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『21世紀の戦争論』を読んで!「自分に都合のいい思考」に嵌る?稲作文化は?どつぼに嵌る文化?

2016年06月28日 | 世間話し
前々回の続きです。

『21世紀の戦争論』~(半藤一利・佐藤優)を読んで、昭和の戦争史のお勉強をしています。

昭和の戦争と云えば、NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」も、戦争末期に入って来ました。言論統制と、隣組制度による相互監視と、食料事情悪化と・・・、そろそろ来週あたりには敗戦で、戦後のドラマが始まる?

それにしても、視聴率は20%を割ったことが無く、前回の「朝がきた?」よりも高視聴率だそうです。「朝がきた」の方が、ヒロインも、脇役も、ストーリーも良く書けていました。

それに比べて「とと姉ちゃん」ですが、ヒロイン役の“高畠充希”ですが、身体も小ぶりですが、演技も“小ぶり”と云うか、オーラを感じないと云うか、あまりにも“ふつう”でハッキリ云って主役は無理。

そして、そして、何と云っても、芝居が単調。喜怒哀楽の表情の作り方に、台詞回しに、わざとらしさが透けて見えるのです。ふつうの会話をふつうに演じていては、ふつうに見えないのです。

前々回の朝ドラ『ごちそうさん』のヒロインの義妹・西門希子役では、感情を表面に出さない役で、それなりの演技に見えたのですが、役柄に救われていたようです。

でも、しかし、“充希ちゃん”は、歌っている時は、生き生きとして、輝いています!

細かい顔の演技を要求されない舞台に向いています。と云うことで“充希ちゃん”は、やっぱり、ミュージカルが活躍の場では?でも、小柄では“ピータパン”しか演じられない?

それで、何ですが、何を隠そう、本音を云えば、わたしとしては、次女鞠子役の“相楽樹ちゃん”の方が好みです。彼女を主役にするべきでした。
     

このところの“朝ドラヒロイン作戦”をみていると、次々回のヒロインは相楽樹で決まり!?

それで、高畠充希さん、23歳だそうですが、そろそろ、それなりの色香を漂わせないとね・・・と、オジサンは思うのでした。とうとう云ってしまった!書いてしまった!スッキリした!

ハィ!スッキリ!したところで、それでは、戦争史のお勉強を始めます。

気になるのは、敗戦間際の“原爆投下”と“ソビエト参戦”の事情です。半藤氏が、

『昭和史をみていますと、どうも日本人は自分に都合のいいシナリオを考え、やがてそれと心中するという、バカみたいなことをしてきたんじゃないかと思えます。その最たるものが、終戦間際までソ連に和平仲介の望みをかけていたことです』

と、語っています。

何となく、やっぱり、“日本人”だけが、『自分に都合のいいシナリオを考え、やがてそれと心中する』のでしょうか・・・・・・ね? 

そう云えば、福島原発もそうでした。「原発は安全で絶対に事故は起こらない」と都合のいいシナリオを考えていました。事故は起こらないのですから、避難計画も訓練も考えていませんでした。

でも、しかし、古今東西、人は皆、自分に都合良く考えるものでとは思います。

でも、しかし、他の国では、それなりに原発の事故を想定し、それなりの計画があり、それなりの訓練はしていたようです。

これは、やっぱり、日本人は他の国と比べて「自分に都合のいい思考」に嵌り易いの?

この“ドツボに嵌る思考”は、とても、とても、日本的?

“日本国”だけが、“ドツボに嵌る”のは、周りの空気を読み過ぎて、自分の考えを主張しない傾向が、古今東西でも一歩抜けているから?

集団で一度決定された事には、異議は、疑問は、唱えない、決まった流に身を任せる・・・・・・。と、云う性癖からで?は、思ったりするのです。

思えば、ヨーロッパは個人主義的で、アジアは集団主義的で、民主主義はヨーロッパ原産です。

これって稲作文化と小麦文化の差でしょうか? 稲作は小麦よりも、気候風土からの自由度が低く?耕作時期の自由度も低く?米作りには地域の集団の一斉行動が要求される?

こんなDNAが心に躰に染みついて、周りの空気を読む、また、周りの空気しか読まない、でも、しかし、その事で、生き延び、繁栄してきた?

そんな、そんな、DNAが、一度決定されたことに疑問も、異議も、唱えない。そのことが、「自分に都合のいい思考」に繫がり、そして、そして、ドツボに嵌る?

本日は、とても、とても、風呂敷を広げ過ぎました。

今日のところは、これでお終い。


「21世紀の戦争論」のお話は、まだ、まだ、続きます。


それでは、また。

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