歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

姫路旅行 ⑦ 最終回 ガストで配膳ロボットを眺めつつパラダイムシフトに想いを馳せる ! 

2025年01月30日 | 旅の話し

前回の続きです。

姫路城、好古園の見学を終えて、ランチを求めて駅前に向かいます。

"昼飯を食べたら、もう、お家に帰ろう" の気分になりつつ、歩いていました。

そも、そも、今回の旅行は、姫路城と好古園の見学しか予定していませんでした。今思うと、神戸の街は、車窓から眺めるだけで、もったいない事をしたと、後悔しています。

駅前に到着。この地下広場、"姫路駅北にぎわい交流広場" と云うそうです。

市のHPによりますと、 

姫路の駅前は、世界遺産・国宝姫路城を擁する城下町にふさわしく、「城を望み、時を感じ人が交流するおもてなし広場」というデザインコンセプトの下、国内最大級の駅前広場へと生まれ変わりました。

と、いう事だそうです。

国内最大ではなく、最大級なのです。まあ、いろいろと大きさの比較は難しいですからね。

この日は平日で、イベントもなく、人影もなく、にぎわいはなく、寒そうでした。

ランチは、広場を望むビルの3階にあるガストで、ハンバーグを摂取しました。

それで、ガストなのですが、注文はテーブルに置かれた、タブレットの画面で行い、店内では、配膳ロボットがウロチョロしていました。

注文後、配膳ロボットの到着を待っていると、持って来たのは、若いウエイトレスさん、トレーにはハンバーグとライス。

『ハンバーグは単品でよろしかったでしょうか ?』

『はい、単品で注文しまた』

『失礼しました』と云って、ライスの皿を持ち帰り、去って行きました。

高齢者がタブレットで注文したので、ライスの注文をし忘れたのでは ?と、気を利かせてくれたようです。

食べ終わりレジに向かうと、なんと、なんと、レジは無人、タッチパネルを操作するシステム。他人事ながら、食い逃げを心配したりしつつ、店を後に駅に向かったのでした。

このまま、世の中は、第三次産業から、第一次産業も、第二次産業も、無人化、自動化が進んで、もう、人は要らない、人は居ない、そんな世の中に? 

私がたまにお世話になる、大きな病院の会計も無人化し人が消えました、近所のガソリンスタンドもセルフになり人が消えました、行きつけのスーパーもセルフレジ。

これって、すべて、人手不足の結果なの? それとも人件費の削減 ?

これは、人手不足だけが要因ではなく、機械より安く働く、低賃金労働者が不足している?  

少子高齢化で、人口減少で、生産も消費も減少する筈ですが、イレギュラーな、団塊の世代が過ぎ去ったあとは、それなりに、生産と消費のバランスは回復し、人手不足は解消?

平均寿命まで生きられるのは、ほぼ50%だそうですから、あと20数年で高齢化人口の増加に歯止めはかかる筈です。

問題は、結婚できない、子供を生まない。少子化問題です。これは、ひとえに、低賃金が原因です。間違いない。

そもそも、現在の、社会のシステムに、経済のシステムに、企業に、それなりの、社会を拡大再生産するだけの、利益を、賃金を、生み出す力を失ったのでは ? 何て、思ったり。

それに、各産業も、IT化で、自動化で、無人化で、低賃金の単純作業と、高賃金の高度知識作業に分極化し、中間的な作業は、中間所得層は、消滅しつつあります。

そして、そして、高賃金の、高度知識作業も『AI』に取って代わられそうな ? 今日この頃。

政治も、経済も、科学も、意思決定は、個人の思惑を排した、偏りのない『AI』に任せるべき、何て、意見も、チラホラ見かけるような今日この頃。

うん、現在の社会システムが、経済システムが、限界を迎えつつあり、 そして、世界は、これまでに経験したことがない、パラダイムシフトの時代に突入 ?

パラダイムシフト、面白そうです、ここは、後期高齢者としては、"高みの見物" と、行きたいものです。

そうでした、答えの一つがありそうな『人新世の資本論』を 最後まで読んでいない事を思い出しました。  

いつもの事ですが、話が、かなり、かなり、逸れてしまいました。まあ、年の初めですから、初夢気分で綴ってみました。

それで、無人の自動の改札を通るときに、そういえば、昔は"切符を切る駅員さん" が居たことを思い出しつつ、ホームに向かったのです。

この一枚は、ベビーカーに乗る赤ちゃんの、可愛い ! 可愛い ! くびれた "あんよ" と "おてて" を一枚パチリ。

歳をとるほど、新しい生命に、愛おしさが募る今日この頃なのです。

姫路駅から山陽本線で三ノ宮、三ノ宮からポートライナーで神戸空港。着いたのが15時過ぎでした。

茨城便の出発時間は17時40分。待ち時間は3時間近く。搭乗手続きを済ませ、空港内を散策。

あとは、離発着を見渡せる、座り心地の良いソファーで、外の景色を眺めていました。

日も傾き、日差しが眩しくなったので、隣のロールスクリーンを下げようとしたのですが、紐に手が届かず断念。

数分後、隣の席に30前後の男性が座り、日差しが眩しそうな様子、周りを気遣いつつ、スクリーンを下げたのです。

すかさず、『ありがとうございます』と云うと、少し嬉しそうに『夕陽、眩しいですよね』と笑顔で返してきました。

いよいよ搭乗です。早い時間に手続したので、最後尾『31H 窓席』でした。窓席最後尾なので、子供連れの後、直ぐに搭乗。最後尾は最初に搭乗して、最後に降りるのでした。 

来る時は、最前列の通路側、帰りは窓側、しかし、外は真っ暗で何も見えません。

飛行中、内部を見まわし、飛行機は外側はジュラルミンで、内装はプラスチックばかりなのか、と、一人納得。

思い出したのです。羽田での海上保安庁機との滑走路での衝突事故を、旅客機は激しく炎を上げ、機体は、ほぼ燃え落ちました。

旅客機ってそんなに良く燃えるの、と、画面を見つめていたのですが、今回、内装を見て、これは良く燃えるわ、と、納得。

飛行時間は一時間ちょい、そうこうしていると、機体は、暗闇の中、茨城空港に無事着陸。

これで、姫路城への旅は、無事終了。

 

それでは、また。

 

 

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