目覚めれば外は雪、ようやく雪が来た。
今日は外での作業はできない。じたばたしてもどうしようもない、ゆったりと落ち着く。
WALKMANでマーラーを聞く。
マーラーを楽しむためには大音量が必要、通常アンプのボリームは12時近くまで上げる。夜間はさすが周辺が気になり心底楽しむことはできない。
極彩色、墨絵、 咆哮、静寂、透明、地鳴、すさまじい音圧、ダイナミックレンジ、相反する要素を包含したマーラー、とうていWALKMANでは無理と。
ためしに2番を入れて聞いてみる。ボリームは27、フルボリュームに近い。
イヤースピーカーとは思えない迫力、透明感、各楽器のパートをきっちり聞き取れる分解能、うねるようなコントラバスの低音。
WALKMAN-A840のデジタルアンプの優秀性だろうか。すっかり満足してしまう。
若い頃、帰宅は12時ごろ、到底大音量で音楽など楽しむことはできない。そこでSTAXのヘッドフォンを愛用していたが、いったいどんな音だったのであろうか?
(STAXが健在なのを今日知った。)
すぐに1、4、5、8、9番を取り込み聞き続ける。こんなに立て続けににマーラーを聞いたことは初めての経験だ。
一日雪は降り続いている。2度ほどビニール温室の屋根の雪を落としに外に出たが、マーラーは耳になり続けている。
今日は積雪は20センチ、12月1日グランデコスキー場オープンとの連絡が入る。いよいよスキーシーズン到来。