森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ようこそ

まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

風邪って。。

2010-10-31 20:51:11 | ハーモニカに関連した話題

またかい(笑)。。

関東は台風も過ぎ去り雨こそ降っていませんが、どんより曇り空でした。空気もひんやりしているのでお布団に包まれていると堪らなく気持ちのよい季節です。社会人なりたてのころの先輩曰く「幸せのうさぎ」状態というそうです。

雨の中仕事で飛び回っていたワイフは既にお布団っ子への回帰を数回繰り返しています。私もお布団っ子になるべく。。。うーむ。なんだかダルいです。

先週風邪は治りましたが寒さや疲労もあって気が抜けない状況です。油断をすると喉がやられてしまいそうな兆候がむんむんしています。ここで挫けるわけには(笑)。。。

折よく?Yukiさんのページをみると「ハーモニカと風邪」という投稿がありました。
森のなかまのように趣味でやっている分には「吹かない」という消極的な選択肢もあるわけですが、お客さんを相手に活動されている方は体調が悪くても演奏をしなければならない時もありますし、お客さんから風邪をもらってきたりと様々な要因があるようです。

確かにハープで活躍されている方のブログを見ると風邪が治りにくい(たまたまなのか知れませんが)という記事を見かけたりします。

また友人が話してくれたのですが「風邪のときに吹いていたハープ吹くとまた調子悪くなんない?」との事。

友人は私と同じ歳ですが、仕事はバリバリこなすは、森のなかまには良くわからないヤングなダンスを汗だくになって夜通しするはで「いつ寝るの?」という人です(欧米か?)。
そんな彼でもタマーに調子を崩すこともあり、良くなって一緒に吹いていた時にこんな事を漏らしていたのでありました。。

最近森のなかまはハープを吹き終わると綿棒とアルコールクリーナでコームの中を掃除してしまうので水洗いの数が激減していましたが、ここ数日ハープを吹くと喉が痛くなりかけるので気休めでも良いのでここらで水洗いしておこうと思ったわけです。

お断りしておきますが、ハープの水洗いが風邪予防になるという訳ではありません(お手軽に出来る事をしておきたいだけです)。
また因果関係や効果の程は個人の考え方にもよるかと思いますので興味のある方のみフーンという程度で流して下さい(いつもの事ですが)。

では。。。

まずは最近お気に入りのNobleを分解すると日頃念入りにやっていたつもりでも綿棒やブラシが届かない箇所には唾液が固まった化合物くんがうっすらと張り付いています。
コームとプレートの間や吸いリードの裏側なんかは日頃の手入れでは無理ですもんね。

なお化合物くんですが愛読しているKinyaさんは"HARMONICOCCUS"と呼んでいるようです。なんかメルヘンを感じる響きですね。
。。と思ったら"COCCUS"って"球菌"の事だったんですね。。決してハモキチやハーモニカマニアを製造する菌を指すわけではないでしょう(それならまき散らしたいところですが)。。

まず適当に化合物くんをブラシで払ってぬるま湯にチャポン(やんわりした所を中性洗剤と歯ブラシでガシガシやります)。

ついでにいつも使用しているブラシも水洗い。もーっ、何でもかんでも水洗いです(笑)。人生の嫌な事も洗い流せると良いんですがね。。

お掃除マニアック-4 リードプレートのブラッシング(スロット面)

お掃除マニアック-3 リードプレートのブラッシング(リード面)

お掃除マニアック-2 ハーモニカの分解、組立(ネジ式)

こう振り返ってみると我ながら何を書いているのだ?と思いますが。。。まぁ良いでしょう。。

樹脂製、金属製コームは情熱が赴くままにガシガシやってください(笑)。
ただ、低音域の方は細くなっていますので過度なパッションには気をつけましょう。
コーム先端付近は乾拭きでは落とせなかった化合物くんがついているので、これを機に一掃っす。。

