川は不思議

2010年12月31日 | Weblog
 一時は降り出すかなと思いましたが、ついに荒れることもなく晴れてしまいました。やっぱり晴れると気分も晴れます。晴れ晴れです。

 

 12月31日は、穏やかな日でした。各地で荒れの日だったそうですが、申し訳ない気持ちがします。

  

 今日も小川は同じように同じ水量で流れ続けていました。大雨やよほどの日照り続きでもない限りはいつも同じ水量で流れています。よく水があること。よく同じ量の水が得られること。川は不思議です。

 

 そして、こんなに寒くなっても平気でどんどん育つ冬野菜。これも考えて見れば不思議です。

 冬を死にたとえることもあります。確かに虫は死に絶えます。しかし、蛇や蛙は土にもぐって眠っています。魚も水の中で泳いでいます。冬になると葉が枯れて落ちる木もありますが、木は生きています。葉はいつも緑の木もあります。野菜を育てていると決してそういう風には考えられません。野菜は一年を通して、次々と変わりながら絶えることがなく育ち続けています。いつも生きています。

 

 数は少なくなりますが、冬に咲く花もあります。冬はただ寒くなるだけです。


   枯芦や朝日に氷る鮠(はや)の皃(かお)

   廃 句

     いろいろと あったが今年も おしまいだ
     らいねんは 良い年であれと 願うだけ
     荒れの日は いついつまでも 荒れはせぬ
     この夏の   番狂わせは   院暮らし     入院
     快復に    半年かかり    年も暮れ
     来年は    少しずつでも   動き出そう
     寒さにも   めげずすくすく  冬野菜     
     
     

今日は本当に寒い

2010年12月30日 | Weblog
 今日は寒いです。本当に寒い。今年はずっと暖かかったので今日の寒さは身にしみます。それに一日中曇天。元気なのは犬とカラスくらいなもので、猫は炬燵にじっとしたままです。

 

 これが本当の冬の寒さです。雨もちらほらで、一日ちらほら。庭が少し濡れたと思うと乾いて、またやや濡れて乾いて。その繰り返しでした。明日の朝は目が覚めると真っ白ということになっているかも知れません。まったくつまらない日です。

 しかたないから、炬燵で録りためた録画を見て過ごしていました。見ている内に話の展開がおかしいなと気付いたら、夢の世界で遊んでいたりして。まあ、仕事ではないのでどうでもいいことですが。

 

 椎茸とヒラタケが少し出来ていました。この頃は原木を新しくしないので、傷んでしまい収穫は多くはなくなりました。また補充しなければなりません。

 いつも寒さが一番厳しい頃の作業なので、「えいやっ」と気持ちを切り替えて作業をするぞという覚悟をするまでが大変です

 

 アブラナが草地に出て野生化しています。たい肥の近くなので栄養があるせいか、作物を追い抜いて一番勢いが良いです。抜いては鶏にやっているのですが、鶏も飽きてしまって見向きもしません。贅沢なものです。

  人間は税沢で苦しんでいると云うのに ・・・。 配合飼料なども、トウモロコシなどおいしいところだけたべて米ぬかなどは残しておきますからね。そう言う時には、一日餌をやるのを抜くわけです。すると、すきっ腹はたまらないとみえて、最後には米ぬかも食べてしまうんですよ。

 


    あらたまの年の終りになるごとに 雪もわが身もふりまさりつつ   読み人しらず
                     雪が降る と 年が旧(ふ)る と

    廃 句

       年ふりて 寒さ身にしみ  懐寒し
       てっぱんも 暮れの休みで 冷え切りぬ
       桜咲く  そんな便りが 恋しいね
       その便り まだまだ先だ 早まるな
       その前に 厚き氷が  何十枚
       寒い日は 暑い天蕎麦 鍋物か
       年の暮  そうでなければ 山仕事
       
       
       

