歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

黄山宏村は中国のベニスですか?

2009年06月24日 | 世界の風景
昨日の続きです。

それで、昨日のお茶屋さんですが、お茶をここで飲めるのか聞くと、黙って二階に案内してくれたのです、

しかし、そこは祖父の寝室で、眺めがいいので案内したのです。お茶を振る舞うよりも、眺めを振る舞う、“眺め自慢”のお茶屋さんでした。


お茶屋さんの話では、“月塘”が半月形状なのは、“満月は頂点で後は下降していき、半月は満月に向かって成長していくので縁起が良い” そんなことを云っていました。


横綱よりも大関、大吉よりも小吉、そんなことなのです。うん。わかる、わかる。

それで“月塘”ですが、月の形に堤を築き、水を満たしたモノで、簡単に云うと、“月形の池”と云うことでしょうか。

“月形の池”の周りでは、


スケッチに励む若い男性とか、


スケッチに励む若い女性とか、


それにしても、おじさんの年代にとっては、とても感慨深いのです。彼ら、若い男女の服装とか、髪型が、ほとんど日本とは変わらなくなったのです。

どうしても、毛沢東とか、周恩来とか、詰め襟の“人民服”を思いだしてしまうのです。遠~い、遠~い昔です。

この彼女たちが、東京の街を歩いていても、違和感は無いと思うのですが、やはり、日本の若者がファッションチェックをすると、やはり、“何処か? ちょっと?”、なのでしょうか?

それで、このスケッチをする若者達ですが、“武漢”から9時間かけて来た、美術大学の学生だそうです。


このピンクTシャツの彼女が、“ここは中国のベニスと呼ばれている”と、云っていましたが、“イタリアのベニス”の人が聞いたとしたら、どう思いますかね。

町中を水路が走っているとは云え、そこを船が行き来しているわけでなく、食器や中華鍋や、衣類の、洗い場ですからね・・・・・・。もしかして、ベニスと姉妹都市だったり・・・・・・して、たぶん、それは、無いと思います。

こう見ると、黄山を背に、小さくて、ここぢんまりして、宏村はそれなりに世界遺産なのです。


黄山は、


確かに、素晴らしい、自然景観です。


水墨画の世界です。自然遺産で世界遺産です。


でも、宏村は古民家の街並みが、文化遺産で世界遺産なのです。うん。もう少し、街を歩き回ると、なるほど! そうか!と、なるのかも?しれません。

でも、“月塘”周辺の景観が、メインと云っていたような、そうすると・・・・・・、まぁ、兎にも、角にも、まだ、これからなのです。

それでは、また明日。


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黄山宏村の月塘で七色に輝く一条の帯を見た

2009年06月23日 | 世界の風景
昨日の続きです。

狭い路地、脇の水路では食器を洗っています。ちょっと見、流れる水は、あまり“清流”とは、表現し難い・・・・・・です。


流れの上手には、洗った後で乾かしている、と思われるモップが立て掛けてあり、ゴミ箱?と思われるモノが水面の上を被っています。


何とも、この流れは“清らか”とは・・・・・・。


こちらでは、洗濯棒で衣類を叩いています。この女性の話によると、10㎞先の川の源流から、水を引いてきているとの事。


女性は洗濯機では汚れが落ちないから、川で洗濯するのだと云っていました。洗濯機が買えないと思われと癪だから、そう答えたような? そんな気がしました。

大丈夫です、電気を使わず、洗剤を使わず、身体を使い、棒を使う、手洗いこそ、本来の、正しい、洗濯のあり方であると、堅く、深く、理解しております。

狭い路地をくねくねと歩き、


街の中心にある池に出ました。この池でも洗っています、半月形状の池は、“げっとう”と云うそうです。この池は観光スポットのようです。


美しい池、水面に映る白壁?の家。この辺が売り物のようです。が、女性の洗う中華鍋から油が流れ出て、水面には七色に輝く一条の帯が・・・・・・。


世界遺産に登録された街並みとしては、何とも、かなり・・・・・・です。ここいらが、大陸人の“おおらか”なところでしょうか?