CrossOverの竹コームは水がまったく染込まないので樹脂製と同じ扱いです。
MasterBluesやVintageHarp等はブラシで化合物を払ったあとSuzukiのアルコールクリーナを綿棒に付けて拭いたり、吹きかけ適当に拭いて乾燥させます(実は樹脂製同様に水洗いは何度もしていますが、あまりお奨めしません)。

カバーも裏側までゴシゴシ。

自然乾燥は待っていられないのでトントン水分を落としたり、細かい所はカメラ用のブロワー等で水分を飛ばしたりして拭き上げます。トドメにアルコールスプレーなんかで拭いておくと日頃抑圧されていた「野蛮な感情」を剥き出しに発散させも良いでしょう(対象と方法さえ間違わなければ発散さておく事は良いでしょうね)。

はい。これで綺麗になったはずです。多分。

あとは手洗い、うがいはもちろん、出来る範囲で抵抗力をあげるべく、温かくて栄養のあるものを食べたり、夜更かしをしない等の生活努力をすればよいのですが、なかなか難しいですね(おいおい)。


去年の大晦日に私が風邪になり元旦に治った時にワイフがお雑煮を作っている間に撮った森のなかまです(一応風邪つながりと今週は写真撮っていないので。。)

先週 魔法のハロウィンバック で枯れ木も山の賑わい的に登場したばかりですが昨日海の向こうで活躍している所を見てしまいました(笑)。
#Yukiさん素敵な写真ありがとうございます。かなり元気でました(笑)。

こやつらですが。。見た目はなかなかキュートなのですが、トラのふーちゃんの「しなる手足」は当たると鈍器のような痛さ(全身アタックはもっと凄いよぉ)。
ペンのろくちゃんの気の抜けた安定感の良いお尻で「尻スタンプ」されると夫婦間とは言え、言いようのない屈辱感があります(笑)。どーでもいいですね。。

勝手にイメージソングは"Carlos del Junco"さんの"Heddon Tadpolly Spook"だろうと思っています。

みなさんも、風邪には気をつけてご自愛下さい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

German Silverってなーに?

2010-10-18 00:07:20 | ハーモニカに関連した話題
何気なくSMITTY RECORDさんの所をみているとプレートは「洋銀製」とありました。

頭の中を洋梨を食べようと小人さん達が銀のスプーンをもって挑むというメルヘンチックな光景がよぎります(笑)。

ということで調べると。。
#ネットって本当に便利ですね。

こういう事だったんですか。あの銀色はメッキではないんですね。
確かネジも同じ材質と本国のページでは謳っていました。
メッキのネジよりも精度が良い訳です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逝ってしまいました。。

2010-10-12 22:36:04 | ハーモニカに関連した話題
Seydel逝ってしまいました。。。

会社帰りに病院に駆込み抗生物質をもらったので届く頃には元気になっている事でしょう。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遂に日本でも入手できるようになったんですね!

2010-10-11 18:00:00 | ハーモニカに関連した話題
2010/10/11 23時頃 "P.S.3"にSmitty RecordさんでSyedel製品を取り扱われている事を追記しました。

いい天気ですね。起きていられるようになったので汗みどろんの布団を干しました。ホッカホッカのポワンポワンです。

喉も若干痛いのでハープを吹く訳にもいかず、久しぶりにツッペリンを聞きながら(聞いているとながらができなくなってきてしまいますが)ネットを見ていると。。。

なんと!。10holes.comさんがSeydelとJapan Partnerとして正規代理店になったというじゃないですか。

あまつさえ(間違った用法ですね)Bends社のハーモニカまで取り扱っているではないですか!