忙しいひと暇なひと

2010年12月29日 | Weblog


 歳末のこの時期は暇な人と忙しい人との差は極端に違いが生じる時期かなと思います。暇な人が街に繰り出すと忙しい人の移動の妨げになったりして、道路はますます混雑しますね。今日も道路は混雑していました。

 

 暇な蟹が陸(おか)に上がって植木鉢あたりで日向ぼっこをしていました。この蟹は硬くて食べられません。食べようとしても歯が駄目になります。

 

 さすがに、琉球あさがおは枯れてしまいました。かなり長いあいだ咲いてくれるので、良い花です。それに、緑のカーテンにもなって助かりました。

 

 パセリは陽だまりのプランターの中で何とか持ちこたえています。そろそろハウスの中に入れてやろうかなと思っています。ある朝、とても寒いときにパセリと倒れてしまったらおしまいですからね。

 

 
   一袋 猫もごまめの 年用意      一茶

   廃 句

      年の瀬や 羽田立つひと 残るひと
      年の瀬や 大忙しのひと 暇なひと
      年の瀬や どうでもいいけど この寒さ
      年の瀬や 来年ホントに 期待でき?
      年の瀬や 今年の寅(虎)は 寝てばかり
      年の瀬や ウサギのジャンプじゃ たかが知れ
      年の瀬や カンとイチロー ぶっ飛ばし
      
 

      @antadare


簡易物置の修理

2010年12月28日 | Weblog


 昨日の続きで、アフロヘアーから、丸坊主になったキウィの話です。

 

 もう、茂りに茂ってむさくるしくてしかたがない様子。葉は霜にやられて枯れてしまっています。

 

 そして、トリミングのあとは、こんな風に。綾小路きみまろの話に出てくるくらい古いハウスの骨です。しかし、それにしてもハウスの骨と言うのはもつものですね。もう限界ですが。

 この苗からまた芽がでたらそれを伸ばそうかどうか迷っています。かなり古くて、あちこちボロボロになっています。芯がなんとか生きているという感じです。新しく良い品種のものを植え替えた方が良いし、骨も新しくしないと駄目ですね。それにハウスの骨では高いところが高すぎて手が届きません。

    補) 綾小路きみまろの話 = 「あれから40年」
                  とまあそれくらい古いハウスの骨です

 

 こんどは、こっちの話。とりあえずリアカーと二輪台車と藁を仕舞うところを急ぎで作ったパイプ物置ですが、二週間くらい前の台風並みの雨風であおられ、もう少しで転がされるところでした。

 前の柱三本が30cmくらい持ち上げられたようです。抜けてはいませんでした。今日はその修理をしました。そして、風が抜けられるようにと、後ろ壁の上部を切って開けました。これなら袋状にならずに、上部の隙間から風が抜けていくので、風の影響はかなり違うはずです。

 こんな簡単なものでも、あるのと無いのとは大違いで、リアカーなどは、引っ張る部分がかなり長いので、何処かに蔵(しま)うとなると、かなりのスペースがないと蔵えません。
 元々の農家ではないので、農業用の物置は全然ないのでこんなもので間に合わせています。

 背景は建設中の保育園です。布で囲ってあります。

 

 まだまだ取れますよ。大きいのは芯で小さいのはわき芽です。

 

 
    冬枯れの森の朽ち葉の霜の上に 落ちたる月の影の寒けさ   藤原清輔

   廃 句

      冬枯れの 景色に溶けず 歩く人
      冬枯れの 森の朽ち葉を 運びけり
      冬枯れの 林の上に 凍る月
      掘立を さらって行くか 冬嵐
      キウィは 枝は取られて 棒になり
      くそカラス ゴミの袋を 荒らしけり
      この恨み なんぞ晴らさで おくものか


猫かたまる

2010年12月27日 | Weblog
 天気が良くて風もなく良い日だと忙しくなります。今日は、真っ暗になるまで仕事をしてしまいました。

 

