裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

ダブルファンタジー

2008年12月16日 | Helleborus (クリスマスローズ)

昨年冬、たくさんつぼみの付いたクリスマスローズ、ニゲルを買った。そして次から次冬の窓辺で咲く純白の花の美しさ、さらに2年ほど前、地植えにしたオリエンタリスが雪融けとともに今年初めて花開き、そのシックな美しさに愕き、すっかり虜になってしまった。そしてヘルボルスの苗の出回る11月、早速あちこちの園芸店からダブルを中心に20数種買い集め、窓辺に置き、成長を見守っていた・・・長い冬の楽しみに・・・暖かい窓辺、苗はどんどん成長する。早くも今日、その一つにつぼみを発見する。それはダブルファンタジー。原種ニゲルの八重交配種、原種系は一年でつぼみをつけることがあるらしい。さらに根本にはたくさんのつぼみらしきものあり。
春、雪融け、すべてのこれらの苗を地植えにするつもりだ。再来年、大きくなった苗のすべてに花が咲くことだろう。先の長い話だが楽しみな事である。ガーデニングは想像力がないとやってゆけない、とつくづく思う。

コメント

一日樵の仕事

2008年12月15日 | 薪ストーブ
裏磐梯に居を移して早17年、庭に植えた木は200本以上はあるに違いない。それらの木は想像していた以上に生長し、大きくなり、今や風通しや日当たりが悪くなってしまった。雪国の冬は特に太陽光線が貴重だ。裏庭、南側にある大きく枝を伸ばしたカラマツ、直径40cm以上の大木、葉を落しているとは言え、大きく陽光をさえぎっている。長考の末、伐採を決意、そして今日。一枝とて無駄にしない、きちっとカラマツの命を薪エネルギーとしていただこうと思う。
ところで今年のヨーロッパの旅はドイツ、スイスをかすめた旅でもあった。車窓を流れる風景の中にどれほど多くの薪の山を見たであろうか。きれいに積まれた薪山、森の中に、畑の片隅に、庭に、家の壁に。そして多くの家の煙突から立ち昇る紫煙。この風景を目撃すれば消費される全エネルギーに対する薪エネルギーの比率、欧米諸国は平均8%(晶文社出版、薪ストーブの本より)も信じられない数字ではない。なんと森林大国日本は0.2パーセントだという。これほど地球温暖化防止策が語られる中、再生可能、リサイクルエネルギーとしての薪エネルギーについて語られないのは大変不可解である。
コメント

黒木の山の新雪

2008年12月14日 | 磐梯高原・山・森・花
夜半より降り出した雪はわずか数センチの積雪、裏磐梯のスキー場はともかく、表磐梯のスキー場はもっともっと降ってほしかったであろう。
新雪の朝の風景は新鮮ですがすがしく、とても好きだ。
粉砂糖を降りかけたような山、黒木の森の美しさはなんとも美しい。
そんな風景が見たくて秋元湖湖畔に行く。

コメント

穏やかに・・・

2008年12月13日 | 裏磐梯・湖沼
風がない、そして暖かい。
甲府沼の氷は融けてしまった。静まり返る水面は完璧な鏡となり、湖畔の風景を映しこんでいる。
コメント

ああパリの3日間・・・②

2008年12月12日 | 
今日はおのぼりさんコース、エッフェル塔、そしてセーヌ川クルーズから。居ながらにしてパリの代表的風景画が窓の外を流れる。東京に長く生活していて東京タワーに行った事がなかった。果たしてパリジャン・ジェンヌはエッフェル塔に行くのだろうか?上陸後オペラ・ガルニエ(オペラ座)に当日券を買いに行く。今日の演目はベートーベン、フィデリオ。ラッキー、2枚手に入れることができた。オペラ通り界隈は日本理店が多い。旅行中に日本料理が食べたくなることはなかったが・・・適当に寿司屋に。うわさ通り、多くの日本料理店は中国人が経営、ここも日本人の顔をしたウエイトレスはまるで日本語が通じない。キリンビールに握りずし。ああ、客は覚束ない手つきで寿司を食べ、スプーンでお椀の味噌汁を飲んでる・・・
メトロでオルセーへ。教科書で見慣れたあの印象派の絵画が無防備に手の届くところにある、ある、ある。ミレー、晩鐘、落穂拾い、ゴッホ、自画像、ルノアール、ムーラン・ド・ギャレット、ゴーギャン、タヒチの女・・・(枚挙に遑がないのでやめる)そんな名画に立ち止まる人もまばら。9月、上野の大混雑の中で見たコローの絵を再びパリで独占して見ている贅沢・・・
残念な事、それはオランピアがなかった、一番見たかったオランピアが貸し出し中だったのだ・・・セーヌ川を渡りコンコルドからロワイヤル通り、昨日は立ち並ぶ人で溢れていたLaduree、今日は空いている。マカロンと思ったが店内に入るやショソン・オ・ポンムが目に飛び込む。求めていた寒いリンゴの季節、ノルマンディーの味、フランスの香り・・・ラデュレのショソン・オ・ポンムの目を見張る美味しさ。ギャラリー・ラフィエットでゆっくり買い物。マキシムで軽い夕食後、オペラ座へ。
醜悪とも思えるほどのゴテゴテした装飾。開演、フィデリオ序曲、ホールが鳴る。やがて興奮は弛緩に、夕食のワインの酔いか、疲れか、瞼が落ちる。舟をこぐ。ベートーベンが鳴る。目覚める。天井画のシャガールを見上げる。また快い眠り・・・隣の女房も同じ状態のよう。オペラを聞きながら居眠りするこの贅沢・・・
メトロでホテルへ。回数券カルネもちょうど使い切った・・・
コメント