2社ともハープ好きで(そうでない会社あるんかい?)たまらないという感じがプンプンしてくるような会社です。
HohnerでもSuzukiでもTomboでもHeringでもないひと味もふた味も違う個性的なハープがありとても魅力的です。

2社のハープのReviewは国内にはあまりないかと思いますので英語でも良いという方はPatmissinさんのReviewをご覧になってみては如何でしょうか。

10Holes,クロマ両方を取り扱われているようでSeydelのメンテンンスキットまでカバーしています。
これでSaxony1847シリーズ,Solist/Session等更にBig Sixも国内で手に入れられるようになるんですね。もちろんお金さえあれば(笑)。

Bendsも以前から相当気になっていましたが中でもクロマのTonica Maestro!はベースとなるTonica(12穴で18,000円)をJehovah da Gaitaさんという方が個別にカスタマイズ(内容は分からないですがGapやProfileの最適化かと)をされているそうです。お値段はベースとなるTonicaの2倍以上の39,000円。

高いとみるか安いとみるかは個人によると思いますが、エキスパートの方が一本一本(数が多いので何処までやるかは分かりませんが)調整しているんで、さぞかし吹き易いかと思われます。調整の勉強用にも一本欲しいくらいです。

私も自分でクロマを調整しますが鳴らし易い楽器は吹いていて楽しいですし、色々チャレンジしてみようという気持ちにもなります。ただ結構繊細なので始めたばかりの方は通常品でしっかり練習する事を強くお奨めします。
#自分は技術がないばかりに練習で270Cを3本潰しています。

Heringが日本で売られなくなってしまうなか、ブラジルから新しいBends, 待ちに待ったSeydelの登場。
かたやManji, Fabulous, CrossOver等々。ハーモニカ吹きにとって、かつてないまでに恵まれた時代を過ごせる興奮と幸せを感じております(ちょっと大袈裟?でも有り難い時代だと思います)。

さぁ、もっともっと吹かないとね!

P.S.
Tonica,Saxony,グレゴアウッドのレビューを思い出しました。
Mel Bay'sさんのところで Winslow Yerxaさんが記事を掲載されています。
Chromatic Roundup Review, Part 1
#音源もアップされているので音色の違いを聞いてみるとよいでしょう。Part-2にはCX-12 Jazz等もあります。

たくさん妄想してくださーい♪

P.S.2
いま、Hapr OnlineさんのBlogを久しぶりに見たら。。。

"Harponline will be liquidated within the next 3 months and I will take up the offer to work for the Hohner company, in Trossingen/Germany." -- "Harponline - An era is drawing to a close"より引用

3ヶ月内に清算を行いHohner社より依頼の仕事を受ける。。という内容が書かれていました。経緯については投稿を見て頂くとして、何も購入しませんでしたがWorkshopやカスタマイズの指針等何度も参考にさせて頂きました。

本当にありがとうございました。そして形態こそ違えどHohnerを通じて理想を目指し、私たちをワクワクさせて下さることを楽しみにしています。

時代の流れは早いんですね。。

P.S.3
もの知らずといいますか、検索を怠っていたといいますか、Seydel社の製品についてはSMITTY RECORDさんも2009年の6月から正規代理店になられていたんですね。一年以上も前から日本で購入できていたとは。。
#今日現在Bends社製品は取り扱われていません。

またお店のBlog:"スミッティレコードの雑記帳"もありまして除いてみるとSeydelとマイクのメガ盛り状態です。じゅるる~。
とても楽しそうです。

再度販売ページを見てみますと交換用のプレートやアクセサリにはサウンドチェック2Key Lens等も販売されているようです。

う~ん。熱いですね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10Holesの指南書 勝手におすすめ その1

2010-08-22 02:29:41 | ハーモニカに関連した話題
ひゃぁ~盆休み開け初めての2連休です。

相変わらず暑いですが夜は多少涼しくなってきました(それとも体が順応しているのでしょうか)。たまにはシャワーではなく湯船につかると日頃の疲れも全身に散って良い感じです(青いバスクリンを入れてみました。サッパリぃーん)。ご機嫌で缶ビールを2本開けています。

