歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

鎌倉へ行って来ました ② 原節子さんと同じ空間で同じ空気?を吸いました

2014年05月10日 | 原節子
前回の続きです。

浄明寺バス停に到着し、浄妙寺に向かって参道を歩きつつ、外人観光客に目をやりつつ、期待と不安を抱きつつ、もしかして?バッタリと出会ったり?何て妄想を巡らしたり、何か、もう、呼吸も速くなったり、歩くスピードも速くなったり、心も脈も乱れたのです。


可愛らしい女子中学生の声に、少し平常心を取り戻しつつ・・・。それにしても、中学生が浄妙寺とは、かなり渋い選択です。


山門が見えて来ました。


浄妙寺です。


こんな感じのお寺さんです。今回の目的はここでは無いのです。一応一枚だけパチリ。


さあ、いよいよ、探索の開始です。予想探索時間を30分から1時間と考えていました。探索時間と探し当て時の感動は正比例するのです。それなりの探索時間があってこそ、それなりの感動が得られるのです。

参道を左に折れ住宅街に入ります。入って直ぐに、左に折れるか、直進するか、決断を迫られます。“緩やかな傾斜地で背後に山が迫っている”との、事前情報が頭に浮かび、直進することに決定。


そして、歩く事、数十歩、右手に“事前情報で見た門”とソックリな門を発見。


表札を見ると、“原節子さん”のお姉さんの旦那で、映画監督の熊谷の文字、現在は、原さんの甥っ子の名前になっていました。


えっ!もう!こんなに簡単に、こんなに呆気なく、こんなに短時間で、発見の喜びと云うか、発見の動揺と云うか、何とも、とても、残念な? とても複雑。

鎌倉に2時間も掛かって辿り着き、それでは、じっくりと、楽しもうと思っていたら、ドラマは一瞬にして終演。

事前に情報を調べすぎた事を反省したり、いゃ、“探索時間と探し当て時の感動は正比例する”と云っても、いくら何でも限界点があると、慰めてみたり・・・。

兎に角、思いを抱いて数年、計画を立てて数日、そして本日、2時間半掛けて鎌倉に到着し、バスに揺られること約10分、バスを降り探索を開始してから数分でした。

兎に角、あたりの風景を見回し、ここが彼女が暮らしてる?暮らしていた?風景なのかと、彼女が目にした、歩いた、呼吸した、同じ空間に、いま、自分も立っているのだと・・・、映像の中の笑顔を想い浮かべつつ、しっかりとこころに刻もうと、しばし見つめたのです。

敷地には二棟が建っており、情報に寄ると、手前が熊谷家、奥の方が原さんの住まいだそうです。


周囲は高く密集した生け垣で屋根しか見えません。


人通りのまったく無い住宅地で、いつまでも辺りを見回したり、撮影をしたり、佇んでいると、かなり怪しまれます。

門のところに戻り、もしや?もしや?と思いつつ、でもまさか?と思いつつ、どなたか引き戸を開けて現れないかと?でも、物音もせず、静かで、何も起こりませんでした。


後ろをふり返りつつ、原節子さん家を後にします。


なんとも、呆気ない結末でした。でも、長年の思いが、本日、実現したのです。現実はドラマのようには行きません。

兎に角、時間があります、気を取り直して鎌倉見物です。先ずは、徒歩で鶴岡八幡に向かいます。でも、何か、後は、オマケのようで、どうでもイイような気がしないでも・・・・・・。


それでは、また。


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