 キウィの木の蔓の太いのがあちこちで立ちあがってしまい、まるでアフロヘアのようになってしまって、どうも何年も気になっていたのですが、どうしようかと思い、とりあえず剪定を始めました。
 ところが切っても切ってもアフロヘアーはなおりません。真ん中あたりは手が届かないし。こまった。

 それならってんで、大手術を行い、根元から1mくらいの処までを残し全部刈り取ってしまいました。その作業に手間がかかるわかかるわ。切っただけでは枝は絡まり合っていますから、下に落ちて来ませんから、切ってはひっぱり切っては引っ張りの繰り返しでした。

 アフロヘアから坊さんになってしまったキウィでした。写真は暗くなっちゃって撮れませんでした。

 

 朝は冷えますね。霜柱はこんな状態です。こんな写真を取り上げると 「水戸は寒いんですね。」 と必ず言われます。そうなんです。水戸はこの通り寒いです。

 

 個人経営のコンビニスタイルのスーパーの裏手は猫の天国です。外飼いの猫とでも言ったら良いのでしょうか。寒いので体を寄せ合っています。

 

 別な所にもう一団。きっとほかにもいるはずです。何せ、出入りの魚屋がうまいものを差し入れてくれるからたまらないみたいです。猫になりたいと思うこともあります。

 
                                 造花のような本物の花 名前は私ゃ知らん

         ふるきよきころのいろして冬すみれ         飯田健太

      廃 句

         ふるきよき ときは過ぎ去り もどれなし
         ふるきよき 喫茶店ひとつ  残りけり
         なにもかも ぶっこわしつつ 時が往く
         青空の 下でキウィ 丸坊主
         あんた誰? 五匹の猫に 睨まれる
         おらここを 毎日通るだ よろしくな
         そんなこと 無言の会話 する日なか


蕪とほうれん草

2010年12月26日 | Weblog
 休日に晴れで穏やかというのは働いている人にとって良いことでしょうね。気分が違いますね。せっかくの休みに天気が荒れていてはつまらないです。

 

 これはJALですから、羽田かそれとも成田に向かっているか。北の方から入ってくる帰りの便は私の地域の上空を通過です。

 

 ちょうど手ごろな大きさになりました。蕪の漬物、蕪のみそ汁を味わっています。ほうれん草も負けちゃならねーぞと ・・・・・。

 
                                                        Portrait 
    
                                                      
 


    おく霜の一味付し蕪(かぶら)かな         一茶

    廃 句

       おく霜の ひと味付けし ほうれん草
       霜融けや 靴に重たい 付録かな
       おく霜の 上を平気で  犬走り
       犬どもは 寒さの感覚  まるで無し
       青空に  今日も泳ぐや 帰り便
       エヴァンスの ピアノ聞き入る 昼下がり      ビル・エヴァンス
       ストーブに 背中を吹かれ カチカチ山         座った場所がまずかった

              
                     

さがしもの

2010年12月25日 | Weblog
 物を無くすことが時々あります。今日も一時間くらい探し物をしてしまいました。手紙です。その手紙はある調査をして返事を出すものなのですが、決してみつかりません。捨てた記憶はないので、どこかに仕舞ってしまい紛失したということだと思います。

 そういう時には、たいていは見つかるのですが、その時にはすでに遅くなり見つかっても無効になってしまっていることがほとんどです。「 何でこんなところにあったんだろう。」 と、その時にはよく不思議な空気に取りまかれるような気がします。

 

 朝が寒くなりました。池には氷が硬く張るようになりました。先日の強風で植木鉢が倒されているのを、写真を見て発見しました。今は池の方に目がさっぱり向かなくなりました。

 

 裏山から木の葉をさらってきました。使い古しのトタン板を壁にして積み上げましたが、これはたい肥用ではなくてウドの床です。ウドの根は地面下にありますが、春になって木の葉を通して芽が伸びて来ます。木の葉の厚さの分だけ日にさらされませんので、茎が白くなります。その部分を食べるわけです。トタン板はほぼ90cmありますので、食べられる部分はほぼ90cmとなるわけです。

