緑が茂る前の見通しの良い
竜沼(トップは「
五色沼の四季」さんです)♪
「のんびりと書いていくつもり」とは書きましたが、先々週からいまひとつの調子にワイフが喉をやられてしまいました。暑いこともありましたが昼夜の寒暖差も激しく仕事優先で毎日を過ごしていたところ、こんなに日が経ってしまいました。いかがお過ごしでしょうか。
本日はGWに出かけた裏磐梯旅行の最終日のお話であります。いまは新緑も深々となってしまったかと思いますが、よろしかったらお付き合い頂ければ幸いです。
5:10 低い雲が目まぐるしく流れていく磐梯山。旅先では何故か目覚めが早い森のなかま(笑)前日夜からドバーッと雨が降りましたが徐々に回復傾向です。
再び寝ようかと思いましたが寝られそうにもなかったので朝風呂に出かけます。好きな時にお風呂に浸かれる。いいですよねぇ~。
8:08 「モグモグ&モゴモゴまたの名をモグ男&モグ美」と磐梯山。朝ご飯を食べ終えチェックアウトも済ませました。あとは部屋のカギを返却するだけです。
さて最終日。行ってみたい場所は残雪があったり、最終日に行くにはちょっと時間的に難しいです。
「もう一周してもいいよ」とワイフ。
「さんせーい」
ということでホテルに手荷物を預け、午前中いっぱい使ってゆっくり五色沼を堪能。物産館で今度こそチャーシュー麺を頂こうという算段です。
8:48 ビジターセンター周辺でみつけた
ホオノキの新緑です。はい。何故かビジターセンターが開くのを待っています。何故かというと。。。
前日ホテルの方と話しをしていたところ、スーツの襟元にあるものを発見します。森のなかまは結構めざといのであります。
「あの。。それは。。もしかしてモモンガーのバッジですか?」と森のなかま。
「上司に「いいですね」と言ったら機嫌がよかったのかくれちゃったんです。付けざる得ないのです」
「いいなぁ」
「
ビジターセンターさんで販売していますよ」
このやり取りを覚えていたワイフが「地元の本や
キビタキもあるかも!」とビジターセンターに行きたがっていたのであります。
色んな種類があるカエデの新芽だと思います。最近の超絶技巧折折り紙みたいですが、考えてみれば複雑な葉っぱを小さなツボミに畳んでいるのはこちらが元祖であります。季節が変わる一瞬だけのために凄い機構を秘めているものであります。
ビジターセンターでモモンガー、キビタキのバッジ、図鑑や自然観察冊子を購入する事ができました。「では出発!」というところでポケットに違和感。。なんと部屋のカギを返すのを忘れていました。。。
ということで、一旦ホテルにもどりカギを返して再び五色沼入り口へと歩くのでありました。結局毘沙門沼をスタートしたのは9:45でした。
9:50 さっそく捕まります(笑)ハートの形がキュートであります。これはなんだろう。。。もう諦めかけたのですが
ビジターセンターさんの記事で見つけました。「
コヨウラクツツジ」というそうです。ハートの先端がパクッと割れて提灯袖状になるのであります。フェテッシュですよねぇ~。
こちらにもハートの形を見つけます。「
五色沼のハートの鯉」にあやかっているんですね。
「ぜったい。ぜったい揺らさないで!もう揺らさないで!」と女の子。かなり切羽詰まっています。
「はい。はい」と再び揺らす大人。。。そして声にならない声。。。身に覚えがありますが。。
大人っていぢわるですねぇ。
9:54 ハートはありませんが。。。とても巨大な鯉でした。。一番手前の子は胸ビレが手のようで陸にあがってきそうな迫力がありました。夢に出てきたら汗をかきそうです(笑)
鯉がちょっと怖かったですので。。再びツートーンの提灯袖を膨らませるコヨウラクツツジ。配色もステキだしかわいいし撮っているとうれしくなってきます。
10:18 毘沙門沼をバックに明るい新緑が春らしさを感じさせてくれます。ただ風が強く、太陽もあまり出ていませんでしたので寒いなぁと携帯温湿度計を見ると。。12度でした。寒いわけです。
巨大なハサミをもつカニさんか、コウモリのようにデレンと葉っぱを垂らしています。もう今の時期だとビンビンに葉っぱを展開していることだと思います。
白いチラチラが見えてきます。男性ならうれしく思うことでしょう(笑)ウツギだと思ったのですが、
オオカメノキではないかと思います(トップは「
四季の山野草」さんです)。
このクルクルと空軍バッジになりそうな羽のようなものが一つの植物から出てくるとしったときは驚きでした。
イヌガンソクというそうです(トップは「
石黒の昔の暮らし」さんです)。ウイングバッジは胞子葉というものだそうです。うーん。知らない事がいっぱいです。
10:25 はぁ。。下を向く白い可憐な花。それだけでヤラレてしまうわけなのですが、水の上に張り出して後ろ姿しか魅せてくれないところなんかは切なくてキュンキュンしてきます(笑)
モミジイチゴというそうです。
10:40 あちこちで見る事ができた
エンレイソウにも少しずつ陽が降り注ぎ始めました。
10:49
コースタイムは25分のはずですが1時間かけて赤沼に到着しました。のんびりいきましょう(笑)
ツタ状に絡まっているものから紫色の花がポッポと開いています。
ミツバアケビというそうです。既に美味しそうな予感をさせています。
10:55 ちょっとペースを上げてみました(笑)みどろ沼に到着です。
ここは場所によって色の違いがとても激しく不思議な所であります。
空の映り込みによる変化も合わせたら、この沼だけでも「五色沼」と言ってしまっても良いぐらいだと思います。。。が、そうでないところが現実の面白さなのであります。
11:03 ジャバジャバ。透き通った氷のような水が姿をグニャグニと形を変えながら静安定を求めて流れていきます。
時々ブシューっと泡になったりと大忙しです。
11:06 冒頭の竜沼です。
去年訪れた時は殆ど見られなかったので今回はしっかりと見させて頂きます。目が覚めるような派手さはありませんが他の沼にない落ち着いたようなものを感じます。自分にないもの。。。好きかも(笑)
11:09 林道を挟んで名前が無い沼があります。奥に水面に浮かんだ藻のようなものがプニュプニュのウォータベッドを造り、日差しが差し込んでいます。観光客がいなかったら小人さんがプニュプニュを楽しんでいるに違いありません。
11:13
前日と同じ場所から竜沼をとってみます。1時間半程遅い事もありますが印象が違うのであります。最初は五色沼を二周するというのもなんだかなぁと思いましたが、こうした違いを見る事ができて良かったなぁと思うのであります。
11:14 大勢の人出賑わう五色沼の中間地点。日差しが濃い影を作り出すようになりました。
それでは!