我々、島国の人間は、細かな事にこだわり過ぎるのでしょう。同じ流れで、モップも、食器も、衣類も、みんな一緒で問題無いのです。水は流れているのです。

こちらでは、男性がしゃがんで何やら、


お茶屋さんのようです。茶葉のゴミを取り除いているのでしょうか?


それにしても、広い大陸で、土地は沢山あるのに、何で?狭い一画に密集して暮らしているのでしょうか?

広大な土地があっても、地形的、環境的に、家を建て街を造る場所は限られているのでしょうか?

【この写真“干渉縞”が出て見難いのです、標準の3倍で録画した為?それとも、角度とか、距離の影響?】

まぁ、それで、これが、宏村の地図です。山を背に、川の流れ利用して、堀割を三方に巡らし、敵の侵入を防ぐ構造に見えます。中央部の水色の半月が“げっとう”です。

広い土地に狭い市街は、敵との戦いを考えて造られたもの?その辺は、調べて見ないと判りませんが、そんな感じがしています。

黄山市の宏村は、あまり、日本では知られていませんよね? それとも、私だけが、知らなかった? その筋では有名な世界遺産なの?


“白壁と水の街”黄山市村、まだ、まだ、これからです。


それでは、また明日。


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中国の“黄山宏村”は千百円です。

2009年06月22日 | 世界の風景
“世界ふれあい街歩き”で、黄山の麓の街、宏村を歩きます。宏村の古い街並みは「世界遺産」になっているそうです。

抗州市の西方、約200㎞と云った辺りにあり、抗州市からは高速道路で黄山市まで行き、そこから一般道で北西方向に約50㎞に宏村があります。


中国の古い村のイメージに“ピッタリ”とはまりそうです。この池?と云い、この石の太鼓橋と云い、中国ポッイ!のです。 


天気が雲っているせいか、朝なのに“爽やか~”な感じはしません。ドンヨリです。


真ん中に見える、ポニーテールにジィーンズの女性、


この村で見た、唯一の欧米系と思われる白人女性です。この村は「古民家群」が世界遺産なのです。古民家群を観光資源としているのです。


村へ入るには、“入村料”が“80元”とられるようです。本日のレートですと、1元が14.04円ですから、1120円といったところです。

しかし、村に入るだけで、1120円の料金を徴収するとは・・・・・・。村の人口は判らないのですが、300世帯ほどが住んでいるそうです。

あるブログをみたら、国内の観光客で大変混雑していた書いてありました。村は池に三方を囲まれて、狭い土地、密集した民家、狭い路地ですから、一日の観光客は、数百人から、千人程度と想像します。

そんな条件で、少なく見積もっても、一日平均500人で、月平均1万5千人で、年間20万人弱と云ったところでしょうか?

かなり、大雑把で、いい加減な、推測ですが、でも、近からずとも、遠からず、だと、勝ってに思っています。

そうすると、年間20万人×千円として2億円です。一世帯あたりにすると、年間約67万になります。

中国の都市部で年収が「30万円弱」ですから、農村部では3分の1程度ですから「10万円弱」位、そうすると、観光収入の一世帯あたりの「67万円」は大変な金額です。

まぁ、それも、全額が住民に還元されての話ですが、それでも、これだけの収入があれば、村は相当豊かになる筈です。まぁ、それも、全額村の収入になればの話です。

村の住民にとって、入村料金の約1千円は大変な額です。年収10万円弱だと、月収にして8千円、1日約270円ですよ!

それが、それなのに、入村料金が一回で1千円ですよ! それでも、中国国内から観光客が大勢訪れるのです。

そうか!たぶん、80元は“外国人観光客料金”で、国内観光客は別途料金になっている可能性が高そうです。まぁ、8元程度が妥当な線でしょう。

そうすると、観光収入も、先ほどの計算より“かなり”減ります。

何か、最初から、下世話なお金の話になってしまいました。金勘定はおしまいにして、村の中を散策しましょう。

お父さんは、朝の“おかず”を採っているのでしょうか?


さぁ、狭い路地を通って村の中に入ります。


きょうは、ここまでとします。


それでは、また明日。


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“世界ふれあい街歩き”の舞台裏話は?

