半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

国立博物館で 『黄金のアフガニスタン ~守りぬかれたシルクロードの秘宝~』 を見ました。

2016-05-04 23:41:38 | 美術館、展覧会
今日は久々に娘が帰ってきたので 『若冲展』 を見ようと思って家族四人で上野の東京都美術館まで出掛けたのですが……やはりゴールデン・ウィークの混雑は半端じゃありません。ご覧のような長蛇の列で100分待ち!となっておりました。トホホ~、これじゃ入場できても作品の鑑賞は無理だなぁ。






というわけで、急遽プランBに作戦変更。国立博物館の表慶館に向かいました。




現在開催されている特別展はこちら、 『黄金のアフガニスタン ~守りぬかれたシルクロードの秘宝~』 です。幸いこちらの方は待ち時間0分でした (笑) 。






アフガニスタンでは1979年のソ連の軍事介入とそれに続く内戦により、国内情勢が非常に不安定な状況になってしまいました。その後、博物館は砲撃により壊滅的な被害を受け、貴重な収蔵品の多くも略奪等により失われてしまったと考えられていたですが……





……実は秘宝の数々はそのような状況が訪れることを危惧した博物館の職員達の手により密かに運び出され、大統領府の地下にある金庫に隠されていたのでした。その秘密が明らかにされ、これらの秘宝が再び日の目を見ることになったのは実にその十数年後、2004年のことでした。

実はアフガニスタンの秘宝?と聞いてもあまり具体的なイメージが湧かなかったのですが、非常にバリエーションが広かったのでちょっとビックリ。アフガニスタンにギリシア人の植民都市があったなんて、まったく知りませんでした。

今回の目玉であるティリヤ・テペの遊牧民の王族の墓から発掘されたという黄金の装飾品の数々はもちろん素晴らしかったものの、個人的に最も目を奪われたのはギリシャ人の都市、アイ・ハヌから発掘された 《キュベーレ女神円盤》 でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする