サクラの木下で賑わう白い花たち。
タマスダレさんかな?この光景が無性にかわいいと思ってしまいました。
早期大腸癌をやってから、年に一度は大腸カメラで見てもらおうと、土曜日に以前行ったクリニックに問診(下剤をもらいにいくようなかんじです)いきました。
お昼頃にワイフと駅で待ち合わせ。お腹がすいているので、
磯丸水産さんで丼ぶりを頂きます。リーズナブルお値段で早くてウマい。ピンのおじさんが多いのも間違いない証です。近所にあったら通うことまちがいなしです。
真っ直ぐ帰っても面白くないですので、一つ隣駅の元住吉
ブレーメン通りに行ってみようかと、動物的感で歩き始めるとそこは、
法政通り商店街という商店街でした。商店街は楽しいです。
商店街を歩いていると
小ちゃい橋と、小ちゃい川に出逢います。「これが観光案内でみた
二ヶ領用水かな?」と思い立ち止まります。
日曜日にあれこれ思いをはせながら、二ヶ領用水について調べてみると、これが結構おもしろいです。森のなかまは、政(まつりごと)の歴史より、こういう歴史が好きなようです。
川崎市のPDFには写真も豊富で文章だけでは分かりづらい構造物などもわかり勉強になりました。
2.1. 二ヶ領用水の歴史
関連する構造物のなかで
久地円筒分水というものがあるのですが、人類が抱えていた「水の公平な分配」という大きな問題に終止符を打った発明で、日本で開発されたそうです。こちらの方の説明がわかりやすかったです。
「
かわいい土木 水争いを丸く収める日本生まれの分水装置」by
建設業しんこうWeb
「
かわいい土木」はシリーズもので、読んでみたい記事が沢山あります。
調べてると面白くて、何時間でも見てしまいそうですので、これくらいに。
あれま。カッパちゃんです。気づかなかったワイフを呼んできます。
「
ニカッパ」というそうです。手作り感がとてもいいです。
この形状。車輪のゴムにローラーを接触させる、発電するとペダルが重くなる、ブロックダイナモに比べ、ペダルが軽いブリヂストン点灯虫のダイナモを思い出しました。青年時代にエラく感動して、これからの自転車ダイナモはこれだろうと夢見たものです(笑)
ダイナモがあれば発電。何かが光り。動き。音が出るはず。「さぁ、お前の属性はなんなのだ?」と言わんばかりにハンドルを回すと、ニカッパちゃんの目が点滅しました。やったー!ワイフにも回して人類の素晴らしさを共有しあいます。
交流発電なので、極性がLEDとあった時のみ、目が光、そうでない時は目が光らないので点滅するのでしょうか。楽しいひとときです。
近くにあったペイントされた石。愛を感じます。台風とか色々大変ですが、カッパのいる今市橋。いいなぁ、と思いました。
というわけで、水路沿いに歩くことにしました。東横線と直行する場所でお別れして、右に曲がれば元住吉にいけるはずです。水路沿いにはサクラの木が植えられています。
すぐ近くにタワマンが立つ武蔵小杉に、良い場所があるものです。そろそろ東横線と直行します。
東横線の向こう側も続いています。いい感じです。地図で調べてみると
稲毛・川崎二ヶ領用水余剰水取水口跡で消えていました。
しばらく水の加護を離れ、東横線沿いを歩きます。まっすぐですね。失礼な言い方ですが退屈に見えてしまう道も、何か一つ知ると俄然面白くなるのかもしれませんが、まだ「それ」を知っていないようです。歩きます。
あっ。こんなところに。少し楽しくなってきます。
だんだんと地形がらしくなってきます。
関東労災病院を通り過ぎると元住吉駅は近いです。
ブレーメン通りでみつけた楽しげな看板。
レオナさんです。
チェーン店も多いものの、昔ながらのお店も健在らしく、商店街に活気があります。
「さつまあげ」の文字が視界に入り、
能登屋 元住吉店さんで、色々買いました。プリッとした食感でおいしいさつま揚げでした。近所にあったら危ないかもしれません。
ブレーメン通りは果てしなく続いているようでした。アパートに戻るため折り返し、再び線路を渡り、今度は
オズ通りに出ます。
オズ通りには焼き鳥屋さんが何件かあります。初めて、持ち帰り専門店の「
とり角(かど)」さんで塩を購入しました。土曜日に食べましたが、これがまたウマイ。またイケないお店を見つけてしまいました。
再び水辺に戻ります。渋川というそうです。橋の欄干に萎んだ風船が。膨らんでいる風船をみつけて「だれか落としたんだろう、探しに戻って見つかったら嬉しいだろう」でも、取りに来られなかった風船なのかもしれません。と勝手に妄想し、気持ちだけを頂きます。
ここも渋川なのですが、水辺ではお馴染みの子達がわんさか生えています。他のところは刈り取られていたので、ここもそろそろ粛清にはいるのかと思います。
ちゃんと水が流れつづける水路を維持するのには、それなりに人手や費用がかかるものなのだと認識するのでありました。
夫婦でサクラの紅葉が好きだったりします。曇天ではありましたが橋から眺めたり、そばを通ったりなかなか楽しいです。
水路にはサギ歩いたり、飛んだりしているのを眼下にみることができます。しかもここは住宅地であります。
そろそろ、桜並木がおわります。
こ、これは豆大福好きの森のなかまには見過ごすことはできません。しかも日本酒?危険です。
しかし、お店はコンビニみたいなかんじです。中に入ります。
「大福はこちらでつくられてるのですか?」と森のなかま
「いえ、ヤマザキの大福です」
「なるほど」
ヤマザキが用意した販促用のノボリだったのでしょうか。たしか
ヤマザキの豆大福はゴツゴツするほど豆がはいっていたのを思い出し。二つ購入。日本酒は目に入れないように退散しましたが、ウマそうでした。
ちょっと調べたら、
熱量のあるレビューがありました。ですよね。
こんなところに神社が。石神宮。近くの橋が「石神橋」と書いて「しゃくじんばし」とあることから「しゃくじんぐう」と読むのでしょうか、道祖神さまのようです。
水瓶を覗かせてもらいます。金魚、金魚。
わいわいやってる子たちがいます。流されたり、また生えてみたりを繰り返しているのでしょうか。
こちらには、桁がかかっていました。この上に蓋をすると暗渠になるのでしょうか。それなりに桁に風格がでていますので、時間的には随分経っているので別の目的かもしれません。
足元にアスファルトとは違う感触があり、反射的に写真を撮りました。なにかブランドのモノグラムにも見えなくもありません。綺麗なパターンに金属のシミがステキに感じてしまいます(感じ方には個人差があります)。
渋川と矢上川の合流地点にやってきました。森のなかま夫婦は矢上川を南に下りたいのです。そのためには矢上川を一度北上し、橋を渡らないといけないようです(最短は先ほどの神社で橋を渡り、渋川の対岸を歩くというかんじです)。
しかし「矢上川にでれば後は川沿い」という短絡的な思考が支配していまいました。奥に見える橋を通り越し。。
新幹線高架下も通り越します。なかなか魅力的な高架下です。
なんだか先に普通電車が通っているのが見え「あれ?アパートの方には普通電車は通っていないハズ」と気づくと随分歩いてしまったようです。公園で少し休憩し気を取り直します。
ようやく先ほどの川の合流地点の対岸にまできました。約30分ですが、正解のルートでも20分くらいはかかったかと思います。
まぁ、回り道をした分、サギ同士の追っかけあいとか見られたので、悲しむ必要はありません。エンジョイ、エンジョイ。
春に葉を開くときは赤かいアカメガシワ。今は黄色と緑のきれいなグラデーションを魅せてくれていました。
いつものドラッグストアで買い物をしてアパートへ帰還しました。
17,000歩で9.4kmでした。ちと足がつかれましたが、水に導かれ普段は見かけないところを回れ、おいしいものにありつけたりと、楽しいおさんぽでした。
戦利品です。
武蔵小杉にモンベルが入っていたので、念願の
メリノウールのレッグウォーマーを奮発しました。
去年追加したメリノウールのネックウォーマー。最近ワイフもこの良さに気づき始め、ワイフようにもネックウォーマを購入。チクチクせず、暑すぎず丈夫なので、少し高めでも長く考えれば良い買い物なのかもしれません。
戦利品2は、元住吉ブレーメン通りで簡易店舗のタオル屋さんでみつけたシマエナガのバンダナ。気持ちもホッコリできそうです。
それでは!