2009年06月19日 | 世界の風景
昨日の夜、8時から10時40分頃まで、“世界ふれあい街歩き”の“舞台裏”をやっていました。

見ようか、見まいか、迷ったあげく、結局、10時過ぎ迄で見てしまいました。迷ったのは、舞台裏を見てしまうと、興味が半減するような気がしたからです。

街を歩いている気分に浸っていると、ふとした事で、映像の裏側に、あの小柄で金髪のカメラマンが、長身で頭の良さそうなディレクターが、暗そうな録音係が、現地のコーディネーターが・・・・・・。

そして、録音スタジオで、何度も、何度も、リハーサルをして、台詞を吹き込むナレーターの顔が・・・・・・。

想像はしていたのですが、現実に見てしまうと、やっぱり、ちょっと、いけません。見てはいけないと思いつつ、でも、やっぱり、裏は覗いて見たくなるのです。

でも、やっぱり、見なければ良かった。

それにしても、この番組を見て、行ってみたくなり、そして、ホントに行って来た方が画面に登場しました。たぶん、このこのような方は、相当に居られるのでしょう。

旅行に行き、テレビに登場した場所に行き、

“あったァ!あったァ!ここだァ!これだァ! テレビで見たのと同じだァ!”

と、感激したそうです。でも、ねェ~、それって、何か、ちょっとなァ~・・・・・・。と、思うのです。

でも、それにしても、テレビを見て、行って見たくなり、そして、ホントに行って、感激する、まぁ、羨ましいことです。

10時過ぎに、もうこれ以上は、見てはまずい!、そして、寝る時間は過ぎているし、と思いスイッチを切ったのです。

どちらにしても、番組を見始めた頃の感動は、視聴回数が増える度に、薄れてくるのは避けられません。そして、今回の裏話、やっぱり、見なきゃよかった。

でも、しかし、そんな事を呟きつつ、来週から、“世界ふれあい街歩き”で“歩くシリーズ”を予定していたりするのです。


それでは、また明日ではなく、また来週。


※午前中に書き上げていたのですが、投稿するのを忘れていました。やっぱり寝不足で、頭がボンヤリしていたのです、あれ! それは昨日だァ! やっぱり、少しあぶないのかも?・・・20時55分更新
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ジェノバから密集建築と洗濯物のそよぐ街へ

2009年06月12日 | 世界の風景
昨日の続きです。

ジェノバから海岸線を南下し、小さな港町を訪ねます。

この建物の色が、何とも云えず微妙なところです。ヨーロッパでは建物の外観はそれなりに統一され、街のイメージを壊さないようにしていると聞きます。

この外壁の色使いは、個々バラバラで、好き勝手に塗りたくったようにも見えるし、また、それなりに全体のイメージを考慮した配色のようにも見えたり・・・・・・。

いろいろな人が、いろいろな色を、勝ってに塗ったとしても、好みの色が、それなりに狭い範囲の中にあり、結果として調和する? 民族の色?


パステルカラーと云えば、云えなくも無く、そう見えたりもするのですが、これは、単に、風雨に晒されて、退色、脱色、剥離した結果のようにも見えます。

それにしても、建物が密着して、隣同士に隙間が有りません。これってどうやって建てたのでしょうか?

隣の建物の外壁に、煉瓦や石を積み上げていくの? 個々の建物は独立して建っているのでは無く、連結して建っている? 消防法とか、建築基準法とか、問題無いのでしょうか?


それにしても、風に舞う洗濯物です、これも街の風景であり、景色であり、風情であり、趣であり、異国情緒でしょうか。

この街で暮らす人達は、それなりに、洗濯して干す時の事を考え、衣類や、シーツや、ベットカバーの色を選んでいたり・・・・・・。


まぁ、単に、好みの色が、それなりに、すべてに反映し、それなりに、全体として調和する?

狭い路地、狭い階段、水道や、下水や、電気や、ガスはどうなっているのでしょうか、そう言えば、電柱が見あたりません。地下にすべて埋設されているようです。

よく見ると、


あちら、こちらに、緑色が見えます、苔が生えているのです。



陽当たりの悪い場所の苔は、アジアのイメージなのです。ヨーロッパの街角、裏通り、道の隅にも、緑の苔は無く、サラサラと乾いたイメージを抱いていました。

ここは海辺の街、湿気があるのでしょうか、地中海の気候は“太陽がいっぱい”で、ジメジメとは無関係と思っていました。

街の隅々まで綺麗で、雑草もゴミもなく、さっぱり、サラサラは、ヨーロッパでも北の方なのでしょう。北欧は雑草も苔も生えない不毛の大地?

“おじさん”も、洗濯物も、風景。


“おばさん”も、洗濯物も、風景。


我が日本でも、物干し台で、洗濯物の間で、浴衣を着て佇めば、それなりに、街の風景であり、景色であり、風情であり、趣であり、異国情緒になるのでしょう。

見方によっては、


スラム街にも、見えなくも無い街並みです。


こんな感じに、建物が離れて建っていると、それなりにヨーロッパの風景です。


犬と戯れる、地中海の黄昏・・・・・・・。


これで、世界体感旅行“トラベリックス”で歩く、“イタリア・ジェノバ”を終わります。


それでは、また来週。

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世界体感旅行 “ジェノバ”で煮込み

2009年06月11日 | 世界の風景
昨日の続きです。

港街です、街の魚屋さんです。店先の水槽には“鱈”ばかり、干物を水で戻して売っているのです。干物は旨味が凝縮しているのに、水で戻したら旨味が水で薄まりませんか?


日本の魚屋さんと違って、“だみ声”での呼び込みはしません。店内も干物の鱈ばかりが吊されています。ここは、魚屋さんではなく、鱈屋さん?

この辺りは、鱈ばかりが獲れるの? それとも、イタリア人、ジェノバ人は鱈が大好物なのでしょうか? 

それで、鱈の卵の方はどうしているのでしょうか? 明太子にして日本に輸出? そして、日本では地中海産の明太子を、イタリア産のパスタとあえる? そうだと面白いです。


やっぱり、干物は炙って食べるのが、日本人としては、一番美味しいと思うのです。ところ変われば、食べ方も、好みも、味も変わるのです。

こちら、裏通りの居酒屋です。世界中、居酒屋は裏通りにあるのが一番なのです。


いいですねェ~。中世を思わせる看板です。プラスチック製の“行灯看板”より、味わいがあります、風情があります、趣があります。日本で云えば“赤ちょうちん”です。


賑わっています。立って客が待っています。


こちら、何を食べているの? 美味しいですか?


この店の一押しは、先ほどの水で戻した鱈の煮込み料理だそうです。鱈に、ジャガイモ、トマト、セロリ、ニンニク、オリーブ、玉ねぎ等をじっくりと煮込むそうです。

最初は、色とりどりが綺麗なのです。


そして3時間煮込んで、みんな同じ色になります。


う~ん。旨いのかな? これにカレールーをいれたら、絶対に旨いと思います。


そして、もう一品は、ジェノバ名物、バジリコペーストで、ジャガイモ、インゲンをパスタの煮込み。煮込み過ぎてインゲンの緑が消えていました。


何か、やたら、何でも、煮込むのが好きなようです。イタリア料理って、こんな感じだった? それとも、敢えて田舎料理?を紹介したの?

イタリアのテレビ局が日本の居酒屋を取材して、その店一押しの“モツ煮込み”とかを紹介したような、そんな感じを抱きました。

モツ煮込みは、そけは、それで、美味しいのですが、あまり、正々堂々、胸を張って表に出る料理ではありません。密かに、こっそり味わうものです。

バジリコペーストの煮込みとか、干物の鱈の煮込み料理も、そんなジャンルなのでしょうか? 

ジェノバの人が見たら、“もっと他に、ちゃんとした料理があるだろう! 寄りによって、居酒屋料理はないだろう” 何て、思うのでしょうか?

