移動中、少し時間の余裕があったので、東京オペラシティ アートギャラリーに寄ることにしました。
現在開催されている企画展はこちら、 『荒木経惟 写狂老人A』 です。荒木経惟さんの作品、ちゃんとした単独の企画展を訪問したことがなかったので、この機会に観ておこうと思ったのです。
中々上手い表現が見つからないのですが、作品から出てくる圧力が凄まじく、どっと疲れました。表現手段は異なるものの、何となく草間彌生さんの作品と通じる物を感じます。
この 《空百景》 と・・・・・・
・・・・・・ 《花百景》 を観て、多くの作品を並べることによって得られる効果というものを再確認しました。怪談の百物語じゃないですが (笑) 、点数が百を超えると、何か別の領域に入る扉を開くことが出来るのかな?。
この作品の前に立ってしばらく眺めていたら、決して個々の作品がランダムに並べられているわけではないことに気付きました。やはり全体で初めて一つの作品というということだったんですね。
その他、初期 (1964年) の 《八百屋のおじさん》 も中々興味深い作品でした。
この企画展、荒木経惟さんの作品に対するステレオタイプなイメージをお持ちの方にこそお薦めしたい内容だと思いました。会期は今度の日曜日、9月3日までとなっておりますのでお見逃し無く。