一緒に汚れていってくれるものがそばにあるのって結構ステキなことだと思います。
冬休み最終日であります。エーン。いかがお過ごしでしょうか。
今年初めての懐中電灯ネタですが。。やはり色がドンドン変化してしまうのでこの子を先に出しておきたいと思います。発売から1年以上が経ってしまっていますが性能や操作性はすこぶる良いEDC(Every Day Carry)懐中電灯であります。
左から
トラちゃん。2016 S Mini,
2015 S1 Ti, 単三電池, Sunwayman M11R。
CR123A1本もので引き合いに出してしまうM11R。今でも程よい大きさとリングセレクタといい今でも使うのが楽しい懐中電灯です。どうでも良いですが。。トラちゃんの姿から(人によっては)明らかなように
UltraTac K18 Miniと同じに日に撮りました。
いずれにせよ。。とっても。とっても。そして。。とっても小ちゃいS Mini。そして小ちゃいクセにパワフル。そしてかなり使い出があります。
12/10
40代最後の日に届いてコンパウンドで磨いて一緒に「よーいドン」しました。今見ると本当にこんな姿していたんだ。。と我ながら驚きです。
この手の変色する金属の懐中電灯は真空パックされていることが多いのですが、S Miniは特にそういった過保護な包装はされていません。
アマゾンでの取り扱いが2016/10/11とありましたので出荷から1年くらいたっているので結構いい色合いだったのですが。。ウレタンのようなものに半分陥没するように収まっているところで変色の具合が違っていたので最初からスタートすることにました。
撮影したのが12/14ですので使い始めて2週間でこんなになってしまいました。
キッタナイですね(笑)
ズボンのポケットに入れているので布と接触しているところから黒ずんできています。
均一に色をつけたい人はポケットに入れない方がよいでしょう。まぁ。。どのみち数ヶ月すると同じになるんですが。。
メーカ名やモデル名が刻印されている平らな部分は七色になっているのがわかり易いです。
この投稿を書いている1/2時点でも既に違う姿になりつつあります。変化の激しい頃なんです。半年もするとだんだんゆっくりしてきます。そして時々わすれられたり放って置かれたりして再会。。
あれーっ?君。。あのときのぉー?
タカチューン♪
とか。。それぞれのストーリーをやってみて下さい(笑)
S MiniはS1 Tiにあったランヤードホールやマグネットがなくなってしまいました。
ランヤードはクリップに引っ掛け易い穴などの代替え手段がありますし、キャップの開け閉めがしにくいのであまり使っていないので個人的には気にならないのですが。。
ひところ好きでなかったマグネットテールも便利な面にも気がついて気に入ってきましたので「あーやって、こーやって使ってやろう」と妄想していた事は諦めます。
というのも。。
コンパスを持つようになってから色んなものが磁気を帯びていたり発したりしていることを知り、前ほどきにならなくなったからです(感じ方には個人差があります)。懐中電灯はもちろんスマホなどなど。電車に乗りながらコンパスを見るモータ音のピッチと連動しているのがみられてちょっとした体験です。
磁気に弱いとされている製品もそれなりに対策はされているものの意図的に磁石をペッタリつけるべきではありません。森のなかまはそれほど繊細で高価なものが身の回りにありませんのでS1 Tiのマグネットを戻してやろうかと思っています。。ただ。。外したマグネットをどこへやったのやら(笑)
左が2015 Tiモデル。で右側が2016 S Miniのコリメータ(レンズ)です。あんまり変わらないようですが微妙にかわっているのかもしれません。
Moon: 0.5Lumens(30Days), Low: 12Lumens(64H), Mid:60Lumens(8.5H), High: 500+300Lumens(1.5H+120H)
ランタイムは3.0VのCR123Aのものだそうです。16340などではランタイムは短くなるかと思われます。