今日は、食い物を取り上げました。

次回は、ジェノバを離れ、世界遺産の港町です。


それでは、また明日。




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世界体感旅行 “ジェノバ”で

2009年06月10日 | 世界の風景
今日は、BS日テレの番組“トラベリックス 世界体感旅行”で、イタリアのジェノバを歩きます。


冒頭はこのシーンです。

この後ろ姿、男性の年齢と女性の年齢に大きな差がある様に思います。


男性の頭髪具合、体型、服装から、60歳±5歳、隣の女性は、髪型、体型、服装から、30歳±5歳と睨みました。

歳の差のある夫婦とか、不倫とか、一時の浮気とか、そんな関係も考えられますが、ベンチに座る二人の距離は、たぶん親子でしょう。

もしかして、関係を清算する為、ジェノバを訪れた上司と部下? 真相は二人はまったくの他人で、たまたま一つベンチに隣り合わしただけだったりして・・・・・・。

でも、やっぱり、イタリア、そして、港町ジェノバとくれば、何かドラマがあっても・・・・・・、そう思ったりするのです。

それで、この断崖絶壁に張り付いた建物の群もスゴイ風景です。


シャボン玉で遊ぶ女の子、左側の子は孫と同じくらいかも?


ヨーロッパで、イタリアで、ジェノバで、重く厚い石造り。


結婚式です、新郎はアラブ系イタリア人?でしょうか? 兎に角、オメデトウ御座います。


むかしは宮殿だった市役所での結婚式です。


こんな、


豪華絢爛で、


歴史を感じる建物で、結婚式です。


市役所ですから、勿論、無料なのでしょう。この後は、近くのレストランで、飲めや、食えや、歌えや、踊れや、の大騒ぎなのでしょう。

この色使いが、


とても、イタリアです。


ホントに驚いたのです、鮮明な画面に、まさに、そこに行った気になるのです。以前のテレビが、叩かないと白黒になり、そして、とうとう、いつしか、何度叩いても白黒のままのテレビでした。

15年前のアナログ画像と、最新のデジタル画像の差、思い知らされました。

それにしても、評判の芳しくない“エコポイント”は、具体的にはどうするのでしょうか? 教えて“麻生さん”


それで、ジェノバは明日も歩きます。


それでは、また明日。






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ザルツブルクの “ドレス” はどうなの?

2009年03月27日 | 世界の風景
昨日の続きです。

薪を運ぶおじさん。薪屋さん?それとも運送屋さん? 暖房の季節ではない為、調理用の燃料と思われます。

電気やガスよりも“薪”とは、調理用の設備が古く薪を燃やすタイプだから?それとも、薪でしか出せない“伝統の味”に拘っているとか?

世界的、歴史的、文化的、そんな観光地で、毎日、毎日、“薪を運ぶ”おじさん。うん。何か、いいかも知れない。あと“48袋”も運ぶそうです。

薪は良く見ると玉ねぎ等を入れるような、ナイロンで編んだ袋に入っているのです。この辺は新しいのです。


華やかで騒がしい観光地の夜、名残のジョッキ。そして、静かな朝。ジョッキの底にビールが残っていたりすると、それなりに寂しさが・・・・・・・。でも空っぽです。


広場から、来たときとは別の暗い通路を通って路地に出ます。


未だ午前中の早い時間ですが、ショーウインドーには照明が点いています。


明るい陽射しの通りに出ました。クレーン車が作業中です。


窓枠の塗装をしているのです。一年に一度は塗り替えるそうです。白の窓枠は真っ白でなければいけないのです、観光地のショッピング街ですから。


確かに、ヨーロッパの町並みは綺麗なのです。建物の塗装もこまめに手入れがされているのです。風雨に晒され、陽射しに晒され、でも、シミ、黄ばみ、剥がれ、汚れ等が、目立たないのです。

もしかして、そういう処を選んで映像が紹介されているから? わたしは映像でしか外国は知りません。まぁ、一応、バブルの頃に会社持ちで、香港とグァムに行ったぐらいです。


この町並みの建物は、12世紀から16世紀に建てられたそうです。400年から800年も昔です。


古いものに価値を見いだし、大切にする気持ち? 気持ちだけでなく、経済的な蓄積が保存を可能にした?

確かに、ヨーロッパは蓄えがあり豊かそうで、アジアは蓄えに乏しく、自転車操業で止まると、バッタリ倒れてしまいそうです。

日本でも最近になって、古い町並み景観を保存する動きが出てきました。やっとそんな余裕が出来たのか? 