 木の葉は、いまは張りがありますが、だんだん萎えてきますので、高さは沈みます。そしたら、また上に積み重ね足します。夏になったら木の葉はいい加減水分を吸ってたい肥化しかかりますから、取り除いて他のところに積み重ねたい肥にします。

 

 片づけをしていたら、若いころ読んだ漫画が出て来ました。パラパラめくっていたらついつい読みふけってしまった。なかなか面白いものです。でもすっかり忘れてしまうものですね。読んだ中身はさっぱり覚えていませんでした。

 

  
      いちどきに二日の物も喰て置           凡兆
        雪げにさむき島の北風             史邦
                                          

   廃 句

      いちどきに二日の物も喰いて置き
          寒さに応え腹がPP

      陽燦々 青空白雲 酷寒風           風さえ無けりゃ
      猫眠々 うつらうつらの 夜更けかな      眠気が移る 
      ひとりだけ ゆくりは罪と 駆けてみる     師走
      何となく 足首あたり 風が吹き         スースー
      音楽も いい加減に聞く 師走かな      落ち着かぬ
      窓掃除 次の日荒れて また汚れ       徒労
      
      

久しぶり

2010年12月24日 | Weblog


 良い日が続きます。良い日が多いということは、普通に考えて良いことかなと思います。雨にならないと困るという場合もあるかと思いますが、日照りでも続かない限りは、困るということはあまりないような気がしますが、そのように決めてしまって良いかどうか不安です。何ごとも 「 例外のない規則はない 」 という言葉がありますから、簡単には決められません。

  ところで、その諺というのか言い習わしというのか、例外のない・・・という言い方は、英語では習いますが、日本の言葉なのでしょうか。

 

 西の方に住んでいる友達の家に行ってきました。およそ40年以上も前に一緒に働いたことのある友達です。ずっと年賀状だけの付き合いだったのですが、気持ちはつながっているのは確かだと思っていました。 

 懐かしくて、幸い先方も今日は暇だということでしたので、何時間もおしゃべりをしてきました。あの頃その後と、話は尽きません。友達ってのは良いものですね。

 

 切り干大根です。一口に切り干大根と言っても、切りかたや太さはさまざまですね。これは細いので、仕上がりはくしゃくしゃな薄茶色です。太ければくしゃくしゃにはなりません。広げると 「 人 」 という文字の形になりように、二股に切って干す方法もありますね。

 

 しっぽの付け根あたりが白いのでムクドリかなと思いますが、二羽ほど電線にとまっていました。群れていることが多いです。いま時は、ケヤキなどの枝の多い街路樹などに夕方になると驚くほど沢山群がっていることがあります。騒音と糞害で迷惑を蒙り、憤慨している人もいるようです。

 この写真を撮った時には、私の目には鳥は黒くしか見えませんでした。望遠のモードにして撮ったのですが、シャシンですと少しは模様も写っています。限界はありますが、拡大して明るくするともう少しよく見えます。

 


   いにしへの しづのをだまきくりかえし
      昔を今になすよしもがな                在原業平

     遠い昔のことを、おだまきを巻くようにたぐりよせて、あなたとの より を戻せないだろうか

  附) しづやしづ しづのをだまきくりかえし
          むかしをいまになすよしもがな
                 静御前が頼朝の前で舞ったときの歌

  附) いにしへの しづのをだまきいやしきも
                よきもさかりはありしものなり 
                                     読み人知らず
            いやしきもよきもさかりはありしものなり
               =私のようないやしい者も身分の高い人も人生の盛りはあったのだなあ


    
    廃 句
 
      復縁を 迫る事件の 多いこと
      悠長に おだまきなどと 言っちょれん
      おだまりと いとにべもなく 断られ
      時うつり 友も我も 老けにけり
      それぞれが それぞれ歩み 何十年
      筑波山 あいだに置いて 西東
      切り干は くしゃくしゃになり 味が出る
            
 


