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まとめ:ハーモニカのお手入れについて
まとめ:ハーモニカの調整について

申し訳ありませんが現在ハーモニカ調整に関する技術的な質問にはお答えしておりません。質問して頂いても無視することもありますので予めご了承ください。

THRUNITE Archer 1A v2

2014-11-03 23:54:00 | フラッシュライト
個人的に1AAA1AAが熱い森のなかまにゴキゴキ、ゴキゲンなライトが送られてきました。

人によっては3連休。お天気がよかったら外出をしようかと思いましたが夫婦揃って今ひとつな体調から経済的な週末を過ごしました。いかがお過ごしでしょうか。

本日はTHRUNITE社さんよりモニター提供して頂いた「Archer 1A v2」を紹介します。
土曜日に到着し、もう少し使い込んでから書こうかと思ったのですが。。手にしていると。。

トキメキがドキドキなうちに

と、写真を撮り始めたら書きたくなってしまいました。。
まぁ、いつもがいつもなのですが。。いつも以上に要領を得ないところがあるかと思いますがご了承下さい。


いきなりですが。。このライトは性能や使い勝手も良いのですが「この姿」がとても良いと思います。好きな方は結構ジンジンくるものがあるかと思います。


見た目はOLIGHT社のS10 Baton, M10 Maverickではないか?と思うのですが、ナーリングを始め細部を見ていくと少しずつ違います。確かに似てはいますが目指している物は違うようです。
ガラス風防がオレンジ色なのはいつもの如くLEE Filterを挟んでいるためです。


クリップが当たる所はすべり止めのナーリングが削られています。衣類を傷めずにスムーズに脱着するための細かい配慮ですね。まぁ、クリップは回転できますのでネーム部で行えば良いのですが、そいういうのが気持ち悪いという方もいらっしゃいますし気持ちも分かります(笑)


左からT10 2014, Archer 1A v2, TN12 2014, EtoCアダプタをかましたL4(結構シビレます)
単三電池1本(1AA)としては結構大きいボディで「ポケットに入れていつでも」という感じではありません。でも。。いいんです(笑)


旧型のNeutronよりもガッシリとしたタフそうなスイッチです。感触は結構固めです。個人的にはもう少し軟らかくても良いかなぁと思いますが。。いいんです(笑)


キャンドル立ても可能ですが、スイッチのゴムブーツがギリギリまで出っ張っていますので安定はそれほど良くありません。
また、気密性が高いので電池を入れ替えたばかりの時はブーツが少し膨らみ更に安定が悪いかもしれません。あくまでも「立たせる事が出来る」程度にお考え下さい。そう。。。いいんです(笑)


ヘッドには調光とストロボを司るサイドスイッチが付きます。お察しのように白いボタンは蓄光によるGID(Glow In Dark)です。予め光を当てておけば暗闇で「これかな?」と分かるかもしれないくらい程度にお考え下さい。

  
程よい大きさなので希望すればサイドスイッチを色んなポジションで操作できます。普通は順手による操作になるかと思いますがストロボを多用するようなシーンでは逆手も役に立つかもしれませんね。


ちょっと驚いたのがボディの厚みです。左がArcher, 右がTN12のボディです。Archerがいかに肉厚なのかが分かるかと思います。自分にそんな能力があるわけは無いとおもいますが、握ってみると「詰まっている」といった印象を受けるのは気のせいではないように思えます。


台形ネジ切り。運搬中の誤点灯防止用にスイッチをゆるめてロックアウト出来るようネジ切り部にもHA処理されています。
TN12よりもやや深めのナーリングも心地が良いものであります。


テール部はスナップリングプライヤー等を使えば分解できます。左の締め付けリングの中心にOリングが嵌め込まれているのが面白いです。

森のなかまは「握ると先端が広がる」「軸用」の10-25mmを使っています。釘止めのブルースハープのカバーを取り外すのにちょっと贅沢な工具を購入したのであります。ちなみに握ると先端が閉じるのは「穴用」です。


こちらはベゼルリングを外してレンズとゴムマウントを取り外してみました。ゴムマウントの内側にレンズを填める溝があります。ベゼルで押さえつける事でレンズを傷めずに確りとマウントする事ができます。


ベゼルを外したついでにLEDとリフレクタを見てみます。
最近出て来たXP-LというLEDが載っています。XP-G2と同じくらいの実装スペースにXM-L2のようなハイパワーLEDを載せられるようなのですが。。個人的には非力な1AAであればXP-G2が良いかな?と思いつつも。。なんとなく大きめなスポットのふんわりした配光が思い浮かべられます。


もちろんFireflyも健在です。この暗さが必要ない方には「やっかい」なモードですが、Mid,やHighから一時的にスタンバイしたい時に入れたり便利につかっています。消し忘れだけ注意したいですね。

さて。。操作ですが。。

テールスイッチをカチッと音がするまで押し込むと常時点灯になります。半押しでモールス信号を打つように間欠点灯できます。
点灯中にサイドスイッチをクリックすると以下のサイクルを繰り返します。