ああパリの3日間・・・①

2008年12月11日 | 
今日も恵みの小春日和。やり残し、気がかりの作業、まずは薪割り、そしてバラの冬囲い補強。珍しく夕暮れまで頑張る。
夜はあきもせず、今日も旅のビデオを観ている。パリ・・・すぐにでもまた飛んでゆきたい・・・ジュネーブからTGVでパリ・リヨン駅。昨夜はホテル着が11時過ぎ。それなのに朝食もそこそこにメトロでルーブルへ。モナリザ、ミロのビーナス、民衆を導く女神、書記坐像、レースを編む女、etc.歩いて歩いて観た観た観た。すでに疲れた。セーヌ川沿いのカフェで昼食。そしてノートルダム寺院、あのバラ窓、すごいすごい。メトロでオペラ。デパート歩き、プランタン、ギャラリー・ラフィエット
。歩いて歩いてマドレーヌ寺院、コンコルド広場、そしてシャンゼリゼ通りをぶらつくころには宵闇、あの世界一?のクリスマスイルミネーション点灯、エッフェル塔もまた・・・にぎわうクリスマスマーケット、食事、ワインを楽しむ人々で満席のカフェー。ああ今パリにいる、パリの空気を吸っている・・・凱旋門でUターン、今日の夕食の日本人オーナシェフ、マコト・アオキを目指す。見事迷う。彷徨う。メチャメチャ疲れる。そんな時、妙齢のパリ在住の美人日本女性、何かお探しですか? 親切にも店近くまで案内される。私もよく行く美味しいお店です。ゆっくりお楽しみください・・・フルコースにワイン、美味しい食事、心地よい酔い。ホテル帰着今日もまた11時過ぎ・・・つかれた、疲れた・・・明日は?
コメント

気温10℃超える

2008年12月10日 | 日常生活
暖かい。庭の雪もほとんど融けてしまった。フキノトウでも顔を出すのではないかと思うほど。雪がないと非常に動きやすい。生活しやすい。雪はスキー場にありさえすればいい、このごろ雪を疎ましいもの、と思う時が多くなってしまった。これはよくない兆候・・・雪を愛さなければと思う。雪の中の生活を楽しまなければいけないと思う、が・・・
コメント

布引高原

2008年12月09日 | 裏磐梯の近くに・・・
暖かい。下った猪苗代では気温11℃、まるで春のようだ。のびのびした気分で湖畔に立つ。対岸遠く布引高原の風車がはっきり見える。今までどうしてこの風車に気付かなかったのであろうか、とても不思議だ。高さ約100m、羽根の長さ約30mの巨大風車が33基、発電出力65,980kw.国内最大出力の風力発電設備だという。知らなかったなあー。近いうち布引高原に行ってみよう、と思う・・・




コメント

冴え冴え

2008年12月08日 | 裏磐梯・湖沼
気温は低いものの、すばらしい天気。2日前に降った新雪の森を抜け、甲府沼にゆく。凍り始めた水面に午後の陽光が鈍く反射して眩しい。
凛とした冬の甲府沼の風景。
コメント

ベルナーオーバーランド・・・冬

2008年12月07日 | 
旅から帰り、日常の体調に戻りつつある。
改めて雪をまとったベルナーオーバーランドの山々の迫力を思い出している。インターラーケンオスト→ラウターブルネン→クライネシャイデック→グリンデルワルド→オストに戻るラウンドトリップを試みる。ラウターブルネンでアプト式の電車に乗り換えるころ、白きベルナーオーバーランドの山々の迫力に興奮する乗客達、車内を右に左に、飛び交うアラブ語、ロシア語、フランス語、韓国語、etc.騒がしい事おびただしい。アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が見え始め、次はクライネシャイデックというころ、突如濃いガスが山頂付近にかかったと思いきや、強風、ブリザードに揺れる電車、そしてストップ。しばらくして女性車掌が車内を回り、悪天候のためラウターブルネンに引き返せざるをえないという。やっと乏しい語学力でも解った。ああなんということだ。
だがこれで近い将来、グリンデルワルドに1,2週間滞在し、あちこち自由気ままにトレッキングを楽しもうという思いがさらに強まった事だけは確かだ。
コメント