帳、ノート類のほかに、カレンダーなども作っている。時々、いろいろなものをもらえる。全部が半端物だ。

その彼の工場で困っていることが一つある。それは、紙を運んできたときに使ったパレットだ。フォークリフトで、思い物を運ぶのに、一番下に敷いて、フォークの部分を差し込むことのできる、あの木で出来た板だ。あのパレットを循環して利用している業者もいるが、そのまま置いていってしまう業者がいるというのだ。それがどんどんたまる。

「それじゃぁ、もらうか。」と言うと、彼は軽トラ一台分を持ってきた。スノコのように、板と板の間の隙間がない。これならいろいろなことに使えるぞってんで、作ってみたのがテーブルだ。天盤は出来ているのだから、早い話が足をつければよいこと。こういうのを足が高いのやら低いのやらと、4つほど作った。

これを庭に置いといたり、栗の木の下に置いておく。そして、友達が来たときなど、これを使ってお茶を飲んだり、バーベキューのテーブルにしたり。普段から雨ざらしにしてあって、汚しても惜しくなく、乱雑に使えるのがよい。このテーブルを作ってから、楽しみが一つ増えた。




ブルーベリー

2005年05月19日 | Weblog

十年くらい前にブルーベリーの苗を買ってきて、一本植えた。数年前から、夏になると食べられるくらい実をつけるくらいになった。今では一番高いところで2mくらいにまで成長した。ブルーベリーは、あまり背が高くならないらしい。だいたい、手の届くくらいの高さまでだそうだ。

お盆の頃を中心に、一夏にだいたい3度から4度くらい収穫できる。一回に取れる量は、うまく言えないが一升くらいになるだろうか。そのままカスピ海ヨーグルトに入れたり、ジャムにしたりして食べている。

このブルーベリーは手入れは何もしない。ただ生えるにまかせたままだ。それと、消毒などは一切しない。一つ気になることといえば、実が熟してくると鳥を呼ぶことだ。いままでは、あまり被害は無かったが、鳥に覚えられるとどんどん被害が大きくなる。そこで、竹を4隅に立てて、釣り糸を張り、10cmくらいに切った釣り糸を、張った線からのれんのように垂らしたところ、その被害は無くなった。

ブルーベリーは、根っこが脇に伸びていって、そこから新しい苗が生えてくる。つまりヒコバエのようにして増える。最初は、喜んで増やしてやろうと思って、このヒコバエを取ったところ、独自の根はほとんど無かった。それで、まるっきり取った分だけ損をしてしまった。

こりゃ困ったと思って、植えに付いた枝を20本ほど短く切って、挿し木にしてみた。うまく活着してくれたが、冬の霜に根ごと押し上げられて、乾燥し、枯れてしまったものがある中、数本が残った。今はそれを別な所に植えて育てている。今では、ヒコバエを本体から切り離すタイミングを覚えたので、切り離して別なところに植え替えている。そのタイミングだが、ヒコバエが十分育ってから切り離すことである。心配ならば、伸びていった根は、それほど深くないので、脇の方から根を傷めないように気を付けながら少し掘ってみて、独自の根を付けているかどうか試してみればよい。

ブルーベリーは、大玉のものを近くに植えておくと、従来のものも粒が大きくなると言う。それで、大玉の苗を買ってきて植えたところ、確かにそれなりに従来のものも大きい実がなるようになった。

一本の苗から、今は7~8本に増えている。これから収穫が楽しみだ。ただし、一粒ずつ取るという作業はちょっと面倒だし、時間もかかる。おいしいものを食べるのだから、それくらいの労力はしかたないか。

裏山に狸が住むところの
           狸(腹もでている)


アスパラガス

2005年05月18日 | Weblog

アスパラガスは、二年生になろうとしている。現在、背の高いところで、約1.2mくらいあるだとうか。まだ食べない方が良いらしい。しっかりとアスパラ本体が出来てからが良いとか。しかし、美味しそうな芽があちこちから出ているのを見ると、食べたくなる。少し取って食べた。美味しかった。ミズナやレタスの上にアスパラを乗せて、ドレッシングをかけると最高のサラダができあがり。

冬は、多少は寒さを防いだ方がよいというので、沢山もらった籾殻をかぶせた。しかし、すぐに風にとばされ始めた。こういうのが一番いやな感じがするものだ。それで、幸い裏山に太さが直径30cmほどの、邪魔な杉の木があったので、一本倒して枝を運んだ。それをかぶせて、籾殻が飛び散るのを防いだ。