配光はやわらかく拡散してくれるコリメータが使われていてドーンと大きいセンタースポット。遠投は期待できませんが近場では使い易いものだと思います。森のなかまは市街地で使う時はLow, Midが多いです。
CWではなくNWでした。個体差かと思いますが緑っぽさの少ないとっても好きな色合いでした。
さて。。操作ですが。。。説明書には日本語の説明も普通に書かれていましたので、見れば全ても機能を使うことができるかと思います。ただ。。書き出すと長くなるので。。ちょっと長くなるので合間にテキトーに写真を挟んでいきます。「写真と文章がカンケーねーじゃん」って怒らないでくださいね。。
取り付け方法は多少異なりますが深々とさせる機能は健在です。
「長押し」は1秒以上ボタンを押し続ける操作を意味します。
消灯中にスイッチを1回クリックすると前回点灯したモードで点灯します。
点灯中にスイッチを1回クリックすると消灯します。
点灯している状態で長押しするとLow, Mid, High, Low...とくるくるモードが変わります。通常の調光操作ではMoonは現れません。
以上が基本操作になります。続いてオプション操作です。
消灯中に長押しすると必ずMoonで点灯します。
消灯、点灯に関わらずスイッチをダブルクリックするとHighモードで点灯します。
消灯、点灯に関わらずスイッチをトリプルクリックするとHighモードでチカチカとします(防犯用で一瞬の隙をつくるものです)。
Moonは結構特殊なポジションでして。。そもそも暗闇に慣れた目で使うような最低限の明るさ。使い慣れるとなかなか便利なのですが、使わない人はとても邪魔な調光モードで嫌う人も結構多いです。
2015年のTiとテールキャップをいれかえてみたらほぼ同じ高さになりましたねね。。
そしてMoonモードを使う人にとっては。。その機能から「かならずMoonスタートでないと意味がない」というものです。Moonを使いたいのに前回Highを使っていたので一度Highを経由しないといけない。。そもそも前回どんなモードを使っていたのかなんて覚えてはいないですよね。。
なので森のなかまは「オマケではない使えるLow, Moon」をもつ懐中電灯は多少不便でもLow, Moonスタートが好きです。
でも「便利」「実用性」といったことから前回使用したモードを記憶するメモリ方式などが好まれるようです。
なんだか中途半端な感じがして入れ替える必要はないですよね。。
S Miniは巡航速度たるMidが60ルーメンもありHighでは1分30秒は500ルーメン、その後は300ルーメンに落として運転できるような能力があります。しかも瞬間芸のようなものではなく結構実用的です。そう。。S Miniは「割と明るめな懐中電灯」なんだと思います。
そこにMoonが通常の調光モードに入っていると、森のなかまも「ちょっとMoon邪魔かな。。」と思ってしまいます。
そこを消灯中の長押しというちょっと面倒な儀式的な操作をすれば、必要な人には必ずMoonスタートできるUIは理にかなっていると思います。
同じ理由でダブルクリックというショートカット操作で一気にHighを繰り出せるのはタクチカル性こそありませんが、すぐに大光量が欲しいときにイライラすることもないかと思います。
どれくらいの光量が必要なのかは人にもよりますが、普段質素な使い方をしている人でも一気に燃え上がる恋の炎よろしく。普段豪快に光らせている人でも好きな子が寝ていたら「その優しさプライスレス」とか言いながらMoonを使いたいと思うことが3年に1度くらいあるかもしれません。
いつ挟んだのか覚えていない栞(しおり)から再開するのではなく、特定の操作で必ずMoon, Highを使い分けられるというのは素晴らしいことだと思います。長押し、ダブルクリックを判定できる電子スイッチ良さを活かしたUIの一つの完成形かと思います。
なので、多分今後入れ替えることもないのでちょっと多めに写真を載せてみました。。というだけです(笑)
さて。。まだありまして(笑)
