さて、今日は昨日のブログの続きです。
国立西洋美術館では、企画展示室を使ったメインの企画展と同時に、新館の奥の版画素描展示室で小企画展が行われているのが普通です。今回は 『内藤コレクション展 ゴシック写本の小宇宙 文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵』 という大変面白そうな展覧会をやっていたので、迷わず観てゆくことにしました。
簡単に説明してしまうと、まだ印刷の技術がなかった頃に製作された手写本の展覧会ですね。もちろん写本自体は今までに色々な所で目にする機会がありましたが、このようにまとまった数の写本を観るのは初めての経験でした。
小さな文字や絵をすべて手作業で正確に複写していたわけですから、当時の本が恐ろしく価値のある特別な物であったことは容易に想像できますね。写真撮影可だったものの、さすがにこれは実物を見ないと何も分からないだろうなぁ・・・・・・
この展覧会、会期は 『ハプスブルク展』 と同じ1月26日までですので、もし 『ハプスブルク展』 を観に行こうとお考えの方がいらっしゃるようでしたら、くれぐれもお見逃しなく。展示室の外で写本のやり方を紹介した映像が上映されておりますので、それもスルーしないで下さいね。