そばを打ってみたら・・・

2010年12月23日 | Weblog
 ブログの更新をするときには、音楽を聞きながら行うことが多いです。なんでも手当たり次第に目についた CD をかけています。ジャズが続いたり、クラシックになったり、あるいはネット・ラジオでダウンロードをしたものを聞いたりしています。

                             

 キーを打つ手をやすめて、しばし聞き入ったりしています。なかなか良いものですよ。今日は ビル・エバんス の ピアノ です。                              

 

 夜の月です。三脚も使わずシャッターはオートなのでぼけています。今の私の頭の中みたいです。ぼけていると、くよくよしたりしないで済みますから楽です。あまり楽をしていると、本当にボケるので要注意です。でも、「相棒」の再放送などを見て、天災じゃなくって天才刑事に刺激されたりしていますから大丈夫かななんて思っていますけど、なんか安心の仕方が少しおかしい。

 でも、この写真は何となく絵のような感じがしませんか。宮沢賢治の何かのお話の挿絵のような感じがして気に入っています。

 

 で、こっちが昼間のお月さんです。こっちのほうは、商店じゃなくって、どうしてこういう変換をするのかなあ。で、焦点が合っていそうですが、手前の木の枝に合っちゃっているのかも知れません。

 ところで、その漢字変換なのですが、木の枝という変換をしないんですよ。「気の」「絵だ」と変換して、「木の枝」という変換は絶対にしない。この IME 辞書ってのはおかしな辞書ですね。こういうソフトをくっつけて売りだしているわけですから、マイクロソフトってのは気に入らないですね。きちんと仕事をしたまえと言いたくなりますよ。他の会社の辞書を使わせたくないんでしょうね。

 

 そばを打ってみました。下手くそで hachiさん に笑われそう。でも、おいしかったですよ。下手でも蕎麦は蕎麦だと思って食べました。打ち粉が少し足りなくて、折りたたんだのが二枚くっついてしまったところもありました。

 のし棒が無いのですりこぎ棒を使いました。すりこぎ棒は短くて大変でした。板もないので食卓を板にしました。こね鉢はプラスチックのボールです。こうなったら、どうせなら製麺機を使っちゃった方がいいかも知れませんね。無いけど。幸い食べる方は舌が鈍感ですから、どんな出来でもおいしく食べられます。

 

 昨日は冬至でカボチャを煮てもらいました。そして柚子のお風呂。今時のカボチャもおいしいものですね。品種は「めちゃくちゃ」です。何と何と何の交配なのか皆目分からなくなってしまいました。でも、カボチャになっているし、しっかりカボチャの味はするし・・・・・。僧侶なし。


 

   牡丹の黒木さしくべゐろりべや
   ほかほかとあらむ冬日おもほゆ            北原白秋
         目が見えなくなった白秋に牡丹園から枯れた牡丹の木が届くいた時の歌。
         牡丹園では牡丹の木を焚いて供養をするのだそうです。

   廃 句
   
      年賀状 終えてすっきり ウォーキング
      年賀状 心のしこり  スッと取れ
      犬連れて 今日もトボトボ 田舎道
      スーパーの 裏で猫らに にらまれて
      猫十匹 体寄せ合い 暖を取り
      世の仕組み ガタガタになって しまったね    いじくり過ぎたからね
      それよりも 早く雇用を 多くして
      
            
   補) 僧侶 = monk モンク → 文句     つまり、文句なし  
  

  

落ちてなおきれいなさざんか

2010年12月22日 | Weblog

 夜から朝にかけてかなり雨が降りました。特に明け方近くから夜明け後にかけては嵐でした。長時間にわたってではありませんでしたが、一時は台風並みの雨風でした。
 冬至の嵐か、はたまた嵐の冬至か。景気が良くなるわけでもなし。どっちでもいいか。
 しかし、9時ごろからは晴れてしまい、あとは穏やかなとても良い日になりました。寒くもなく、まるで春の日のようでした。なんともはや暖ったかな冬至です。寒くなったり、暖ったかくなったりとおちょくられているような感じがしますが、気をしっかりもっておちょくられないようにしなくっちゃ。