消灯中に長押ししてMoonで点灯したままさらに長押しすると消灯します。ロックアウトモードといってクリックしてもMoonでピカッとするだけで、誤ってスイッチが入ってしまわないモードになります。解除するには再び二回分の長押し。。をするとMoonで点灯します。ロックアウトモード前に記憶していたモードは忘れてしまいます。
Moonに入った後スイッチのレリーズを検出しなければ以前のモードを忘れないというようなロジックを組めばできないこともないかと思いますが。。。これはこれで良いんだと思います。
こちらは使い始めて一週間くらいのころです。汚れっぷりも浅いですがバックが黒だとまた見え方が違ってきます。
そして。。「トンツー」操作。説明書には「ダブルクリックそてそのまま押し続ける」とあります。するとタイマーモードになります。健在です♪
一回ライトが点滅すると3分。2回点滅だと9分後に消灯します。
3分9分は「トンツー」でタイマーモードに入ってから「トンツー」で行います。
出た当初「何につかうんだ?」と思いましたが「寝床に入る前に天井に向けてトンツーしておけばライトを消す必要がないじゃん」と無理やり用途を考えてしばらく使ってみたのですが。。。これが。。。意外に。。。。。いいんです(笑)
高校生の頃冬になると学生服でキャンプしたりしていましたが(笑)寝袋に収まってポジションつくるまでのあ照らしてくれたら。。あの時。。勝手に消えてくれるのはなかなか良いもんです。今はこのモードの隠れファンです(笑)
というわけで、基本はシングルクリックでOn/Off。長押しで調光というベイシックな操作です。そして、ちょっと説明書をみれば「へーっ」という使い方もできるようになっています。
そして、オプションの機能が基本操作の邪魔をせずうまいこと隠されているのがとても気に入っています。
実は。。S Miniは数十回くらい購入を見送りました。それに
S1 Mini HICRIというOLIGHT社初の高演色タイプも出てきたので機能面で言えばそちらに傾いていましたが、真鍮で出来たこういった練られた懐中電灯が今後手に入れにくくなるだろうなぁという予感があったからです。
ひところ、真鍮や銅でできた懐中電灯がワラワラと出てきて森のなかまとしては嬉しいのですが、こういった素材を好まない人たちも多いことも理解しているつもりです。一社出し始めると色んなところがワーッと出して「やっぱり黒ずむのがイヤ。重いのイヤ」となって流通在庫が叩き売られるような状況。
実際叩き売りで安く購入してしまっているので何も言える立場ではありませんが、このような状況ですので今後メーカが出してくれるとは考えにくいです。
あるうちに購入しておこうかな?とポツポツと購入させてもらいました。
実用という観点ではアルミ製でHA処理されたボディが軽くて十分な機能を果たしてくれます。よっぽど熱を出すようなものでなければ銅や真鍮である必要は殆どないのかと思います。
もともと森のなかまは実用一点張りで懐中電灯を持ち歩いているわけではありません。またドレスコードのように電池の種類、重さやスペックにクライテリアをもっているわけではありません。。そういう点で森のなかまは「趣味で」懐中電灯が好きで真鍮という素材が好きな単なるオジサンなのだと思います。
自分が魅力的だと思う懐中電灯があれば素材や操作性などは「あれ?言っていたのとちがくない?」というような事もヘーキでありそうです(すみません)。
「趣味のストライクゾーンは広く」がシアワセかと思います。
右側は18350の銅で出来たメカチューブの
Oros Stealth Copper。森のなかまと一緒に汚れてくれる良い相棒。そしてTime Lessで付き合ってくれるTi。あるいはステンレス。それぞれ良いところがあります。
森のなかまが購入したときはアマゾンでは真鍮製は17個くらいはあったのですが今はないようです。それぞれの付き合い方で可愛がってくれるといいですねぇ〜。
銅製はまだあるようですので。銅や真鍮を愛するメカチューブのベイパーたちにも愛でてもらいたいものです。
それでは!