 Firefly, Low, Mid, High

モードメモリーがあり最後に点灯したモードを記憶してくれます。なので間欠点灯しても明るさが変わってしまう事はありません。

また点灯中にサイドスイッチを長押しすると最高照度でストロボを繰り出します。ストロボ中にサイドスイッチをカチッとクリックすると元の明るさに戻ります。長押ししても何も変化しない仕様です。ストロボモードは記憶されません。


Firefly:0.055Lumen(408H), Low:17Lumen(22H), Mid:75Lumen(5H), 180Lumen(115M)

T10S, T20Tよりも大きめのスポットです。貫通力、遠方照射はそれほどではなく、どちらかというと近距離、中距離で使い勝手が良いかと思います。
オレンジピールリフレクタ(オレンジ表面の凸凹みたいなもの)によって綺麗に光が拡散されてます。スポットから周辺光の繋がりもとてもなだらかですが、大きめなLEDなのでスポット周辺に僅かな黄色いにじみが見られます。ただ、これらは1-2メートル先の真っ白な壁を照射してみて分かるようなものです。XM-L等を使うZEBRA LIGHT SC52w, SC600 Mk II L2にも見られるものですので上出来だと思います。


LEE Filter #152 PALE GOLDフィルターを付けた例です。近接でもスポット周辺の黄色っぽさが若干緩和(分かり難く)されます。本日時点ではNWはラインナップされていませんが出てくれるといいですね。

Midまでは連続点灯しても熱くなりませんがHighは1.2/1.5Vでもそれなりに熱くなります。30分くらい点けてましたが持てないくらいにはなりませんでした。


IMR 14500 の照射例です。High以外は全く同じかと思います。CR123A, 16340を使用するArcher 1CのHighが500Lumensとなっていますので、それぐらいなのかと思います。Archer 1Cは11/3時点では日本では販売されていないようです。

500Lumens(Archer 1Cと同じだろうと仮定して)で点けっぱなしにしておくと熱対策なのか3分でカクーンと照度を落としました。恐らく1.2V/1.5VのHigh:180Lumensまで落とすのではないかと思います。


森のなかまスタジオ」でも14500による照射イメージを撮ってみました。

なお、500Lumensというとかなりの大電流を電池から引きずり出すかと思います。ハイレート対応ではないプロテクト付の14500だと1分もせずにシャットダウンしてしまいました(V11RとKeepPower16340でもMaxキープは結構厳しいです)。

もともと1AAサイズのバッテリ容量で500Lumensを連続点灯させるのは厳しいかと思います。良質なIMR 14500で間欠点灯で運用されるのが良いかと思います。
しかし。。短い時間でもこの大きさでドバーッと闇を一掃出来るのはある種のカイカンなんだと思います(笑)


明るくはありませんが消灯するとガラスを押さえるゴムマウントがホンノリと光ります。撮影用に外部から強力照射していたのでサイドスイッチもホンノリしてしまっています。


SKM-HOODEも装着できました。クリップが干渉しないようにフードの割れ目にクリップを逃がしてあげて下さい。


1インチの「カイダック巻き」もいけます。こちらはカイダックが一重の箇所をクリップの隙間に突き刺すような感じになります。
周辺光がカットされXP-Lの図太いスポットだけが出てくるのでなかなか良いです。


よくあるクリップですが綺麗にコーティングされていて仕上がりも上々です。取り外し可能なはずですが、かなーり固いです。気力もありませんでしたのでそのままにしています。


Z2を彷彿させるプレーンなヘッド。E1Eっぽいボディとスイッチのナーリング。このバランスがステキだと思います。
もし、ヘッドを捻るツィスト操作があったら、このデザインにはならなかったのかと思います。


ところでばいざうえい。サイドスイッチがあるんだからテールスイッチはいらないのでは?と思うかもしれません。
実際順手で調光し出すとメインスイッチを操作するのが煩わしいときもあります。
でもサイドスイッチはスイッチを探すところから始まるので、どうしても操作が「ワンテンポ遅れる感」があります。


また4段階にも及ぶ調光。ボタンを押してからレリーズすると必ず次ぎのモードで照射してしまうためT20Tのように「早半押し2回」でMid->(Highをスキップ)->Lowのようにステップダウンはできません。まぁ、普通そういう事をしようとは考えないかと思いますが(笑)

ただ、Archerの出力配分は「つながり」が良いですし、1.2V/1.5VのHighであれば目がクラクラする事もありませんので、構えずに(笑)調光できるかと思います。
個人的にはT20Tもこれくらいのステップだったらいいのになぁと思いましたが、世の中には色んな意見があるのかと思います。


割と明るめのLow。熱くならず実用的な明るさとランタイムのMid。電池で化けるHigh。そしてTHRUNITE社お家芸のFirefly。遠方照射を期待しなければいずれも高い水準の性能だと思います。

もし、これらのスペックが気に入らなくても。。このカタチや雰囲気に何かしらの「トキメキがドキドキ」を感じるのであれば。。随分とお得なライトではないかと思うのであります。

勝手ではありますが。。森のなかま的にはArcher 1A v2は「2014年トキメキがドキドキライト男子1AAの部」でトップに躍り出ています(笑)

それでは!
コメント (4)
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