この酒を飲むと、吐く息までがさわやかな、淡泊な草の香りを帯びるような気がしてくる。
強烈なのに、その強烈さをちっとも感じさせない。ふしぎな酒である。(開高健)
久しぶりにズブロッカを飲む、この酒を知ったのは開高健の随筆集。
残念ながら手元にあるのはノンフィクション「全5巻」の『孔雀の舌』
これも『地球はグラスの縁を回る』『眼ある花々』『新しい天体』
等々の合本であるので正確な出典が解らなくなってしまった。
といって『孔雀の舌』を全部読み直す気はない。
ストレート、口に含めば桜餅の桜の葉の爽やかな香り、トロリとした甘さ、
外は雨、夕食後はゆったり開高健を読みながらズブロッカの香りを楽しむとするか・・・
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