前回"The Harp Handbook"を紹介させて頂きましたが寝る前に読んでいるので一向に進みません(笑)。楽しい事がまだあるなんて嬉しいですよね。

さて、前回一通り手元にある教則本の写真を撮ってみましたので不定期に「10Holesの指南書 勝手におすすめ」シリーズと称して不定期にご紹介する予定(?)です。

生まれて初めて買った教則本は松田幸一さんがkmpから出されている教則本だったのでありました。。しかし学生時代にハープを始めてみたいという友人にあげてしまいました。。
#おかげでCharlie McCoyさんは随分聴きました。本書の中で当時は手に入り難かったと記憶する Hohnerの"Old Standby"へのラブコールが書かれていたかと思います。
今でこそOld Standbyは日本でも気軽に購入できるのは松田さんのおかげなんだなと勝手に思っています(違っていたらすみません)。


木製。サイドホールはなくMarineBandに比べ薄いマウスピースのOld Standby。タングブロックがし易いというのでお気に入りな方々も沢山いらっしゃいます。私は素朴な音色が好きでメロディ中心に吹きたくなってしまいます。。
この写真では分かり難いですが木製釘止めハープのカスタマイズ第1号という思い出もあります。

さて話を元に(?)戻して勝手にお奨めする教則本ですが。

ダララララ。。。。パシーン。
#一応昔はパーカッションやっていたんですが。。。


田中光栄さんの"ブルースハープ 初歩の初歩入門"であります。

"初歩の初歩"と謙虚に謳われていますが、謙虚さに騙されてはいけません(笑)。確かに目次を見ると他の初めて10Holesを触る方向けの教則本と同じかなぁと思われるかもしれません。
しかし、ちょっとパラパラめくると「おやっ?」と思う事があります。
なんと、ページの半分以上が音の出し方について書かれているのです!

「はぁ~?音の出し方~?」と思われる方は厭味ではなくてかなりラッキーな方かと思います。
特に修行をせずとも人を惹き付け自分もある程度納得できるような音を出せるような人は確かにいます。
しかし、森のなかまはこれができませんでした。

その昔、近藤楽器で教室へ納入する複音ハーモニカを受け取りにきていたおばあちゃんと吹きっこしてみた事があります。
当時は多少OBも出来るようになっていてベンドもある程度スムーズに出来るようになっていたので天狗というか恐れを知らない(ていうか何も知らなかったんですね)。

その方の音は強く吹いていないのに太くて明瞭な音。ベースも各音も美しく響いています。タンギングすればザッザッと歯切れが良く、メロディだけでも曲全体のリズムが感じられます。
一方森のなかまはというと、ベンドをすれば苦しそうな音。ロングトーンは揺れてしまい、タンギングももたつく。音の粒も揃わずリズムもヘンテコリンに。。

頭の中では「あーして、こーして、ここでOB」なーんて思っていたりするのですが、そうはいかないというか、もっと基本的なところで駄目だったのであります。

かなり落ち込みました。。。かなり辛かったです。
当時仕事のトラブルもあり、ハープも上手く行かずとダブルパンチ。「ハープなんて止めてしまえ」と本気で思いました。

教室を開いているような人だから、複音と10Holesでは違うだから。。。なんて考えをして気を紛らわそうかなんて思った事もありますが、そんな風に考えても何も変わりはしないと分かっているんですが、そう逃げたくなるくらいショックでした。

でも止められなかったんですかね、近所の楽器屋で普段だったら手にしない入門書を何冊か見てみた訳です。。

で、出会ったのがこの本でした。

ベンドもそうですが、ストレート音。これをどうやって力まずに響かせるか、息苦しくなく楽々と思った(願った?)通りに音を出すのかについて半分以上のページが割かれています。
そしてその判断基準がさりげなく書かれています(これは見過ごしてしまいがちですが大事ですね)。