何とか冬の風にも、春の強風にも飛ばされなかった。かぶせた杉枝は畑で燃やした。籾殻はしばらくアスパラにかぶせて置いた。芽が出た。暖かくなったし、追肥をやるのに、籾殻を取り除き、それはナスやピーマンの苗の近くに、草を生えにくくするために敷いた。

来年は、沢山食べられそう。それと、今年は、あと一本畝ほど種を蒔き足しておこうと思う。

後ろの竹藪に住んでいる狸の主 狸


ジャガイモの生育状況

2005年05月16日 | Weblog

昨日は、午後になって一時、雷を伴う雨になった。それで仕事を一休み。雨の中、近くのいとこの家に行って、太い篠の株をわけてもらった。このあたりではヤジノ(矢篠)というけど、これは絶対に矢のする篠ではない。ちょっとした豆などの手によい。竹は使っているが、太すぎて、この人差し指くらいの太さのものを探すのは難しい。

ついでにクマガイソウも分けてもらった。家内はこれでたいへんなご機嫌。

今朝は、気持ちよい日本晴れになった。

いつもカメラを持ち歩くのは、私にとって難しい。そういう習慣がなかったからだ。それに百姓をやりながらだと土で汚れる。使い捨てと思えば良いのだろうが、戦後の貧しい中で育った私には、使い捨てというのは、ずいぶん慣れたけれど、まだまだ罪の意識があって、その気になれない。

今朝、写真を撮った。ジャガイモはほぼ30cmほど背丈が伸びた。順調に生育していると思う。今年は、サブソーラーで深堀をしてもらったので、雨が降っても水の抜けがよい。これから、仮に雨が多少は多くても、今までとは違って良いジャガイモが取れると思う。(だどいいけどね)




クヌギの伐採

2005年05月14日 | Weblog

毎年、冬になると日曜日毎に勇気を奮い起こし、着替えをして厳寒の裏山にでて、シイタケの原木を作るために3~5本ずつクヌギを切ってきた。背丈が大きくなると、そのくらいの数で原木が30本ほど作れる。それ以上作ると、シイタケが多く出過ぎてもてあます。友達にあげたりしてきた。

しかし、クヌギはたくさん生えているので、どんどん成長をして、私の手にはおえなくなった。そこで、シイタケの専業農家の人に頼んで、いちど全部切り倒してもらうことにした。もちろん、彼は原木を作るために、伐採したものは持っていく。

しかし、太くなりすぎて、幹は原木には使えなかった。一番太いところで、およそ50cmはある。彼は、幹と枝はおいていった。遠くの、山また山であるなら、そのまま放ってしまうところだが、家のすぐ後ろにあるから、きれいにしておきたい。風呂に燃やしたいという人が、いくぶん切って持っていった。干し芋を作る燃料にしたいと、二人ばかり来て切り取り、これもまた多少持っていった。しかし、彼らが持っていったのはたかだか1割程度である。

    これは、運び出したものの一部

  
結局は、私が片づけた。まず、山と積まれた枝を運んで燃やした。次に、何メートルもある太い幹を根気と体力で、運べる程度の長さ、というより短さ、に切った。これには、何週間もかかった。
チェーンを2本だめにした。もちろん、ガソリンもオイルも買い足した。特に、オイルは一度に大量は飼ってこなかったので、2度買い足した。

    これなど太かったなぁ


全部切ってから、運び出した。少し高低のある所があるので、一輪車やリアカーなどでは運べないし、またそのような物では少しずつしか運べないので、時間もかかりすぎる。そこで、軽トラックを林に乗り入れ、運び出した。4輪駆動なので、高いところに乗り上げるのにも、タイヤはスリップしない。


     まだ残っている~~~
  
しかし、この運び出したものをどうしようか。一時は全部薪にしてとっておこうと思った。が、畑の仕事も多くなってきたし、薪にしたところで、使うあてもない。また、その薪を取っておくところもない。薪にして売ったらどうだろうかと言ってくれた人もある。が、これもそういう時間がなくなってきた。作物は、蒔く時期がどんどん迫ってくるし、水やりは追肥あるいは雑草取りなどの管理もしなければならない。

まあ、しばらくは山にしておいて、燃やすとも薪にするとも、じっくりと考えてから処理するとしようか。

あ、そうそう。私が確保した原木は、今年は60本以上もあったかな。それに、山桜も一部切ったので、ナメコの菌も植え込んでしまった。2年後が楽しみ。シイタケがやたら出来たら、親しい友人にでも持っていってやりましょう。♪~♪。