 

 雨が風にあおられて、縦に進む波のように見えました。写真ではちょっと出しきれなかった。動画なら再現できたかもしれません。
 動画も魅力がありそうですが、ブログにあまり取りこむのも動画(どうか)なと思って茶連寺しません。写真もクリックしてもらって大きくはせず、そのままべたっと張りつけるのが、ご覧になる方々も面倒でないでしょうからね。

 

 その嵐で、ウォーキングの道沿いにあるサザンカの花びらが落とされてしまいましたが、落ちた花もまたとてもきれいで感動しました。かなり落ちたのですが、それでも花の数が多くて、木にはまだまだ花がたくさん残っています。

 

 大根の酢漬けです。これがまたおいしい。大好きです。酢が入っている分、塩分も控えめになっていますので、多少は塩分摂取は加減できそうです。大根もやわらかくて、サクッと歯が通って良い感じですよ。
 私も、この酢漬け大根のような好人物になれれば良かったなあと思いますが、修行がまだまだですから、とてもとてもなれませんね。もっとも、考えようによっては、簡単に人に喰われてしまうということにもなるから、やっぱりこのようにはならない方が良いかもしれません。漬物を食べながら、そんなことを考えちゃいました。

 


    立ち別れいなばの山の峰に生ふる
              まつとし聞かば今帰り来む  在原行平(ありわらのゆきひら)


    廃 句

      立ち別れ いなばの山で 待つことに   「いなば」は「往なば」で「去って」の意
      立ち別れ 年賀状でも 出そうかい
      立ち別れ 首相の座など 争いき      片や一兵卒に
      柚子胡椒 風呂に入れたら たいへんだ
      南瓜煮る 妻の背中を じっと見る
      さざんかは 花落とされて なお美し
      荒れたあと 春の陽気の 冬至かな
      
      
      
 

雲の下の憂鬱

2010年12月21日 | Weblog


 昨日の正岡子規の歌に、ひとり去っていくとお客が新たに来て、その人が帰るとまた来て、長い日も暮れたというのがありましたが、訪ね人は来ないですね。個人に魅力がないことと、それぞれ今は忙しいのでしょうか。

 ひとりで外に出て仕事をし、本を読み、音楽を聞き、テレビをみたりしていると、さっぱり退屈をしませんね。特に、野良仕事は黙々とやりますが、その黙々というのがまた良い。いろいろなことを思います。

 夢の中では、いつの間にか今までと関連の無かった場面に自分がいるということがよくありますが、黙々の状態でも、とんでもないほど場面が飛ぶことがあります。東西南北過去現在未来。それもまた面白い。黙々は貴重なものです。

 

 午前中は晴れていたんですがね。午後は予報道理に曇りました。これで予報士はしてやったりの心境でしょうね。だけど、雲の下に居る私はやや憂鬱。月食などは見られなくても良いですが、大事なのは気分です。しかし晴れたり曇ったりは世の習い。諦めて何か気持ちのスイッチを切り替えることが大事です。

        
 街はにぎわっているんでしょうねー。わが家はさっぱりその雰囲気はないですけど。私は日常というのが好きなので、特別な日はない方が良いです。でも、いまの時期にそんなことを言うのは負け惜しみに取られかねない。言わないようにしよう。あ、言っちゃったんだっけ。

 

 そんなことより、芋が焼けたようです。こっちの方が先だ。アンノウイモですが、騒がれるほどでもないですね。初めて作ったのですが、ノウハウが分からないからでしょうか。ホクホクというより、ねっとりです。甘みは土地のせいか、それほどでもなかったなあ。

 

 今年はビワの花が咲いているので、実が採れるかもしれません。一昨年は、憎っくきカラスに喰われてしまったので、今年は気をつけよう。カラスをやっつける方法は何かないかと考案中ですが、費用がかかるのでダメです。金をかけないでやっつけるにはどうすれば良いやら。