ベンドは音程さえ下げられればマスターしたと思いがちで気付かないと悪い癖がついてしまい、かつての森のなかまのようになってしまいます。

田中さん「初歩の初歩」は本当にこれからハープを始める初心者にとって、寄り道がが少なく、長い目で見なくても実りが大きい教則本だと思います。

ある程度ベンドが出来るようになった方でも早いフレーズでモゴモゴしてしまったり、今ひとつ音の粒が揃わない等の「音の出し方」で疑問をお持ちの方は一度手にとって、書かれている事を全て行ってチェックしてみると良いかと思います。

今でもこの本を見返す事がありますが「あれはコレだったんだなぁ」等気付く事もあります。
もうあんまり気付く事が出て来て欲しくない(苦笑)ですが、定期的に初心に戻るきっかけを与えてくれるので卒業できません(笑)。

で、ある程度音がでるようになったら曲を吹きましょう!


教則本ではなく「曲集」です。

おなじみの「キラキラ星」からバンプを含んだ曲もあれば、本格的なアドリブを含む「枯れ葉」まで、各曲に3つくらいの演奏ポイントが書かれています。
幾つかの曲は「初歩の初歩」にも譜面がついていますが、「初歩の初歩」は純粋にメロディのみでワンポイントやフィルインがありません。

また、CDもついていますが全ての曲がCDに入っている訳ではありません。。。「エーッ?なんでさー」と思うかもしれませんが。。。しかし、この模範演奏は凄いです。

よく教則本についてくるドンカマで始まって、吹けるようになったらそれでお終いのようなものではありません。

これはアルバムです!魂入っています!ハープをやらない人が聴いても「いいな」と思える作品に仕上がっています!

メロディを中心とした演奏が好みではないという方もいらっしゃるかと思いますが、10Holesにもこういった側面があるのを知るのも良いのではないでしょうか(バンプ曲は詳細な譜面があるのでこれを足がかりにするのも良いですね)。

特に最初に入っている「キラキラ星」は圧巻です。目立って難しい事はしていないのですが、これほど心を打つキラキラ星は少ないかと思います。

イントロから「ドードーソーソー」と始まると「やめてぇ~」と叫びたくなるくらい心をガンガン揺さぶります。普段濁った水に住む魚を清らかな水に移すと相当なショックがあるらしいのですが、それに近いです(笑)。

「ふるさと」は自分が何かの気の迷いで犯罪に手を染めてしまい、捕まって自供を迫られた時にこのバージョンが流れたら一発でゲロしてしまいそうです。いや本当に。。

難易度は相当高いですがC-Harp一本で吹く「G線上のアリア」
わざわざ最後にもってきている"Over the Rainbow"等はアドリブはありませんがメロディを演奏するだけで、10Holesでこれほど音楽として成立するのかあっけにとられます。

さぁ大変です(笑)。

耳コピだったら「音拾えないから」と言い訳できますが、譜面もあります(細かいビブラートやフェイクの指示はありませんけどね)。ちょっとしたヒントもあります。
これはコピーというか曲を仕上げないわけにはいきません。
ロングトーンやハノンでは気にならなかった音色、音の揺れや歯切れの悪さも、メロディ中ではごまかしがききません。

模範演奏を聴いて、吹いてみて、「ここはこんな感じで吹きたいのに何故吹けぬ」と落ち込んで、「初歩の初歩」に立ち返って練習していくうちにかなりの力がつくというエコシステムがこの2冊で完成する訳です(ちょっと大袈裟かな?)。

とても難しい曲もありますが、きちんと吹きこなせれば、どれもが人に聴かせて喜ばれるものばかりかと思います。
何より人に聴かせられるような持ち曲が増えますし、人前で曲が吹くということは聴衆ができるということで、これはメカニカルなエクササイズでは得られないものがあります。
ガンガン人に聴かせ、もし相手がいなければ録音して自分で聴く等して曲を詰める事をしたほうが良いでしょう(最近していないな。。)。

というわけで、誠に勝手ではありますがこの2冊は是非ともお奨めしたい本であります。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする