歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

映画 “ 母べえ ” で想いをめぐらす① -母は小百合です-

2010年03月03日 | 映画の話し
先日、録画しておいた“母べえ”を観ました。

先ずは、驚きました。ホント、兎に角、時代背景に驚きました。知らなかったのです、この映画が、こんな映画だったとは。


知っていたのは、監督が山田洋次で、主演が吉永小百合で、何故か、夫(滋)役が“坂東三津五郎”だと云う事だけでした。


それと、テレビのワイドショーか何かで、クランクインの日に、埼玉県川口市に造られた、戦前の街並を再現したオープンセットの前で、山田洋二、吉永小百合、坂東三津五郎が並び、宣伝の為に笑顔をふりまいてた、そんな映像がとても印象に残っていたのです。

ですから、映画はきっと、戦前の庶民の暮らし、親子とか、姉妹とか、夫婦とか、家族の愛とか、絆とか、そんな“こころ温まる”作品と思っていたのです。


ところが、治安維持法とか、検閲とか、特高とか、予防拘束とか、拷問とか、侵略とか、聖戦とか、転向とか、獄死とか、とても“暗く重苦しい”そんな世の中で、戦争に反対する知識人の父、父を信じる妻(佳代)、


長女(初子)“志田未来”と、


次女(照美)“佐藤未来”の、二人の娘。


それを取り巻く、父の妹(久子)“壇れい”、教え子(山崎徹)“浅野忠信”達の人間模様。


最初は、庶民の笑いと涙の映画だと思って、とても気楽な気分で画面を観ていたのです。でも、しかし、直ぐに、あれ、もしかして、この映画は、平和とか反戦とか、かなりシリアスなテーマの映画と気付いたのです。

それにしても、吉永小百合さんは、とても、とても、美しいのです。この映画は2007年の制作で、2008年1月の公開ですから、62歳か63歳なのです。60代前半としては、ホントに美しい方です。

でも、云いたくは無いのですが、でも、云います。やはり、ちょっと無理な設定です。彼女も山田洋次監督から出演以来があった際に、「私で良いのですか?」と聞いたそうです。

※公開直前に、映画宣伝の為に出演した「徹子の部屋」でそんな発言をしていました。その事だけは、頭に残っていたのですが、ストーリーについては、特に発言が無かったような気がします。

まぁ、兎に角、普通であれば、お母さん役ではなく、明らかに“おばあちゃん”役に、実年齢は、かなり近づいているのです。

まぁ、その事は、そのくらいにします。兎に角、何と、云おうと、云われても、母べえは“小百合ちゃん”で良いのです。山田洋次も、きっと、原作を読み、映画化を考えた時から、母べえ役は、自信を持って“小百合ちゃん”と決めていたのですから、たぶん。

話は逸れてしまいましたが、かなり、暗く、重い、テーマだと判り、うん、これは、しっかり、真面目に、姿勢を正し、襟を正して、観なければと、そう思ったのでした。

それで、・・・・・・・。

今日は、この辺で終わります。(またまた、パソコンの調子が悪くなり、暫くぶりに、途中で勝手にシャットダウンしてしまったのです)


それでは、また明日。



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