 


     空は貌(かお)月日はまなこ風は息
     山野海川我身(わがみ)なりけり            詠み人しらず (古今夷曲集)


    廃 句

      カラス去り 別なのが来て ビワを喰い
      羽のある  奴にはとうてい 敵わない
      晴れて喜び 曇って嘆き そんなことで年の暮
      誰からも 見られなくても 花は咲き
      娑婆は泥 ひとつ抜き出て 蓮は咲き
      泥の中 お宝さがしに 無我夢中
      「てっぱん」が お好み焼きを 近くする       食べたくなるねー 
  




曇りのち晴れ

2010年12月20日 | Weblog
 
 ありゃ、今日も冬空かと思っていたら、ウォーキングをしている間にきれいに晴れました。やっぱり晴れは気持ちが晴れる。今年の夏は晴れを恨みましたけど。あの時には、あまりにも長く降らなかったからしかたがないです。
 田んぼに出たら犬を放してやります。狂ったように駆け回ります。嬉しいんでしょうね。放してやらないと、意地悪でもしているような雰囲気になっちゃいました。困った。

 

 土曜・日曜・月曜と、飛行機の便がやや多いようです。チャーター便が増えるんでしょうね。上空は少し賑やかです。うるさいというほどではありませんが。

 

 雨水は、シャベルや鍬を洗ったり、長靴を洗ったりと、かなり利用しています。使えばまた降って溜まるので重宝しています。

 しかし、一度降ればこの何倍も水は落ちているはずでしょうね。

 

 戸袋の中に、蛙のミイラを見つけました。ここに入って、そのまま干からびてしまったみたいです。

 



    詩人去れば歌人坐にあり
    歌人去れば俳人来り永き日は暮れぬ        正岡子規
                             客のおおいこと


  廃 句

    詩人来ず 歌人も来ない  師走かな
    訪ね来る 人も無き午後  静かなり
    トルティーヤ お代り三枚 手ごろかな        メキシカン・ランチ
    午後のお茶 過ぎれば陰り 冬至まえ
    年賀状  書かねばならぬ まだ書けぬ
    年賀状  無い世の中に なってくれ
    日傾き   晩飯・風呂だ  忙しや          毎日くりかえし
    



    

うまいね~

2010年12月19日 | Weblog
 

 朝は天気が良くて布団を干したのですが、そのうちにだんだん雲行きが悪くなり、全天曇って寒いこと。午後4時前には薄暗くなってきました。もっとも、今は冬至まえで、日暮は早い時期ですが。

 

  そば粉で団子をつくりました。そば粉にお湯を入れて火にかけてかき混ぜるのを二三度くりかえして練って そばがき を作り、それを団子にして汁にいれたものです。小麦粉なら すいとん ですね。
  これがまたおいしいんですよ。そば作りから比べたら、はるかに楽です。

  

 栗の木の枯れたのを途中伐りしておいたものですが、根が腐ってきて倒しやすくなったので、トラクターで引っ張って倒しました。大きいので重くて私ひとりでは運べません。

 私はよく途中伐りをしますが、土に近いところから切ってしまうと、草刈り機の刃がガリガリとぶつかって、機械を傷めるのでわざわざ見えるように切ります。見えていれば、そこを避けて機械が通れますから、機械にはやさしい草刈りとなります。トラクターは土掘りばかりでなく、力を借りるのにも適しています。植木なども引っ張って抜いて運ぶのにとても楽です。

 

 デパートの地下からの出口付近です。人を写すとその迷惑でしょうから、いないのを狙ってパチリ。夜になり、もう閉店間際です。左はデパ地下で、中は蜂の巣を突っついたように、すごいバトルが行われている最中です。

 そこは、見て回ったらタイヘン。食べたいものばかりあって、目が回りそう。 あれも食べたい、これも食べたい。ドーシヨ~~~~ の世界です。 君子危うきに近寄らずと言えども近づきて試食したし。