それとも世の中が変わる事に“疲れた”のか? 前を見るよりも、後ろを振り返る方が楽だから?

このお二人、ザルツブルク郊外から買い物に来たのです。ヨーロッパの町並みには、やはり、ヨーロッパの方が似合うようです。


それなりに豊かそうう二人、右の女性が、このドレス“ザルツブルクらしい”、と、思い、買ったそうです。観光地の“ドレス”は、“浅草”で服を買うのとは違う?、のでしょうか?


この二人は“郊外”から来たそうですが、単なる“田舎のオバサン”なのでしょうか?

このショーウインドーのドレス、センスがいいのか? 悪いのか? この方に似合うのか? 似合わないのか? 私には分かりません。

でも、買わなかった金髪の女性の方ならば、それなりに“いけそう”な・・・・・・気がします、金髪に弱いのです。

ザルツブルクの旧市街、まだ、まだ、歩きます。


それでは、また明日。



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ザルツブルクで白洲次郎を考える

2009年03月26日 | 世界の風景
本日より、NHKで放送の「世界ふれあい街歩き」で、“歩くふり”をする“他人のふんどしリーズ”の2回目です。

今回は、オーストリアの「ザルツブルク Salzburg 」を歩きます。今まで「ザルツブルグ」と「ク」を「グ」と、濁ってました。

“Salz”は“Salt”で塩で、“burg”は「砦とか城」だそうです、“bloc”あたりに繋がるのでしょうか、塩で栄えた街なのです。


ザルツァッハ川を挟んで、左側にビジネス街。右側に旧市街。



8世紀に建てられた“ザルツブルク大聖堂”で、“前期ロマネスク建築”だそうです。


旧市街の町並み。


橋を渡って、旧市街からビジネス街へ通勤の女性。毎日、毎日、この橋を渡り、毎日、毎日、同じ景色を見ているのです。それでも、やっぱり、それなりに、景色を眺め、それなりの感動があるのでしょうか?


ビジネス街から旧市街へ通勤される方もいるのです。


川に沿っての町並み、直ぐ後ろは断崖絶壁、この上にザルツブルク城があるようです。

ヨーロッパの街は“厚く重い石造り”、アジアの街は“薄く軽い板ペラ造り”。気候の違いからなのでしょうか?

“重厚”と“薄ペラ”では、どことなく、文化とか、文明とか、蓄積とか、財力とか、とても“差”を感じるのです。

それに、体格的にも、ヨーロッパは肉食中心?で“高く重く”、アジアは草食中心?で“低く軽く”、何となく“負けている”と、思ったりして・・・・・・。

背の高さは、やはり、それなりに、考え方にも、態度にも、相手に与える印象にも、かなり影響すると思うのです。

国際会議などで、各国の首脳が整列した時、アジアは低く小さく、外観的に「しょぼく」見えてしまうのです。特に日本の総理は「とてもしょぼい」です。

ロシアの「プーチンさん」は背が低く、大きく見せようと苦労しているようです。「メドベージェフさん」が後継者に選ばれた理由は、プーチンさんより背が低かった事が一番の理由だと思うのです。

そして、あの長身(185㎝位?)の白洲次郎が、160㎝程度であったならば、あのように堂々と占領軍と渡り合えなかったと思うのです。

人は、やはり、見た目が大事なのです。

以前、勤めていた会社で身長が155㎝の部長がいたのですが、どうしても、軽く見られてしまう傾向がありました。

話しが、かなり遠くに逸れてしまったようです。

それで、ザルツブルクなのですが、丘の上のお城には行かず、先ずは路地に入ります。


このおじさん、肉屋さんで、レストランに配達をしている最中です。この方、やはり、肉とビールで立派な体格をしています。タキシードもきっちり着こなせそうです。


こちらは、中庭的な小さな広場、


トラックから薪を降ろしている運送屋さんが居ます。


この方も、立派な体格をしています。ヨーロッパは、建物も体格も、厚く、大きく、立派そうに見えてしまうのです。

確かに、町並みも綺麗なのです。建物の周囲に、雑草とか苔などが生えて無さそうです。町並みが湿っていないのです、気候条件の「差」なのでしょうか。

“からっと”したヨーロッパ、“じっとり”したアジア。

これから暫くザルツブルクを歩き回ります。


それでは、また明日。



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“世界ふれあい街歩き”で、歩く! ブタペストで工藤夕貴

2009年03月04日 | 世界の風景
今日は、最終回となります。

ブタの街にも灯り、景色は夜に変わろうとしています。一日の仕事が終わり、これから遊びの時間が始まるのです。

対岸のライトアップされた建物は国会議事堂だそうです。


歩道に佇み、窓から洩れる灯りに照らし出され、室内の様子を眺める女性がいます。え~と、よく見えないのですが、きっと美人の筈です。


これは絵になります。ヨーロッパの街角、石畳の歩道、窓から洩れるやわらかな光、照らし出される美しい女性、まわりをつつむ暗闇、そこだけが輝きを放って・・・・・・。

女性が覗いていたのは“ダンス”です。


建物の外観は暗くてよく分からなかったのですが、内部は歴史を感じる造り、やはり、石造りのヨーロッパ、重みと、厚みの、違いを感じます。

木造文化の人間としては、圧迫を感じるのです。ここは、宮殿ではなく、街のダンス教室です。


子供達も踊っています。


この赤い服の女性を見て! 思い出しました! あの“ハンガリアンダンス”だと思います。


民族音楽に民族舞踊。


皆さん、とても、楽しそうです。


日本でも、そうですが、みんながみんな、民謡を歌ったり、振り袖を着たり、半被を着て、太鼓を叩いたり、三味線を弾く訳ではありません。

ハンガリーでも、ハンガリアンダンスをみんなが踊る訳ではないと思います。観光客は、“その国らしい処”に眼が向くものです。

※偶に、日本によその国から来た、放送局の撮った映像を見ると、とても、違和感を覚えるのです。何処かが違うと思うのです。

日本人が、“見せたい日本”と、よその国の人が“見たい日本”では、ズレがあるのです。何処の国でも、そうだと思います。

きっと、ブタペストの人が、今回の番組を見たら、ちょっと変、ちょっと違う、と感じる筈です。

この“世界ふれあい街歩き”も、そこに暮らす人に見て貰い、その感想を聞きたくなります。NHKさん、一度、そんな特集など如何ですか?


それでは、お終いに、ハンガリアンダンスを鑑賞して下さい。
Hungarian and gypsy dances from kukullo-mente


ドナウ河に架かる、朝の“くさり橋”で始まり、明かりの灯る“くさり橋”で終わります。



え~と、それで、終わったところで、番外で、ナレーションの事でほちょっと、一言です。

今回は“工藤夕貴ちゃん”でした。彼女のナレーションは、2度聞いたと思います。


とても、声質も、話し方自然で、邪魔になりません。“ちゃん”付けで呼ぶ歳ではもうないと思いますが、やっぱり、私にとっては“夕貴ちゃん”なのです。

調べてみたら、彼女は今年の1月で、何と!38歳になっていたのです。

インスタントラーメンのCM、あの“お湯をかける少女”が強烈でした。学校の廊下を、大きなヤカンをぶら下げて、疾走するシーン、眼に焼き付いてます。

※タイトルの“お湯をかける少女”は、大林宣彦監督、原田知世主演の映画“時をかける少女”のパロディーです。

夕貴ちゃんの、瞳、頬、口元、そして、全身が輝いていました。小柄な身体、可愛い笑顔と、可愛い声。彼女はいつまでも“少女”が似合って“しまう”のです。

お湯をかけてから、いろいろあって、アメリカに渡り、ハリウッドで主演映画も撮り、そして、日本に戻り、また、いろいろあるようです。

38歳の年齢にして、“少女的”容姿、そして、明るく素直で率直な言動、これからも、かなりいろいろと、ムズカシイと思います。

努力家の彼女は、いつの日か、年齢に相応しい演技で、もう一度、輝くことを、おじさんは待っています。


これで“他人のふんどしシリーズ・ブタペスト”を終わります。


それでは、また明日。







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