裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

一日樵の仕事

2008年12月15日 | 薪ストーブ
裏磐梯に居を移して早17年、庭に植えた木は200本以上はあるに違いない。それらの木は想像していた以上に生長し、大きくなり、今や風通しや日当たりが悪くなってしまった。雪国の冬は特に太陽光線が貴重だ。裏庭、南側にある大きく枝を伸ばしたカラマツ、直径40cm以上の大木、葉を落しているとは言え、大きく陽光をさえぎっている。長考の末、伐採を決意、そして今日。一枝とて無駄にしない、きちっとカラマツの命を薪エネルギーとしていただこうと思う。
ところで今年のヨーロッパの旅はドイツ、スイスをかすめた旅でもあった。車窓を流れる風景の中にどれほど多くの薪の山を見たであろうか。きれいに積まれた薪山、森の中に、畑の片隅に、庭に、家の壁に。そして多くの家の煙突から立ち昇る紫煙。この風景を目撃すれば消費される全エネルギーに対する薪エネルギーの比率、欧米諸国は平均8%(晶文社出版、薪ストーブの本より)も信じられない数字ではない。なんと森林大国日本は0.2パーセントだという。これほど地球温暖化防止策が語られる中、再生可能、リサイクルエネルギーとしての薪エネルギーについて語られないのは大変不可解である。
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