 

 
      奥能登の荒磯(ありそ)伝ひに冬来る      棚山波朗


    廃 句

     奥喉の   魚の骨の 気にかかり
     奥の戸の 鍵かけ忘れ 猫出入り
     冬の日は 寒いものよと 気がつけり
     焼き芋を  炬燵でたべる 冬になり
     蕎麦水団 横着をして 舌鼓
     今日もまた 一日分の 年をとり
     年の暮れ なんで忙(せわ)しく せにゃならぬ
     
 


寒いウォーキング

2010年12月18日 | Weblog
 ウォーキングをするのが、ちと辛くなってきました。顔が冷たい。耳も冷たい。背中が寒い。手が冷たい。洟がでる。涙の目。まるで目の近くににメンタムを塗られたようにスースーするのです。ですが、それを押し切って出かけるようでないと、だんだん身も心も委縮してしまいますから気をつけなければなりません。

 

 途中にあるサザンカの垣根。満開に近くなってきました。目隠しと暴風を兼ねて大きくしたのだと思います。常緑ですからその機能は働いているようです。良いですね。
 この木を見るとすぐに掛け算を思い出してしまう癖があります。答えはいつも 9 です。

 

 大根は、土寄せをしてやらないと寒さにやられてしまいますが、どうせ食べきれないのでやめにしました。土寄せは畝がやや長く数も多いので、たいへんな作業になります。
 大根よ、寒さにやられたくなけりゃ、強くなれ。無理かぁ。

 

 この頃は、ほとんどが朝はこんな状態です。木立がオレンジ色っぽく見えるのは朝日が斜めに射しているからです。何の操作もしていません。

 

   
    はなむけに何をかなと思へども
    本来空の一物(いちもつ)もなし           夢想礎石
                  夢想礎石が新田義貞に贈った歌

     一切空の世界に住んでいるので、差し上げるものは何もない。(長谷川櫂 解説)


   廃 句

     北かぜに  向かって歩く 気力欲し
     今日はその 立ち向かう気が 起きたぞえ
     そう言えば 耳隠し帽 探さなきゃ        どこへ仕舞ってしまったか
     我慢すりゃ 耳がカイカイ ああかゆい     しもやけ
     夕陽浴び  羽田か成田 音もなく
     音はずっと 後をついてく 面白さ
     沖縄で    帰れかえれと 言われけり
     そのあとで 長崎行きとは ちと辛い


     

ふたたび良い日

2010年12月17日 | Weblog
 晴れたけど寒い。というのが今朝の感想。縮こまります。今朝はがんばれなかったです。今までが暖ったか過ぎましたからね。

 

 今日は忘れないように最初に載せよう。さっき撮ったお月さんです。旧暦11月12日。仏滅だそうです。ありゃー。
 こういう仏滅とか大安とかいうのは六曜というのだそうです。むやみにバカにしてはいけませんけど、あまり気にし過ぎると何もできませんね。とにかく、寒いけど良い日ですワイ。

 

 こまつなは元気ですね。霜など全然気にしてないようです。こまつなは油いためが大好きなんですが、油の摂りすぎに気をつけていますので、あまりうまいウマイとばかりも言っていられないのが残念。
 かまわず食っちゃえ。食ったあと脂汗でも流そうか。なんて冗談言っている場合だろうか。

 

 保育園は二階を作っています。布で周りを覆いました。四月開園に間に合わせるとか。日曜日など休み無しにやっていましたが、この頃は休むようですので工期は追いついたんでしょうか。春になったら、小っちゃい子たちの声が楽しみです。憎たらしい子ばかり来たら困っちゃいますね。なんて、そんなこと心配してるなんて暇だねえ。

 
                                               ブルーベリー


    尋ね入るみやまの奥の里ぞもと、
    我すみなれし京(みやこ)なりけり      道元

              山奥の里こそ、私にとって住みなれた都。